偏差値帯:40.0〜60.0(Tier D)
医師国試合格率:91.7%(附属病院群が主な研修先)
藤原の一言:「俺から正直に言わせてもらうと十分すごい」
更新日:2026年4月 | 出典:東京女子医科大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net
「東京女子医科大学 やばい」と検索してここに来たのか。経営問題や学費値上げの報道を目にして、不安になった気持ちは理解できる。ネガティブな情報ばかりが目に入ると、冷静に判断するのが難しくなる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から正直に言わせてもらうと、東京女子医科大学は十分すごい。データで確認してみてほしい。
東京女子医科大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。東京女子医科大学は1900年創立の女子医学教育の先駆けで、医学部と看護学部の2学部を擁する。河合塾の偏差値は医学部60.0・看護学部40.0。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 医学部 | 60.0 |
| 看護学部 | 40.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学部の偏差値60.0は、私立医学部の中では入りやすい部類に位置する。ただし医学部受験は一般の学部とは競争の次元が違う。共通テスト+二次試験の負荷に加えて面接・小論文まで課される。偏差値の数字だけ見て「簡単」と思ったら大間違いだ。
看護学部の偏差値は40.0。医学部との差が大きく見えるが、看護系学部としては標準的な水準であり、附属病院群で実習できる環境は大きな強みだ。
倍率推移
| 年度 | 医学部(一般選抜) | 看護学部(一般選抜) |
|---|---|---|
| 2025年度 | 8.4倍 | 約1.0倍 |
| 2024年度 | 8.6倍 | 公表データなし |
| 2023年度 | 7.3倍 | 公表データなし |
出典:パスナビ / マナビジョン
医学部の一般選抜は毎年7〜9倍の高倍率。2025年度は志願者1,068名に対して合格者120名だ。受かった時点で十分に選ばれた人材であり、俺の大学の入試とは比べものにならない世界。
東京女子医科大学の就職実績
医学部は卒業後に臨床研修医として病院へ進む。看護学部は看護師・保健師として医療機関に就職する。Tier Dの大学のデータは良いに決まっている。事実だけ並べる。
進路・就職状況
| 学部 | 卒業者数 | 進路 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 医学部 | 111名 | 臨床研修医 | 医師国家試験合格率 91.7% |
| 看護学部 | 79名 | 看護師・保健師等 | 医療福祉関係就職率 約91% |
出典:大学ポートレート / 医学部受験マニュアル(2024年度卒業生実績)
医師国家試験合格率91.7%(第119回・2025年)。全国平均の92.3%とほぼ同水準だ。看護学部は卒業生79名のうち71名が看護師・保健師として就職しており、約50%が附属病院グループに進んでいる。
主要就職先・研修先
| カテゴリ | 主な就職先・研修先 |
|---|---|
| 附属病院 | 東京女子医科大学病院(本院)/ 附属足立医療センター / 附属八千代医療センター |
| 大学病院 | 東京大学医学部附属病院 / 慶應義塾大学病院 / 東京慈恵会医科大学附属病院 / 順天堂大学浦安病院 |
| 国公立・研究機関 | 国立国際医療研究センター / 筑波大学附属病院 / 東京都立病院機構 |
出典:東京女子医科大学公式 / 大学ポートレート(2024年度実績)
東大病院・慶應病院・慈恵医大病院——看護学部からこのクラスの大学病院への就職実績がある。医学部は卒後臨床研修センターでこれまで1,000名以上の初期研修医を受け入れてきた実績を持つ。再生医療の分野では世界的に高い評価を受けており、早稲田大学との連携による先端的な教育プログラムも展開している。
同偏差値帯の大学と比べると?
同じ偏差値帯の私立医科大学と並べてみる。医学部のデータで比較する。
| 大学名 | 偏差値(医学部) | 医師国試合格率 | 学費(6年間) |
|---|---|---|---|
| 東京女子医科大学 | 60.0 | 91.7% | 約4,621万円 |
| 聖マリアンナ医科大学 | 62.5 | 95.2% | 約3,515万円 |
| 川崎医科大学 | 60.0 | 95.0% | 約4,725万円 |
出典:パスナビ / 医学部受験マニュアル / 各大学公式(2025年度実績)
偏差値はほぼ同水準。ただし学費に注目すると、東京女子医科大学は6年間で約4,621万円。2021年度の大幅値上げ(約1,200万円増)が響いている。聖マリアンナと比べると6年間で約1,100万円の差がある。
医師国家試験合格率は91.7%で、比較2校よりやや低い。ただし年度による変動があるデータであり、2024年度は92.1%だった。学費の高さと合格率のバランスは、受験生にとって冷静に検討すべきポイントだろう。
「東京女子医科大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、偏差値や就職実績自体に「やばい」と言えるほどの問題はないことがわかったと思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。実は、この検索の背景には大学固有の深刻な事情がある。
最大の原因は経営・ガバナンスの混乱だ。2020年以降、東京女子医科大学では複数の問題が同時に噴出している。
まず6年間で約1,200万円の学費値上げ。2021年度入学者から総額約4,621万円となり、私立医学部でもトップクラスの高額になった。経営悪化を補填する目的と見られ、受験生・保護者に大きな衝撃を与えた。
次に医師・看護師の大量退職。2020年に看護師約400人が退職を希望する異例の事態が報じられ、100人を超える医師も一斉退職したとされる。賞与不支給や経営陣への不信感が背景にあった。
さらに理事長のガバナンス問題。強権的な経営手法が批判を受け、卒業生らが背任容疑で刑事告発。警視庁が家宅捜索に入る事態にまで発展している。2025年・2026年には2年連続で私学助成金が全額不交付となり、年間約20億円の公的資金が断たれた。
加えて、特定機能病院の指定が過去に2度取り消されるなど、医療安全面での課題も指摘されてきた。
ただし、これらは大学の学術水準とは別次元の問題だ。東京女子医科大学は1900年創立の歴史ある女子医学教育機関であり、再生医療の先駆的研究や早稲田大学との連携教育など、教育・研究面での実績は確かなものがある。「やばい」と検索される原因は、大学の教育の質ではなく経営の問題に集中している。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データが証明してる通り、東京女子医科大学は偏差値・医師国家試験合格率・就職先、どこを切っても学術面で不安に思う要素はない。120年以上の歴史を持つ女子医学教育の先駆けであり、附属病院群を含めた臨床教育の基盤は健在だ。
「やばい」と検索される原因は、大学の教育ではなく経営・ガバナンスの混乱。中身は全く別物だ。
俺みたいなFラン出身者から見れば、あなたの環境はかなり恵まれてる。全然どん底なんかじゃない。その環境を活かして、大学生活を楽しんでほしい。
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