偏差値帯:35.0〜37.5(Tier A)
就職率:92.8%(文学部・就職希望者ベース)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「鶴見大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、鶴見大学の現実をデータで確認していこう。
鶴見大学はFラン?誰でも入れる?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。鶴見大学は文学部と歯学部の2学部構成。河合塾の偏差値で35.0〜37.5の範囲に収まっている。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 文学部 日本文学科 | 35.0 |
| 文学部 英語英米文学科 | 35.0 |
| 文学部 文化財学科 | 35.0 |
| 文学部 ドキュメンテーション学科 | 35.0 |
| 歯学部 歯学科 | 37.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
文学部は全学科35.0。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯だ。歯学部は37.5とやや高め。「Fランか?」と聞かれたら、偏差値の数字だけ見れば厳しい位置にいるのは事実。ただし、偏差値は入試難易度の指標であって、大学で何を得られるかとは別の話だ。
鶴見大学は1963年に設立された曹洞宗系の大学で、横浜市鶴見区にキャンパスがある。JR鶴見駅から徒歩5分という立地の良さと、文化財学科やドキュメンテーション学科といった他大学にはない独自の学科構成が特徴だ。
「誰でも入れる」という声についても、入試データで確認しておこう。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 文学部(全選抜合計) | 1.1倍 | 1.1倍 | 1.1倍 |
| 歯学部(全選抜合計) | 1.3倍 | 1.2倍 | 1.2倍 |
出典:パスナビ(2023〜2025年度入試結果)
文学部は3年連続で1.1倍。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。歯学部は1.2〜1.3倍で、文学部よりは競争がある。ただ、倍率が低い=価値がないではない。入口の数字だけで判断するのは早い。この先の就職データを見てから判断してほしい。
鶴見大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大学の価値は、卒業後にどうなれるかで決まる。鶴見大学の就職データを見てみよう。
就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 242 | 208 | 193 | 92.8% |
| 歯学部 | — | — | — | ※歯科医師国家試験経由 |
出典:パスナビ(2025年3月卒業生実績)
文学部の就職率は就職希望者ベースで92.8%。全国平均(約97%前後)と比べるとやや低めだが、文学部系統の就職率としては標準的な水準だ。歯学部は歯科医師国家試験を経て、大学病院や総合病院、歯科医院に進む。第118回歯科医師国家試験(2025年)の新卒合格率は68.8%だった。
文学部で注目すべきは、教育委員会への就職実績。横浜市・神奈川県・川崎市・東京都の教育委員会に毎年就職者を出しており、教員を目指す学生にとっては実績のある環境だ。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 教育・公務員 | 横浜市教育委員会 / 神奈川県教育委員会 / 川崎市教育委員会 / 東京都教育委員会 / 東京消防庁 |
| 金融 | 横浜銀行 / 神奈川銀行 |
| ホテル・サービス | ホテルニューグランド / アパホテル / 星野リゾート |
| 小売・流通 | ノジマ / クリエイトエス・ディー / ヨドバシカメラ / ウエインズトヨタ神奈川 |
| 不動産・その他 | 住友不動産販売 / 学研ココファン / マーキュリー |
| 歯学部 | 各地大学病院 / 各地総合病院 / 開業歯科医院 |
出典:パスナビ / マナビジョン(2025年3月卒業生実績)
横浜銀行、星野リゾート、住友不動産販売——偏差値35の大学の就職先として見ると、悪くないラインナップだ。特に英語英米文学科からホテルニューグランドや星野リゾートへの就職は、学科の学びが直結している好例。文化財学科からは学芸員や埋蔵文化財調査員として活躍する卒業生もいる。
鶴見大学の強みは、文化財学科・ドキュメンテーション学科という専門性の高い学科を持っていること。図書館司書や学芸員といった資格職を目指せる環境は、偏差値だけでは測れない価値がある。
同偏差値帯の大学と比べると?
鶴見大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ神奈川県内の私大で、近い偏差値帯の大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 鶴見大学(文学部) | 35.0 | 92.8% | 約432万円 |
| 関東学院大学(文系学部) | 35.0〜40.0 | 95.9% | 約470万円 |
| 横浜商科大学(商学部) | BF〜35.0 | 99.0% | 約440万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
就職率は関東学院大学95.9%、横浜商科大学99.0%に対して、鶴見大学は92.8%。数字だけ見ると差がある。ただし鶴見大学の文学部には、教員や学芸員・司書など資格取得を目指して就活時期が遅れる学生が一定数いる。この点は文学部系統の特徴として理解しておく必要がある。
学費は4年間で約432万円。3校の中で最も安い。関東学院大学より約40万円、横浜商科大学とはほぼ同水準だが、鶴見大学は文化財学科やドキュメンテーション学科など独自の学科を持っている分、学びの選択肢の幅が広い。コストパフォーマンスという点では、決して悪くない。
「鶴見大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。鶴見大学も文学部の偏差値35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、歯学部の歯科医師国家試験合格率が話題になりやすい。ストレート合格率(6年で卒業して一発合格する割合)は約33%と、全国の歯学部の中でも厳しい数字だ。この情報がネット上で「やばい」という検索ワードと結びつきやすい。ただし、これは歯学部固有の問題であり、文学部とは事情が全く異なる。
また、神奈川県には横浜国立大学や慶應義塾大学(日吉キャンパス)など知名度の高い大学が多い。同じ横浜市内にこれらの大学があることで、比較されやすい構造がある。
ただし、データを見ればわかる通り、鶴見大学の実態は「やばい」では片づけられない部分も多い。横浜銀行や星野リゾートへの就職実績、教育委員会への安定した就職、文化財学科やドキュメンテーション学科という独自の専門性——偏差値だけでは見えないものがある。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。鶴見大学には文化財学科やドキュメンテーション学科という他にない強みがある。横浜銀行・星野リゾート・教育委員会——行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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