偏差値帯:40.0〜42.5(Tier B)
就職率:97.6%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」
「岩手県立大学 やばい」と検索してるってことは、自分の状況を冷静に見れてる証拠。俺も似たような偏差値帯の大学出身だから、この空気感はよくわかる。
でも、悩んでる時間がもったいない。今更変えられないことより、ここからどうするか。まずは岩手県立大学の現実をデータで確認していこう。
岩手県立大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。岩手県立大学は看護・社会福祉・ソフトウェア情報・総合政策の4学部を持つ公立大学。河合塾の二次試験偏差値はソフトウェア情報学部で40.0〜42.5。他の3学部は共通テストのみで合否が決まる方式が中心のため、共通テスト得点率がボーダーラインとなる。
学部別偏差値・共テ得点率
| 学部 | 偏差値(河合塾) | 共テ得点率 |
|---|---|---|
| ソフトウェア情報学部 | 40.0〜42.5 | 53%〜62% |
| 社会福祉学部 | —(共テのみ) | 57%〜65% |
| 総合政策学部 | —(共テのみ) | 55%〜58% |
| 看護学部 | —(共テのみ) | 49%〜52% |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
偏差値が表示されているのはソフトウェア情報学部のみだが、共テ得点率で見ると全学部49%〜65%。国公立大学としてはやや入りやすい水準ではある。ただし、「Fランか?」と聞かれたら、答えは明確にNoだ。Fラン(ボーダーフリー)とは河合塾の偏差値でBF判定が出ている大学・学部を指す。岩手県立大学にBF学部は1つもない。共通テストで5〜6割は取らないと受からない大学を「Fラン」と呼ぶのは、データ的に間違っている。
入試倍率も確認しておこう。
倍率推移(過去3年)
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 看護学部 | 2.2倍 | 1.9倍 | 2.3倍 |
| 社会福祉学部 | 2.5倍 | 2.5倍 | 2.6倍 |
| ソフトウェア情報学部 | 2.5倍 | 2.0倍 | 2.5倍 |
| 総合政策学部 | 2.2倍 | 2.3倍 | 2.9倍 |
出典:パスナビ(2023〜2025年度・全選抜合計)
全学部で2倍前後〜3倍近い倍率が3年間続いている。2〜3人に1人しか受からない入試が毎年行われている以上、「誰でも入れる」という印象は実態と乖離している。特に総合政策学部は2023年度に2.9倍を記録しており、公立大学としてしっかり競争が成立している。
岩手県立大学の就職実績
偏差値だけでは大学の実力は測れない。就職データを見てみよう。岩手県立大学は4学部それぞれに専門性があり、就職先の傾向も学部ごとにはっきり分かれている。
学部別就職内定率
| 学部 | 内定者数 | 就職内定率 |
|---|---|---|
| 看護学部 | 86名 | 100.0% |
| 総合政策学部 | 101名 | 98.1% |
| ソフトウェア情報学部 | 130名 | 97.0% |
| 社会福祉学部 | 90名 | 95.7% |
| 全体 | 407名 | 97.6% |
出典:岩手県立大学公式(令和5年度卒業生実績)
看護学部は就職内定率100%。総合政策学部も98.1%、ソフトウェア情報学部も97.0%と、全学部で高水準を維持している。全体で97.6%。全国平均(約97%前後)と同等以上の数字だ。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 看護学部 | 岩手県医療局(9名) / 東北大学病院(6名) / 盛岡赤十字病院 / 岩手医科大学附属病院 |
| ソフトウェア情報学部 | アイリスオーヤマ(4名) / SCSKニアショアシステムズ(3名) / キオクシア岩手 / SBテクノロジー |
| 総合政策学部 | 岩手銀行(5名) / 岩手県職員(4名) / 盛岡信用金庫(4名) / 国家公務員一般職(3名) / JR東日本(3名) |
| 社会福祉学部 | 岩手県職員(4名) / 清山会医療福祉グループ(3名) / LITALICO / 全国健康保険協会 |
出典:パスナビ / 岩手県立大学公式(2024年3月卒業者実績)
注目すべきは学部ごとの専門性の高さだ。看護学部は県内の中核病院や東北大学病院に多数の卒業生を送り出し、ソフトウェア情報学部はIT企業への就職が厚い。総合政策学部からは岩手銀行やJR東日本、国家公務員といった安定した就職先が並ぶ。
公立大学ならではの強みとして、地元自治体・公務員への就職パイプがしっかりある。総合政策学部から岩手県職員、社会福祉学部からも公務員就職が多い。「やばい」と検索される大学の実態としては、かなり堅実な就職実績だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
岩手県立大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ東北地方の公立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算・県内) |
|---|---|---|---|
| 岩手県立大学 | 40.0〜42.5 | 97.6% | 約240万円 |
| 宮城大学 | 40.0〜45.0 | 100% | 約240万円 |
| 青森公立大学 | 37.5〜42.5 | 99.3% | 約236万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度卒業生実績)
偏差値帯はほぼ同水準。学費も公立大学同士で横並び。県内生なら4年間で約240万円と、私大の半額以下で済む。就職率は3校とも97%以上と高水準だ。
宮城大学の100%や青森公立大学の99.3%と比べると、岩手県立大学の97.6%はわずかに低く見えるが、全国平均を上回っている水準には変わりない。看護学部100%、ソフトウェア情報学部のIT就職実績など、学部ごとの専門性では負けていない。公立大学のコスパの良さは3校とも共通で、この偏差値帯では私大よりも明確にお得だ。
「岩手県立大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
中堅帯に位置するため、上を見れば岩手大学(国立)や東北大学があり、下を見ればFランと呼ばれる帯がある。その“はざま”にいること自体が不安を生みやすい構造がある。特に岩手県内には国立の岩手大学があるため、「県立大のほうが下なんじゃないか」という比較意識が働きやすい。
さらに、公立大学は知名度が低くなりがちだ。「岩手県立大学」と言っても県外の人にはピンとこないことがある。名前を知らない=「やばいんじゃないか」と短絡的に結びつけられてしまう。でも知名度と大学の実力は別の話だ。
ただし、データを見ればわかる通り、岩手県立大学の実態は「やばい」という検索イメージとは異なる部分が多い。倍率2〜3倍の入試を突破し、就職率97.6%を記録している大学を「やばい」と呼ぶのは、実態に即していない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値の数字だけ見て不安になる気持ちはわかる。でも就職率や就職先リストを見ると、「使い方次第」の大学だとわかる。
全然どん底なんかじゃない。看護学部の就職率100%、ソフトウェア情報学部のIT企業への実績、総合政策学部の公務員・金融への就職——岩手県立大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。しかも学費は4年間で約240万円。コスパは申し分ない。
俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。
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