テンプル大学はやばい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:偏差値なし・THE世界351-400位(Tier D)

就職率:96.5%(学部課程・2025年8月時点)

藤原の一言:「俺から正直に言わせてもらうと十分すごい」

「テンプル大学 やばい」と検索してここに来たのか。「偏差値がないから実力がわからない」「学費が高すぎないか」——日本の大学と仕組みが違うぶん、不安になる気持ちはわかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から正直に言わせてもらうと、テンプル大学は十分すごい。データで確認してみてほしい。

テンプル大学の偏差値と入試難易度

まず前提として知っておいてほしいことがある。テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、アメリカ・フィラデルフィアに本校を置くテンプル大学の日本校だ。日本の大学ではなく米国大学の日本キャンパス。だから日本式の偏差値や入学試験はそもそも存在しない。1982年に開校した日本で最も歴史の長い外国大学の日本校で、約80カ国・地域から学生が集まっている。

専攻分野一覧

専攻分野(13分野) 偏差値
国際ビジネス学科
国際関係学科
経済学科
コミュニケーション学科
アート学科
心理研究学科
アジア研究学科
政治学科
コンピューターサイエンス学科
日本語学科
ジェンダー・セクシュアリティ研究学科
教養学科(リベラルアーツ)
数学科

出典:テンプル大学ジャパンキャンパス公式(2026年4月時点)

偏差値は存在しないが、入学のハードルが低いわけではない。正規入学にはTOEFL iBT 79以上またはIELTS 6.0以上の英語力が必要で、これは英検準1級〜1級レベルに相当する。さらに高校の成績がGPA 3.0以上(5段階評価)求められ、2024-2025年度の合格者平均GPAは3.33(4.0スケール)だった。

「偏差値がないからFラン」と思う人がいるかもしれない。でもそれは制度の違いを知らないだけだ。テンプル大学本校はTHE世界大学ランキング2025で351-400位にランクイン。これは北海道大学・筑波大学と同じランク帯だ。USニューズ&ワールド・レポートの全米大学ランキングでは89位。Fランとは正反対の位置にいる大学だ。

入学要件

入学要件 基準
英語力(正規入学) TOEFL iBT 79以上 / IELTS 6.0以上
高校成績 GPA 3.0以上(5段階評価)
合格者平均GPA(2024-2025年度) 3.33 / 4.0
入学方式 ローリング・アドミッション(通年出願・随時審査)
授業言語 全授業英語

出典:テンプル大学ジャパンキャンパス公式(2024-2025年度データ)

日本の大学のような「倍率○倍」というデータは存在しない。ローリング・アドミッション方式で通年出願・随時審査のため、そもそも倍率の概念がない。ただし、書類選考を通過した上で全授業英語の環境で4年間学び切る必要がある。「入学はできても卒業が難しい」——これがテンプル大学の実態であり、日本の大学とは真逆の構造だ。

テンプル大学の就職実績

就職データも確認しておこう。世界大学ランキングで北大・筑波大と並ぶ大学だ。データは良いに決まっている。だから長々とは書かない。事実だけ並べる。

就職率

項目 数値
就職率(学部課程全体) 96.5%
インターンシップ経験率 約45%
学位取得課程 学生数 3,538名
出身国・地域数 約80カ国・地域

出典:テンプル大学ジャパンキャンパス公式(2025年8月時点)

就職率96.5%。学部別の内訳は非公開だが、全専攻でこの数字は十分に高い。インターンシップ経験率45%も注目すべきで、在学中から企業で実務経験を積む文化が根付いている。

主要就職先

業界 主な就職先
コンサルティング アクセンチュア / PwC Japan / EYストラテジー・アンド・コンサルティング / KPMGジャパン
金融 モルガン・スタンレー / 三井住友銀行 / SMBC日興證券 / プルデンシャル生命保険
IT・通信 アマゾンジャパン / 楽天 / サイバーエージェント / セールスフォース・ジャパン / ソフトバンク
広告・マスコミ 電通 / 日本テレビ / 共同通信社 / コナミ
運輸・航空 全日本空輸(ANA)/ 日本航空(JAL)/ 商船三井
観光・ホテル 星野リゾート / マンダリン・オリエンタル東京 / ハイアット
流通・小売 ファーストリテイリング / LVMH / ナイキジャパン / ニトリ

出典:テンプル大学ジャパンキャンパス公式(2023年春〜2025年春卒業生実績)

アクセンチュア、PwC、EY、KPMGとBig4コンサルが全て揃っている。モルガン・スタンレー、電通、ANA、JAL——外資系・日系問わず、グローバル企業への就職実績が分厚い。

これは英語力×専門性の掛け算が効いている結果だ。全授業英語で4年間を過ごした卒業生は、企業側から見れば即戦力のバイリンガル人材。特にコンサルや外資系金融のような英語必須の業界では、テンプル大学の卒業生は重宝される。

同偏差値帯の大学と比べると?

テンプル大学は日本式の偏差値が存在しないため、偏差値での直接比較はできない。代わりに、同じく「全授業英語」を特徴とする大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
テンプル大学 偏差値なし(TOEFL 79+) 96.5% 約731万円
国際基督教大学(ICU) 65.0〜67.5 91.8% 約614万円
国際教養大学(AIU) 65.0〜70.0 100% 約257万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024-2025年度実績)

ICU(国際基督教大学)は偏差値65以上の難関私大、AIU(国際教養大学)は偏差値65以上の公立大。どちらも英語教育に定評があり、テンプル大学と同じ「英語で学ぶ大学」というカテゴリーに入る。

就職率はAIUが100%、テンプル大学が96.5%、ICUが91.8%。学費はAIUが公立のため圧倒的に安い。テンプル大学は4年間で約731万円と3校の中で最も高いが、これは米国大学の学位が取得できるという独自の価値がある。日本にいながらアメリカの大学を卒業できる——この選択肢は他の日本の大学には存在しない。

学費の高さは事実だ。しかし、アメリカ本校に4年間留学した場合と比べると、テンプル大学ジャパンキャンパスの学費は大幅に割安。渡米不要で同じ学位が取れるコスパを考えると、一概に「高い」とは言えない。

「テンプル大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、テンプル大学がFランとは程遠い大学だとわかったはず。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。これにはテンプル大学ならではの事情がある。

最大の理由は「全授業英語」のハードルの高さだ。入学は書類選考で比較的入りやすい。しかし、入ってからが本番。アメリカ本校と同じカリキュラムが全て英語で進む。ディスカッション、レポート、プレゼン——全て英語だ。英語力が十分でない学生にとっては「やばい」としか言いようがない環境で、中退する学生も少なくないと言われている。

2つ目は学費の高さ。年間約176万円、4年間で約731万円。日本の私大平均(4年間約450万円前後)と比べても明らかに高い。「テンプル大学=金持ちが行くところ」というイメージが先行しやすく、それが「やばい」という検索に繋がっている。

3つ目は、日本の大学制度と異なるため知名度が低く、正しく理解されにくいこと。偏差値がないから「偏差値で測れない=レベルが低い」と誤解される。THE世界大学ランキングで北大・筑波大と同ランクだという事実は、ほとんど知られていない。「外国大学の日本校」という枠組み自体が一般的でないため、就活で名前を出しても「どこの大学?」と聞き返されるケースもある。

結論として、テンプル大学の「やばい」は「レベルが低くてやばい」ではなく「ハードすぎてやばい」が正しい。この違いは大きい。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データが証明してる通り、テンプル大学は就職率96.5%、モルガン・スタンレーやアクセンチュアへの就職実績、THE世界ランキング351-400位——どこを切っても不安に思う要素がない。

俺みたいなFラン出身者から見れば、あなたの環境はかなり恵まれてる。全然どん底なんかじゃない。その環境を活かして、大学生活を楽しんでほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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