偏差値帯:62.5(Tier D)
就職率:医師国家試験合格率93.0%・看護師国試100%
藤原の一言:「俺から正直に言わせてもらうと十分すごい」
「旭川医科大学 やばい」と検索してここに来たのか。早慶や旧帝と比べて「もう少し上に行きたかった」という気持ちがあるんだと思う。上を見ればキリがないから、その感覚は理解できる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から正直に言わせてもらうと、旭川医科大学は十分すごい。データで確認してみてほしい。
旭川医科大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。旭川医科大学は北海道旭川市にある国立の医科単科大学で、医学部のみで構成されている。河合塾の偏差値は医学科で62.5。共通テスト得点率は58〜78%だ。
学科別偏差値
| 学科 | 偏差値(河合塾) | 共テ得点率 |
|---|---|---|
| 医学科(前期) | 62.5 | 78% |
| 看護学科(前期) | - | 58% |
| 看護学科(後期) | - | 63% |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学科62.5は全国82医学部の中で見れば下位寄りだが、それでも「医学部」だ。俺の偏差値37の大学とは比較にならない次元の話。看護学科は二次試験の偏差値が設定されていないが、共通テスト得点率58〜63%が求められる。国公立大学の看護学科として標準的な水準だ。
倍率推移
| 年度 | 医学科(前期) | 看護学科(前期) |
|---|---|---|
| 2025年度 | 5.7倍 | 1.4倍 |
| 2024年度 | 5.6倍 | 1.6倍 |
| 2023年度 | 6.7倍 | 2.3倍 |
出典:旭川医科大学公式 / 医進の会
医学科は毎年5〜7倍近い倍率が続いている。国公立医学部は受験機会が限られる中でこの倍率だ。合格した時点で十分に選ばれた人材であることは間違いない。看護学科の倍率は1〜2倍台と落ち着いているが、共通テストの得点率で一定以上の学力が求められる点は変わらない。
旭川医科大学の就職実績
医科大学の「就職」は一般大学と構造が違う。医学科卒業生はほぼ全員が臨床研修医になり、看護学科は医療機関に就職する。だからここでは国家試験合格率と進路データで実態を見る。データは良いに決まっているから、長々とは語らない。
国家試験合格率・進路実績
| 資格 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 医師国家試験 | 128名 | 119名 | 93.0% |
| 看護師国家試験 | 59名 | 59名 | 100% |
| 保健師国家試験 | 9名 | 9名 | 100% |
| 助産師国家試験 | 6名 | 6名 | 100% |
出典:旭川医科大学公式(令和6年度実績)
看護師・保健師・助産師は全員合格。医師国家試験93.0%は全国82医学部中37位で中位水準。医学科卒業生114名のうち111名が臨床研修医に進んでおり、進路決定率は97.4%だ。
主要研修先・就職先
| 区分 | 主な研修先・就職先 |
|---|---|
| 医学科(臨床研修先) | 旭川医科大学病院 / 札幌医科大学附属病院 / JA北海道厚生連旭川厚生病院 / 旭川赤十字病院 / 札幌東徳洲会病院 |
| 看護学科(就職先) | 旭川医科大学病院 / 札幌医科大学附属病院 / 北海道大学病院 / 道内各地域中核病院 |
出典:旭川医科大学公式(令和6年度卒業生実績)
道内の基幹病院を中心に、道外の大学附属病院にも広く進路を取っている。旭川医科大学病院への就職が医学科・看護学科ともに最多で、地域医療の中核を担う人材を毎年安定して輩出している。
同偏差値帯の大学と比べると?
同じ北海道・東北エリアの国公立医学部と並べてみる。
| 大学名 | 偏差値 | 医師国試合格率 | 学費(6年間) |
|---|---|---|---|
| 旭川医科大学 | 63.2 | 93% | 約360万円 |
| 札幌医科大学 | 63.8 | 96% | 約358万円 |
| 弘前大学(医学部) | 64.0 | 94% | 約350万円 |
出典:医学部受験マニュアル / 各大学公式(2024年度実績)
偏差値は3校とも63〜64の範囲でほぼ横並び。学費も国立大学の標準額でほぼ同じ。国試合格率は札幌医大の96%が頭一つ抜けているが、旭川医大の93%も全国平均を上回る十分な水準だ。
ちなみに、私立医学部の学費は6年間で2,000〜4,000万円かかる。それに対して国立医学部は約350〜360万円。この学費で医師免許が取得できるという事実だけでも、コスパは最強クラスだ。
「旭川医科大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「やばい」と検索される理由がデータ上には見当たらないと感じた人も多いはず。実は、この検索の背景には大学固有の事情がある。
最大の原因は2021年の学長問題だ。当時の吉田晃敏学長がコロナ禍の学内会議で、旭川市内の病院に対して不適切な発言を行い、大きく報道された。さらに、コロナ患者の受け入れを主張した附属病院長を解任するという異例の事態に発展。教授22名が学長の辞職・解任を求める署名活動を行い、最終的に学長選考会議が文部科学大臣に解任を申し出る騒動となった。吉田学長は2022年に辞職し、新体制に移行している。
また、電子カルテシステムの導入を巡ってNTT東日本との訴訟で約14億円の支払いを命じる判決が出たことも、「やばい」の検索を後押しした。これらは大学の経営・ガバナンスの問題であり、教育や研究の質とは別の話だが、ニュースとして広く報じられたことで大学名にネガティブなイメージがついてしまった。
加えて、全国82医学部の中で偏差値が下位寄りであることも、「医学部なのにやばいのか」という文脈で語られやすい。ただし、これはあくまで医学部内での相対的な位置の話。大学全体で見れば偏差値62.5は上位数%に入る水準であり、「医学部の中では下位」と「大学としてやばい」はまったく別の話だ。
俺から見ると、「やばい」と検索される理由は教育の質ではなく、組織運営のゴタゴタがニュースになったことによる一時的なイメージの問題に過ぎない。新体制に移行した今、中身は全く問題ない大学だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データが証明してる通り、旭川医科大学は偏差値・国試合格率・学費のコスパ、どこを切っても不安に思う要素がない。国立医学部として約360万円で医師免許を取得でき、看護師国試は合格率100%——これが「やばい」大学のはずがない。
「やばい」と検索される原因は、大学の教育の質ではなく、2021年の学長問題やNTTとの訴訟という組織の問題。新体制に移行した今、大学として前に進んでいる。
俺みたいなFラン出身者から見れば、あなたの環境はかなり恵まれてる。全然どん底なんかじゃない。その環境を活かして、大学生活を楽しんでほしい。
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