偏差値帯:BF(入学試験なし)(Tier A)
就職率:公表データなし(在学生の多くが社会人)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「東京通信大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、東京通信大学の現実をデータで確認していこう。
東京通信大学の偏差値と入試難易度
まず最初に押さえておくべきことがある。東京通信大学は2018年に開学した完全オンライン型の通信制大学だ。学力試験を課さない入試方式のため、一般的な大学のような偏差値は存在しない。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値 |
|---|---|
| 情報マネジメント学部 | BF(入学試験なし) |
| 人間福祉学部 | BF(入学試験なし) |
出典:パスナビ(2026年度)
情報マネジメント学部と人間福祉学部の2学部構成。どちらもアドミッションポリシーに基づき、学力試験ではなく意欲や経験を評価して入学者を受け入れている。偏差値がBFだからといって「学力が低い人の集まり」というわけではない。在学生の約半数は社会人で、10代から80代まで幅広い年齢層が学んでいる。
通信制大学に偏差値の概念を当てはめること自体がそもそもズレている。通学制の大学と同じ物差しで測れないのは当然だ。大事なのは「入口の偏差値」ではなく、何を学べて、卒業後にどうなれるかだ。
入試の倍率についても確認しておこう。
倍率推移
| 年度 | 倍率 |
|---|---|
| 2025年度 | データ非公開(学力試験なし・書類選考のみ) |
| 2024年度 | データ非公開(学力試験なし・書類選考のみ) |
| 2023年度 | データ非公開(学力試験なし・書類選考のみ) |
出典:東京通信大学公式
東京通信大学は書類選考のみで合否が決まるため、一般的な入試倍率のデータは公開されていない。「誰でも入れる」と思われがちだが、入学後に求められるのは自己管理能力と継続力だ。15分の講義動画を視聴して小テストをこなすスタイルで、サボれば単位は取れない。
実際、通信制大学全体の卒業率は一般的に10〜20%と言われる中で、東京通信大学の最短修業年限での卒業率は80.1%。入るのは簡単でも、卒業までたどり着けるかどうかは別問題——その中で8割が卒業しているのは、大学のサポート体制が機能している証拠だ。
東京通信大学の就職実績
通信制大学だからといって就職に不利なのか。これは多くの人が気になるポイントだと思う。ただ、東京通信大学の場合は少し事情が違う。在学生の多くがすでに社会人として働いている。つまり「就職率」という指標がそもそも一般の大学とは意味が異なるんだ。
就職率
| 学部 | 就職率 |
|---|---|
| 情報マネジメント学部 | 公表データなし(社会人学生が多く、伝統的な就職率の算出が困難) |
| 人間福祉学部 | 公表データなし(資格取得を目的とした在職者が多数) |
出典:東京通信大学公式
学部別の就職率は公表されていない。ただしこれは「就職できない」という意味じゃない。在学生の多くはすでに働きながら学んでいる社会人であり、「卒業後に就活する」という一般的な大学生のパターンとは前提が違う。キャリアアップや資格取得、学士号の取得を目的に入学している人が大半だ。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先・キャリア実績 |
|---|---|
| 情報マネジメント学部 | 日本アイ・ビー・エム / カプコン / アクセンチュア / 富士通 / サイバーエージェント / 三菱UFJインフォメーションテクノロジー / ローソン / スターバックス コーヒー ジャパン |
| 人間福祉学部 | 厚生労働省 / 国土交通省 / 埼玉県 / 川崎市 / 堺市 / 福井県庁 / 各地の医療法人・社会福祉法人 |
出典:パスナビ / 東京通信大学公式(2024年度実績)
IBM、アクセンチュア、富士通、カプコン、サイバーエージェント——情報マネジメント学部の就職先リストを見て驚く人もいると思う。IT・Web業界の大手企業が並んでいる。人間福祉学部は厚生労働省をはじめとする行政機関や、医療・福祉の専門機関への就職実績がある。
もちろん全員がこういった企業に就職するわけじゃない。でも「通信制大学だから就職できない」というイメージとは、かなり違う実態がここにある。特に情報マネジメント学部は、IT・情報システムコースやデータサイエンス・社会調査コースなど実践的なカリキュラムが組まれており、スキルを身につけた上での就職・転職に繋がっている。
同偏差値帯の大学と比べると?
東京通信大学は通信制大学なので、比較するなら同じ通信制大学と並べるのが公平だ。代表的なオンライン大学2校と学費を中心に比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 東京通信大学 | BF | 公表データなし | 約93万円 |
| サイバー大学 | BF | 88.1% | 約306万円 |
| 放送大学 | BF | 公表データなし | 約77万円 |
出典:各大学公式(2024〜2025年度実績)
学費の差が際立っている。サイバー大学は4年間で約306万円かかるのに対し、東京通信大学は約93万円。放送大学の約77万円には及ばないが、私立通信制大学としてはかなり安い。通学制の私大が4年間で400万円以上かかることを考えると、コストパフォーマンスは圧倒的だ。
東京通信大学の強みは、学費の安さだけじゃない。設立母体の学校法人日本教育財団はモード学園やHALなどの専門学校も運営しており、IT・情報系と福祉系の教育ノウハウが蓄積されている。カリキュラムの実践性という点では、放送大学の幅広い教養教育とは異なる強みがある。
「東京通信大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
最大の理由は、通信制大学という形態そのものへの偏見だ。「通信制=楽して卒業できる」「通信制=就職で使えない」というイメージが根強くある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけでレッテルを貼られる構造がある。
さらに、東京通信大学は2018年開学と歴史が浅い。卒業生の母数がまだ少なく、社会的な認知度が高くない。「聞いたことがない大学=やばい」という短絡的な連想が働きやすい状況にある。
もう一つは、完全オンラインという授業形式。15分の動画講義と小テストの繰り返しという独特のスタイルが「普通の大学と違ってやばい」と受け取られている面もある。ただ、これは「やばい=すごい」の意味で使われているケースも多い。通学不要で学士号が取れる仕組み自体を「やばい(=画期的)」と評価する声も実際にある。
ただし、データを見ればわかる通り、東京通信大学の実態は「やばい」というネガティブなイメージとは異なる部分も多い。卒業率80.1%、IBM・アクセンチュアへの就職実績、4年間約93万円の学費——これらは冷静に見れば十分な実績だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値がBFだから、通信制だから——そういう理由で不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。4年間約93万円という学費で学士号が取れて、IT・福祉の実践的なスキルが身につく。卒業率80.1%は通信制大学としてトップクラス。就職先にはIBMやアクセンチュアの名前もある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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