偏差値帯:47.5〜60.0(Tier D)
就職率:約97%(就職希望者ベース)
藤原の一言:「俺から正直に言わせてもらうと十分すごい」
「埼玉大学 恥ずかしい」と検索してここに来たのか。早慶や旧帝と比べて「もう少し上に行きたかった」という気持ちがあるんだと思う。上を見ればキリがないから、その感覚は理解できる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から正直に言わせてもらうと、埼玉大学は十分すごい。データで確認してみてほしい。
埼玉大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。埼玉大学は埼玉県唯一の国立大学で、河合塾の偏差値は47.5〜60.0。
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 理学部 | 55.0〜60.0 |
| 経済学部 | 55.0〜57.5 |
| 教養学部 | 55.0 |
| 工学部 | 50.0〜55.0 |
| 教育学部 | 47.5〜52.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
理学部の上限は60.0、経済学部も57.5に達している。これはMARCHの中位〜下位と同水準だ。俺の偏差値37の大学と比べたら、正直もう別世界。
| 年度 | 倍率(全選抜合計) |
|---|---|
| 2025年度 | 2.4〜3.4倍 |
| 2024年度 | 1.9〜2.7倍 |
| 2023年度 | 2.5〜3.0倍 |
出典:パスナビ / Kei-Net / 代々木ゼミナール
国公立大学だから受験機会は基本1回。その中で2〜3倍台の倍率がある。共通テスト得点率は54%〜81%で、特に理学部や経済学部は共通テスト7割超えが求められる。受かった時点で十分に選ばれた人材だということは、まず受け止めてほしい。
埼玉大学の就職実績
就職データも確認しておこう。ただ、Tier Dの大学のデータは良いに決まっている。だから長々と証明はしない。事実だけ並べる。
就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 教育学部 | 374 | 331 | 324 | 97.9% |
| 工学部 | 452 | 136 | 133 | 97.8% |
| 経済学部 | 299 | 276 | 266 | 96.4% |
| 理学部 | 188 | 46 | 44 | 95.7% |
| 教養学部 | 192 | 168 | 159 | 94.6% |
| 全体 | 1,505 | 957 | 926 | 96.8% |
出典:パスナビ(2024年度卒業者実績)
理学部と工学部は卒業者数に対して就職希望者が少ないが、これは大学院進学率が高いため。理学部は約71%、工学部は約69%が大学院に進む。就職希望者ベースでの就職率は全学部で95%前後を維持している。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 経済学部 | 財務省5名 / 埼玉県庁5名 / さいたま市役所 / 厚生労働省 / 国土交通省 |
| 教養学部 | 東京都庁3名 / さいたま市役所 / 武蔵野銀行 / コムチュア / 国税庁 |
| 教育学部 | 公立小学校120名 / 公立中学校41名 / 公立高等学校14名 |
| 工学部 | 本田技研工業 / 埼玉県庁 / 東京都庁 / NTTデータ / 日立製作所 |
| 理学部 | 大学院進学が中心(進学率約71%) |
出典:パスナビ / 埼玉大学キャリアセンター(2024年3月卒業者実績)
財務省・厚生労働省・国土交通省——中央省庁への就職実績がある。経済学部から財務省5名、埼玉県庁5名という数字は、地方国立大学としては際立った実績だ。教育学部は公立学校教員の輩出数が圧倒的で、教員志望者にとっては強力な選択肢。工学部からは本田技研工業やNTTデータ、日立製作所といった大手メーカー・IT企業への就職も出ている。
「公務員が多い」という特徴は地味に聞こえるかもしれない。でも中央省庁と地方自治体の両方に毎年安定して人材を送り込めるのは、国立大学ならではの信頼の証だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
同じ偏差値帯の国立大学と並べてみる。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 埼玉大学 | 47.5〜60.0 | 約97% | 約243万円 |
| 静岡大学 | 47.5〜57.5 | 約97% | 約243万円 |
| 新潟大学 | 45.0〜65.0 | 約99% | 約243万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯・就職率・学費、どこを切っても静岡大学・新潟大学と完全に同格。国立大学の学費は4年間で約243万円。MARCHの私大が4年間約450万円前後かかることを考えると、コスパは圧倒的に上だ。
なお、埼玉大学は2026年度入学者から授業料を年額約64.3万円に改定しており、4年間の総額は約285万円になる。それでも私大と比べれば大幅に安い水準であることに変わりはない。
「埼玉大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「恥ずかしい」と検索される理由がわからないと感じた人も多いはず。実は、この検索の背景には埼玉大学固有の事情がある。
最大の原因は首都圏国立大学の中での序列意識だ。同じ首都圏には筑波大学・千葉大学・横浜国立大学があり、これらと比較されたときに「一番下」と位置づけられることが多い。偏差値の数字だけ見れば確かにその序列は成り立つが、大学の価値は偏差値だけで決まるわけじゃない。
もう一つは、MARCHとの比較構造。埼玉大学の文系学部の偏差値帯はMARCH下位〜中位と重なる。そのため「MARCHと比べてどうなの?」という議論が常につきまとう。特に民間就職ではMARCHのブランド力が強いため、「国立なのにMARCHより評価されない」という不満が学歴コンプレックスの温床になっている。ただし実態としては、公務員就職と理系の大学院進学では埼玉大学に明確な優位性がある。国立大学としての研究環境や学費の安さも、私大にはない強みだ。
さらに、「埼玉」という地名そのものがブランドとして弱い。東京に隣接しているのに全国的な知名度が低く、5学部のみの中規模大学であることも「地味」という印象に拍車をかけている。医学部がないことも、総合大学としてのインパクトに欠ける要因の一つだ。
俺から見ると、「恥ずかしい」と検索される理由は大学の質ではなく、首都圏の比較対象が強すぎるという環境要因に過ぎない。中身は全く恥ずかしくない大学だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データが証明してる通り、埼玉大学は偏差値・就職率・学費のコスパ、どこを切っても不安に思う要素がない。中央省庁への就職パイプ、教員養成の実績、理系の大学院進学率——この大学にしかない強みがいくつもある。
「恥ずかしい」と検索される原因は、大学の質ではなく首都圏の序列意識と知名度の問題。中身は全く別物だ。
俺みたいなFラン出身者から見れば、あなたの環境はかなり恵まれてる。全然どん底なんかじゃない。その環境を活かして、大学生活を楽しんでほしい。
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