偏差値帯:45.0〜62.5(Tier C)
就職率:99.1%(実就職率・18年連続国立大学1位)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「福井大学 やばい」——微妙なラインだよな。上を見れば旧帝大や金沢大学があるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
福井大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。福井大学は北陸に位置する国立総合大学で、河合塾の偏差値は45.0〜62.5。医学部医学科が突出して高く、他学部とはかなり差がある。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 医学部(医学科) | 62.5 |
| 工学部 | 45.0〜50.0 |
| 国際地域学部 | 47.5 |
| 教育学部 | 45.0〜47.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学科は62.5と旧帝大に迫る水準だが、教育学部や工学部の下限は45.0。学部によって偏差値の開きがかなり大きいのが福井大学の特徴だ。医学科を除けば、偏差値帯は45〜50の中堅国立大学という位置づけになる。
共通テスト得点率は53%〜86%。医学科は80%台が求められるが、教育学部や工学部の一部は50%台からボーダーが設定されている。偏差値の数字だけ見ると不安になるかもしれないが、国立大学は共通テスト+二次試験の二段構えで選抜される。私大のBF帯とは入試の構造が根本的に違うということは、覚えておいてほしい。
倍率推移
| 年度 | 倍率(前期日程) |
|---|---|
| 2025年度 | 1.4〜3.1倍 |
| 2024年度 | 1.3〜4.1倍 |
| 2023年度 | 1.6〜5.2倍 |
出典:パスナビ / Kei-Net
医学科は3〜5倍台と高倍率を維持している。一方で国際地域学部や教育学部は1倍台が多い。学部による倍率の差が大きいのも国立大学の特徴だ。ただし、国立大学の前期日程は共通テストで足切りされた後の倍率であり、倍率が低くても入試のハードルは私大の推薦入試とは比べものにならない。
福井大学の就職実績
偏差値だけ見ても大学の価値はわからない。福井大学を語る上で絶対に外せないのが、就職実績だ。結論から言うと、ここが福井大学最大の武器になる。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 実就職率(全体) | 99.1% |
| 国立大学ランキング | 18年連続1位(卒業生1,000人以上) |
| 3年以内離職率 | 13.9%(全国平均を大幅に下回る) |
出典:福井大学公式 / 大学通信(2024年度実績)
実就職率99.1%。しかも、卒業生1,000人以上の国立大学で18年連続1位。これは全国の国立大学の中でダントツの実績だ。さらに注目すべきは3年以内離職率の低さ。全国平均が30%超と言われる中で、福井大学は13.9%。就職できるだけでなく、定着率も極めて高い。つまり、学生と企業のマッチングの質が高いということだ。
福井大学のキャリア支援体制はNHKでドラマ化されたこともあるほど有名で、就職担当の教員と学生の密なコミュニケーション、専門カウンセラーによる個別支援が長年の実績を支えている。工学部は卒業者513名のうち313名が大学院に進学しており、進学率は約61%。大学院修了後の就職も含めると、製造業大手への就職ルートが盤石に確立されている。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 製造業 | アイシン / 村田製作所(鯖江) / セーレン / トヨタ紡織 / トヨタシステムズ / デンソーテクノ |
| 公務員 | 福井県庁 / 岐阜県庁 / 福井市役所 |
| 医療 | 福井大学医学部附属病院 / 大阪医科薬科大学病院 / 金沢大学附属病院 |
| 建設・インフラ | 住友電装 / ショーボンド建設 / 日立建機ティエラ |
| IT | ANAシステムズ / 福井コンピュータグループ |
出典:パスナビ / 福井大学キャリアセンター(2024年度卒業生実績)
アイシン・村田製作所・トヨタ系列——日本を代表する製造業の大手がずらりと並んでいる。北陸・中部は製造業の集積地で、福井大学の工学部からこれらの企業に入れるルートがしっかり存在する。公務員就職も堅調で、福井県庁は毎年の主要就職先だ。
企業等就職者の67%が大企業に就職し、そのうち147名は従業員3,000人以上の巨大企業に就職しているというデータもある。地方国立だからといって就職で不利になるわけではないことが、数字で証明されている。
同偏差値帯の大学と比べると?
福井大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ北陸・甲信越エリアの国立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 福井大学 | 45.0〜62.5 | 99.1% | 約243万円 |
| 富山大学 | 42.5〜62.5 | 99.2% | 約243万円 |
| 信州大学 | 47.5〜65.0 | 97.4% | 約243万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯は3校とも同水準。学費も国立大学の標準額で完全に横並び。就職率は福井大学と富山大学が99%台、信州大学が97.4%。どの大学も高水準だが、福井大学の18年連続国立大学1位という実績は群を抜いている。
国立大学の学費は4年間で約243万円。私立文系が4年間で約400万円前後、理系だとさらに高いことを考えると、コスパの面では圧倒的に優位だ。就職率99.1%で学費243万円。この数字を見て「やばい」と言える人がどれだけいるだろうか。
「福井大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったよりしっかりしてる」と感じた人も多いはず。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
福井大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、金沢大学や旧帝大との比較で「もっと上に行けたのでは」という意識が働くからだ。
北陸には金沢大学という旧六医大・旧制官立大学の伝統校がある。金沢大学の偏差値帯は47.5〜65.0で、福井大学よりやや上。同じ北陸にいるからこそ比較されやすく、「福井大学で良かったのか」という不安が生まれやすい構造がある。さらに、都市部の有名私大(MARCH等)と比較されたとき、知名度の差で損をしている面も否めない。
ただし、データを見ればわかる通り、福井大学の実態は「やばい」とは正反対だ。就職率99.1%・18年連続国立1位・離職率13.9%——この数字は知名度では測れない実力の証明だ。偏差値や知名度だけで大学を判断することの無意味さを、福井大学のデータが教えてくれる。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、福井大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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