偏差値帯:共テ得点率63〜75%(Tier C)
就職率:99.1%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
更新日:2026年4月 | 出典:神奈川県立保健福祉大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net
「神奈川県立保健福祉大学 Fラン」——微妙なラインだよな。上を見れば有名国公立や難関私大がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
神奈川県立保健福祉大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは入試難易度を確認しよう。神奈川県立保健福祉大学は共通テスト+小論文・面接で選抜しているため、河合塾の2次偏差値は設定されていない。代わりに共通テスト得点率(ボーダーライン)で難易度を見ていく。
学科別 共通テスト得点率
| 学科 | 共テ得点率(前期) | 共テ得点率(後期) |
|---|---|---|
| 栄養学科 | 71% | 75% |
| リハビリテーション学科(理学療法学) | 72% | 75% |
| リハビリテーション学科(作業療法学) | 68% | 72% |
| 社会福祉学科 | 64% | 69% |
| 看護学科 | 63% | 70% |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
栄養学科とリハビリテーション学科(理学療法学)は共テ得点率70%超え。共通テストで7割以上取らないとボーダーに乗らない。これを「Fラン」と呼ぶのは無理がある。看護学科の前期63%が最も低いが、それでも6割台半ば。BF(ボーダーフリー)とは完全に別次元の大学だ。
「でも偏差値が出てないじゃん」と思う人もいるかもしれない。これは共通テスト利用方式で2次試験が学科試験ではないため、河合塾が2次偏差値を設定していないだけ。ベネッセの偏差値では51〜61の範囲に入っており、中堅以上の国公立大学と同等レベルだ。
倍率推移
| 年度 | 倍率(一般選抜全体) |
|---|---|
| 2025年度 | 3.1倍 |
| 2024年度 | 2.9倍 |
| 2023年度 | 2.3倍 |
出典:パスナビ(各年度入試結果)
倍率は年々上昇中。2025年度は一般選抜全体で3.1倍。3人に1人しか受からない水準だ。栄養学科の後期は9.3倍、看護学科の後期は5.8倍と、後期日程はさらに激戦になる。
ちなみに、2025年度の学科別前期倍率は看護2.5倍、栄養3.3倍、社会福祉2.6倍。保健医療福祉の専門人材を育成する公立大学として、受験生からの人気は上昇傾向にある。「誰でも入れる」大学では絶対にない。
神奈川県立保健福祉大学の就職実績
次に就職データを見てみよう。保健医療福祉に特化した大学だけに、就職の中身にも注目してほしい。
学科別就職率
| 学科 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 看護学科 | 87 | 86 | 86 | 100% |
| 社会福祉学科 | 58 | 53 | 53 | 100% |
| リハビリ(理学療法学) | 20 | 20 | 20 | 100% |
| 栄養学科 | 37 | 34 | 33 | 97.1% |
| リハビリ(作業療法学) | 20 | 20 | 19 | 95.0% |
| 全体 | 222 | 213 | 211 | 99.1% |
出典:神奈川県立保健福祉大学公式(2025年3月卒業生実績)
就職希望者213名のうち211名が就職。就職率99.1%で全国平均を大きく上回る。看護学科・社会福祉学科・理学療法学専攻は100%だ。さらに注目すべきは国家試験の合格率。看護師100%、管理栄養士100%、理学療法士100%、作業療法士100%、精神保健福祉士100%と、ほぼ全職種で全国平均を大幅に上回っている。
社会福祉士も94.6%(全国平均56.3%)と圧倒的な差がある。この国家試験合格率こそが就職率99.1%の裏付けだ。資格を取れるから就職できる——そのシンプルな構造がこの大学にはある。
主要就職先
| 学科 | 主な就職先 |
|---|---|
| 看護学科 | 横浜市東部病院 / 神奈川県立がんセンター / 川崎市立病院 / 東京大学医学部附属病院 / NTT東日本関東病院 |
| 栄養学科 | 聖マリアンナ医科大学病院 / 横浜旭中央総合病院 / 日本ハム食品 / さいたま市(公務員) |
| 社会福祉学科 | 神奈川県 / 横浜市 / 東京都特別区 / 神奈川県社会福祉事業団 / 横浜市社会福祉協議会 |
| リハビリテーション学科 | 神奈川リハビリテーション病院 / 横浜市立みなと赤十字病院 / 日本赤十字社医療センター / 東京都立病院機構 |
出典:神奈川県立保健福祉大学公式(2024年度就職先一覧)
東京大学医学部附属病院、NTT東日本関東病院、日本赤十字社医療センター——名前を見ればわかる通り、首都圏トップレベルの医療機関に就職実績がある。社会福祉学科からは神奈川県庁や横浜市、東京都特別区といった公務員への就職も多い。
卒業生の約67%が神奈川県内に就職しているのも特徴的だ。地域医療・地域福祉の担い手を育成するという大学の役割が、就職先にはっきり表れている。「Fラン」の就職先とは到底思えないリストだ。
同偏差値帯の大学と比べると?
神奈川県立保健福祉大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ関東圏の公立保健医療系大学と比較してみよう。
| 大学名 | 共テ得点率 | 就職率 | 学費(4年・県内概算) |
|---|---|---|---|
| 神奈川県立保健福祉大学 | 63〜75% | 99.1% | 約228万円 |
| 埼玉県立大学 | 54〜65% | 約97% | 約270万円 |
| 千葉県立保健医療大学 | 56〜66% | データ非公開 | 約243万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2025〜2026年度実績)
共テ得点率を見ると、神奈川県立保健福祉大学は3校の中で最も入試難易度が高い。栄養学科やリハビリ(理学療法学)で70%超えは、関東の公立保健系大学の中でもトップクラスだ。
学費も注目に値する。4年間で約228万円。埼玉県立大学より約42万円安く、千葉県立保健医療大学よりも約15万円安い。公立大学の中でも学費が低めに設定されている。就職率99.1%と合わせて考えると、コスパは関東の公立保健系で最上位と言っていい。
「神奈川県立保健福祉大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「Fランとは程遠い」と感じた人も多いはずだ。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
神奈川県立保健福祉大学が「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中位以上の入試難易度にもかかわらず検索されるのは、いくつかの構造的な理由がある。
まず、大学名の知名度の低さ。「神奈川」と聞いて最初に思い浮かぶのは横浜国立大学や神奈川大学で、保健福祉大学の名前は一般的な認知度が高くない。名前を知らない=レベルが低いという短絡的な連想が「Fラン」検索につながっている。
次に、河合塾の偏差値が表示されないこと。共通テスト+面接・小論文という選抜方式のため、一般的な偏差値ランキングに載りにくい。偏差値が「—」と表示されると、それだけで「偏差値が低いから出せないのでは」と誤解する人がいる。実態はまるで逆で、共テ得点率63〜75%は中堅国公立と同水準だ。
さらに、保健福祉系の専門大学という特性上、総合大学のように幅広い知名度を持ちにくい。同じ神奈川県にある横浜市立大学や横浜国立大学と比較されがちだが、そもそも大学の目的が異なる。地域の保健医療福祉を支える専門職の養成という明確なミッションがあり、そこに特化しているからこそ国試合格率ほぼ100%・就職率99.1%という結果が出ている。
ただし、データを見ればわかる通り、神奈川県立保健福祉大学の実態は「Fラン」というイメージとは全く異なる。共テ得点率、就職率、国試合格率——どのデータを見ても、Fランの定義には当てはまらない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、神奈川県立保健福祉大学は不安に思うような大学じゃない。入試難易度も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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