偏差値帯:35.0(Tier A)
就職率:98.3%(就職希望者ベース・パスナビ)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「宇都宮共和大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、宇都宮共和大学の現実をデータで確認していこう。
宇都宮共和大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。宇都宮共和大学は栃木県宇都宮市にある私立大学で、シティライフ学部と子ども生活学部の2学部構成。河合塾の偏差値はどちらの学部も35.0だ。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| シティライフ学部 | 35.0 |
| 子ども生活学部 | 35.0 |
出典:Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)
河合塾の偏差値で見ると35.0。BF(ボーダーフリー)の一歩手前という水準だ。ただ、ベネッセの偏差値だとシティライフ学部44〜47、子ども生活学部43〜45と表示される。偏差値は模試ごとに出し方が違うから、河合塾の数字だけで全てを判断するのは早い。
共通テスト得点率はシティライフ学部で64%、子ども生活学部で56%。共通テスト利用で受けるなら、それなりの得点が必要になる。では入試の実態はどうか。
倍率(2025年度入試)
| 学部 | 入試区分 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| シティライフ学部 | 全選抜合計 | 81 | 69 | 1.2倍 |
| シティライフ学部 | 一般選抜 | 8 | 4 | 2.0倍 |
| シティライフ学部 | 特待生入試 | 34 | 26 | 1.3倍 |
| 子ども生活学部 | 全選抜合計 | 68 | 64 | 1.0倍 |
| 子ども生活学部 | 一般選抜 | 12 | 10 | 1.2倍 |
| 子ども生活学部 | 特待生入試 | 21 | 19 | 1.0倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
全選抜合計で見ると、シティライフ学部1.2倍、子ども生活学部1.0倍。倍率だけ見れば「誰でも入れる」と言われても仕方ない数字ではある。ただ、一般選抜に限ればシティライフ学部は2.0倍と、半数は落ちている計算になる。特待生入試も1.3倍で、全員合格ではない。
推薦・総合型選抜が中心の入試構造は、この規模の地方私大では一般的。重要なのは入口の倍率ではなく、出口の就職実績だ。
宇都宮共和大学の就職実績
偏差値35.0という数字を見て「やばい」と感じるのはわかる。でも大学の価値は、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを確認しよう。
学部別就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| シティライフ学部 | 70 | 68 | 66 | 97.1% |
| 子ども生活学部 | 50 | 48 | 48 | 100% |
| 全体 | 120 | 116 | 114 | 98.3% |
出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)
就職希望者116名のうち114名が就職。全体の就職率98.3%。子ども生活学部に至っては5年連続で就職率100%を達成している。全国平均(約97%前後)を上回る水準だ。偏差値35.0の大学で「やばい」と検索されているにもかかわらず、就職率は全国トップクラスと言っていい。
子ども生活学部の就職率100%は、幼稚園教諭一種免許と保育士資格のダブル取得ができるカリキュラムが大きい。資格を持って卒業できるから、就職先に困らない構造になっている。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| シティライフ学部 | 栃木県庁 / 宇都宮市役所 / 足利銀行 / 栃木信用金庫 / 損害保険ジャパン / JAうつのみや / 栃木トヨタ / 東武ホテルマネジメント / ヨドバシカメラ / ジョイフル本田 / カワチ薬品 |
| 子ども生活学部 | 宇都宮市(保育士) / 鹿沼市(保育士) / 栃木市(保育士) / 壬生町(保育士) / 栃木県警察 / 各認定こども園・保育所・幼稚園 |
出典:パスナビ / 宇都宮共和大学公式
栃木県庁、宇都宮市役所、足利銀行——栃木県の主要企業・官公庁に就職実績がしっかりある。損害保険ジャパンのような全国規模の企業名も並ぶ。子ども生活学部は公務員保育士として宇都宮市・鹿沼市・栃木市など複数の自治体に採用されている。
小規模な大学だからこそ、一人ひとりへのキャリアサポートが手厚い。キャリア相談室では個別指導に重点を置いた就職支援を行っており、公務員試験対策講座や宅建資格取得講座も開設されている。この手厚さが98.3%という数字につながっている。
同偏差値帯の大学と比べると?
宇都宮共和大学だけ見ていても相対的な立ち位置がわからない。同じ栃木県内の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 宇都宮共和大学 | 35.0 | 98.3% | 約388万円 |
| 作新学院大学 | BF〜35.0 | 98.9% | 約438万円 |
| 白鷗大学 | 35.0〜37.5 | 99.4% | 約448万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / Kei-Net(2024〜2025年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。就職率は3校とも98%以上と高水準で、栃木県の私大はどこも就職支援に力を入れていることがわかる。白鷗大学の99.4%が頭一つ抜けているが、宇都宮共和大学の98.3%も十分な数字だ。
注目すべきは学費。宇都宮共和大学のシティライフ学部は4年間で約388万円。作新学院大学の約438万円、白鷗大学の約448万円と比べると、50〜60万円安い。同じ偏差値帯で就職率もほぼ同水準なら、学費の安さは大きなメリットだ。限られた予算で大学に通いたい人にとって、コスパの良い選択肢と言える。
「宇都宮共和大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
宇都宮共和大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の煽りや序列ランキングが拡散されやすい構造がある。
さらに、定員割れの問題も指摘されている。子ども生活学部では収容定員に対する充足率が約6割にとどまっており、「経営が危ないのでは」という声がネット上に出やすい。ただし、定員割れ=大学の価値がないではない。少子化の中で地方の小規模私大が定員を満たせないのは構造的な課題であり、宇都宮共和大学だけの問題ではない。
もう一つ、1999年に「那須大学」として開学し、2006年に現在の「宇都宮共和大学」に改称したという経緯もある。名称変更はブランドの連続性を断つリスクがあり、知名度が分散する原因になりやすい。
ただし、データを見ればわかる通り、宇都宮共和大学の実態は「やばい」とは異なる部分も多い。就職率98.3%、子ども生活学部は5年連続100%。栃木県庁や足利銀行への就職実績——これは「やばい」では片づけられない成果だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率98.3%、子ども生活学部は5年連続100%。栃木県庁・宇都宮市役所・足利銀行——宇都宮共和大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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