相愛大学はやばい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:35.0(Tier A)

就職率:97.5%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:相愛大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「相愛大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、相愛大学の現実をデータで確認していこう。

相愛大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。相愛大学は大阪市住之江区に本部を置く私立大学で、浄土真宗本願寺派の仏教系大学だ。音楽学部・人文学部・人間発達学部の3学部構成で、河合塾の偏差値は35.0

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
人文学部 35.0
人間発達学部(子ども発達学科) 35.0
人間発達学部(管理栄養学科) 35.0
音楽学部 非公表

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

河合塾の偏差値は人文学部・人間発達学部ともに35.0。音楽学部は実技試験が中心のため偏差値が公表されていない。ベネッセの偏差値だと40〜46の範囲で表示されるが、これは模試の母集団が違うための差であり、どちらが正しいというものではない。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値を測るものじゃない。これは覚えておいてほしい。

「誰でも受かるのでは」という声についても、入試データで確認しておこう。

倍率

学部 倍率(2024年度・全入試合計)
音楽学部 1.1倍
人文学部 1.1倍
人間発達学部 1.0倍

出典:パスナビ(2024年度入試結果)

倍率は1倍台。人間発達学部にいたっては1.0倍で、受験すればほぼ全員が合格している水準だ。ただし、倍率が低い=価値がないではない。定員割れの大学は全国に多くあるが、その中で就職支援の質や卒業後の進路に差が出る。相愛大学がどちら側にいるかは、この先の就職データを見れば明らかだ。

ちなみに、相愛大学は管理栄養士や保育士の養成課程を持ち、音楽学部を擁する数少ない大学の一つでもある。倍率の数字だけでは見えない専門性の高さが、この大学の特徴だ。

相愛大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも「やばい」かどうかは、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。

就職率

学部・学科 就職決定率
子ども発達学科 100.0%
発達栄養学科 100.0%
音楽学部 97.1%
人文学部 93.8%
全体 97.5%

出典:相愛大学公式(令和6年度・就職希望者ベース)

就職希望者203名のうち198名が就職。就職決定率97.5%。子ども発達学科と発達栄養学科は100%だ。「やばい」と検索される大学で、この数字が出てくるのは事実だ。

特に注目すべきは、令和4年度・令和5年度には就職決定率100%を2年連続で達成していたこと。令和6年度はやや下がったものの、それでも97.5%は全国平均(約97%前後)と同水準を維持している。資格系の学科——管理栄養士や保育士——が就職率を安定させている構造がある。資格を持って卒業できるかどうかは、偏差値とは別の話だ。

主要就職先

分野 主な就職先
食品・小売 アサヒビール / コスモス薬品 / キリン堂 / 松屋フーズHD
給食・医療食 日清医療食品 / エームサービス / メフォス
運輸・流通 福山通運 / ヤマダホールディングス
教育 公立小学校・幼稚園 / 各地教育委員会
音楽関連 島村楽器 / ヤマハ音楽振興会 / 陸上自衛隊音楽隊

出典:相愛大学公式(2022年度卒業生実績)

アサヒビール、福山通運、ヤマダHDなど上場企業の名前が並ぶ。また、日清医療食品やエームサービスなど給食・医療食分野への就職が目立つのは、管理栄養学科の強みが直結している。島村楽器やヤマハ音楽振興会、陸上自衛隊音楽隊といった音楽関連の就職先は、音楽学部ならではの実績だ。公立学校や教育委員会への就職も厚く、学部ごとに就職の強みがはっきり分かれている大学だと言える。

同偏差値帯の大学と比べると?

相愛大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の大阪近郊の私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
相愛大学 35.0 97.5% 約479万円
太成学院大学 35.0〜37.5 97.4% 約437万円
大阪産業大学 35.0〜37.5 98.2% 約460万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

偏差値帯はほぼ同水準。就職率も3校とも97%以上と高水準で、大きな差はない。学費は相愛大学の人文学部で4年間約479万円。太成学院大学の人間学部(約437万円)と比べると若干高いが、私大としては平均的な水準だ。なお、音楽学部は実技レッスン費用が加算されるため4年間で約800万円以上になる。音楽を本格的に学べる環境にはそれ相応のコストがかかることは理解しておきたい。

相愛大学には他の2校にはない特徴がある。音楽学部と管理栄養学科という資格直結型の学びが用意されている点だ。管理栄養士の国家試験受験資格が取れる大学は限られており、偏差値だけでは測れない価値がここにある。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。

「相愛大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。相愛大学も、河合塾の偏差値35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、大阪には近畿大学や関西大学、大阪公立大学など知名度の高い大学が多い。3学部の小規模大学である相愛大学は、どうしてもその陰に隠れやすい。「名前を聞いたことがない=やばいのでは」という心理が、検索行動につながっている面がある。

ただし、データを見ればわかる通り、相愛大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率97.5%、管理栄養士養成課程、音楽学部の専門性——これは「やばい」では片づけられない実績だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率97.5%。管理栄養士・保育士・音楽——相愛大学には資格や専門性を武器にできる環境がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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