偏差値帯:37.5〜42.5(Tier B)
就職率:100%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」
「桃山学院教育大学 Fラン」と検索してるってことは、自分の状況を冷静に見れてる証拠。俺も似たような偏差値帯の大学出身だから、この空気感はよくわかる。
でも、悩んでる時間がもったいない。今更変えられないことより、ここからどうするか。まずは桃山学院教育大学の現実をデータで確認していこう。
ちなみに、桃山学院教育大学は2025年4月に桃山学院大学と統合し、人間教育学部として新たにスタートしている。ここでは統合前の桃山学院教育大学としてのデータを中心に検証する。
桃山学院教育大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。桃山学院教育大学の偏差値帯は河合塾の数値で37.5〜42.5。課程によって幅がある。
学部別偏差値
| 課程 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 小学校教育課程 | 40.0〜42.5 |
| 健康・スポーツ教育課程 | 40.0 |
| 幼児教育課程 | 37.5〜40.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2025年度入試)
小学校教育課程が最も高く42.5に達している。幼児教育課程の下限は37.5だが、全体で見ればBF(ボーダーフリー)ではない。「Fランか?」と聞かれたら、偏差値の定義次第としか言えない。河合塾の偏差値でBFに該当する学部はなく、一括りに「Fラン」と呼ぶのは正確ではない。
偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の教育の質や卒業後の進路を測るものじゃない。特に教育系大学は、偏差値よりも教員採用試験の合格実績で評価すべきだ。
入試データも確認しておこう。
倍率(2025年度・学科試験型前期)
| 課程 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校教育課程 | 210 | 65 | 3.0倍 |
| 健康・スポーツ教育課程 | 203 | 23 | 8.5倍 |
| 幼児教育課程 | 25 | 11 | 2.3倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
注目すべきは健康・スポーツ教育課程の倍率8.5倍。これは「誰でも入れる」とは程遠い数字だ。小学校教育課程も3.0倍で、一般的な私大と比較しても十分な競争率がある。「Fラン=誰でも入れる」というイメージとは全然違う。
教育系大学は定員が少ない分、倍率が高くなりやすい傾向がある。桃山学院教育大学も単科大学として少人数教育に特化した設計になっている。偏差値の数字だけで判断するのは、この大学の実態を見誤る。
桃山学院教育大学の就職実績
偏差値だけ見て不安になるのはわかる。でも教育系大学の真価は、卒業後にどれだけ教員になれるかで決まる。就職データを見てみよう。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 卒業者数 | 231名 |
| 就職希望者数 | 208名 |
| 就職者数 | 208名 |
| 就職率 | 100% |
| 進学者数 | 7名 |
出典:パスナビ(2024年度卒業生実績)
就職希望者208名のうち208名が就職。就職率100%。全員が就職先を確保して卒業している。全国平均(約97%前後)を大きく上回っている。「Fラン」と検索されるような大学で、この数字は相当な実力だ。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 公立小学校教諭 | 大阪府 / 大阪市 / 堺市 / 東京都 / 横浜市 / 川崎市 / 千葉県 / 愛知県 / 和歌山県 / 新潟県 |
| 特別支援学校教諭 | 大阪府 / 堺市 |
| 保健体育教諭 | 大阪府 / 北海道 / 香川県 / 高知県 |
| 保育士・幼稚園教諭 | 大阪市 / 堺市 / 豊中市 / 各地認定こども園 |
| 公務員 | 海上保安庁 / 警視庁 / 大阪府警 |
出典:桃山学院教育大学公式 / パスナビ(2024年度卒業生実績)
教育系大学としての実績が際立っている。3年間でのべ250名が教員採用試験に現役合格。大阪府・大阪市だけでなく、東京都・横浜市・千葉県と全国の自治体に合格者を送り出している。
教員採用試験は大学入試よりも難関と言われることが多い。そこに毎年これだけの合格者を出しているのは、教育委員会の経験者や校長経験者による採用試験対策が手厚いからだ。偏差値の数字から想像するイメージとは、かなり違う大学だと思う。
同偏差値帯の大学と比べると?
桃山学院教育大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の大阪近郊の教育系大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 桃山学院教育大学 | 37.5〜42.5 | 100% | 約480万円 |
| 大阪大谷大学(教育学部) | 40.0 | 98.6% | 約510万円 |
| 四天王寺大学(教育学部) | 42.5〜45.0 | 100% | 約500万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。就職率は3校とも98%以上と非常に高い。教育系大学は総じて就職率が高い傾向にあるが、桃山学院教育大学は就職率100%かつ学費が最も安い。4年間で約480万円は、この3校の中では最も負担が少ない。
学費は4年間で約480万円。私大としては平均的な水準だが、教育系大学としてはやや抑えめだ。就職率100%で学費も最安という事実を見れば、「Fランだから意味がない」とは到底言えない。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の教員採用試験合格率だ。
「桃山学院教育大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
中堅帯に位置するため、上を見れば国公立の教育大学があり、下を見ればBFの大学がある。その”はざま”にいること自体が不安を生みやすい。さらに「桃山学院」の名前で検索すると、桃山学院大学(総合大学)の情報が先に出てくるため、教育大学としての独自の実績が埋もれがちだったという事情もある。
加えて、2025年4月に桃山学院大学に統合されたことで、「吸収された=レベルが低かったのでは」という印象を持つ人もいるかもしれない。だが実態は逆で、桃山学院大学側が教育学部を強化するために統合した形だ。教員養成のノウハウが評価されての統合であって、レベルが低いから吸収されたわけではない。
でも、データを見ればわかる通り、桃山学院教育大学の実態は「Fラン」のイメージとはかなり異なる。就職率100%、教員採用試験のべ250名合格——これは偏差値の数字だけでは見えない成果だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値の数字だけ見て不安になる気持ちはわかる。でも就職率100%、教員採用試験に3年間でのべ250名合格という実績を見ると、「使い方次第」どころか教育系大学として十分な成果を出している大学だとわかる。
全然どん底なんかじゃない。俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。
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