偏差値帯:各種学校のため河合塾偏差値なし
就職率:公表データなし(朝鮮学校教員・総聯関連・同胞企業が主な進路)
藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」
「朝鮮大学校 やばい」と検索してるってことは、この大学校について何か引っかかることがあったんだと思う。ネット上にはいろんな情報が飛び交っていて、実態がつかみにくい。その気持ちはわかる。
でも、悩んでる時間がもったいない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、朝鮮大学校の現実をデータで確認していこう。
朝鮮大学校の偏差値と入試難易度
まず前提として知っておくべきことがある。朝鮮大学校は文部科学省から大学としての認可を受けていない。法律上は「各種学校」に分類される教育機関だ。そのため、河合塾やベネッセの偏差値ランキングには一切掲載されていない。偏差値という物差しが存在しない——それが朝鮮大学校の最大の特徴であり、情報が少ない原因でもある。
学部一覧
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 政治経済学部(政治経済学科・法律学科) | データなし |
| 文学歴史学部(語文学科・歴史地理学科) | データなし |
| 経営学部 | データなし |
| 外国語学部(英語学科・日本語学科) | データなし |
| 理工学部(理学科・電子情報工学科) | データなし |
| 教育学部(教育学科・音楽科・美術科・保育科) | データなし |
| 体育学部 | データなし |
| 短期学部(情報経理科・生活科学科) | データなし |
※各種学校のため河合塾・ベネッセの偏差値データは存在しない(出典:朝鮮大学校公式)
偏差値こそないが、政治経済から理工、教育、体育まで7学部+短期学部を擁する総合的な教育機関であることは事実だ。1956年の設立から70年近い歴史を持ち、講義は基本的に朝鮮語で行われるが、日本人教員も在籍しており日本語での講義科目もある。東京都小平市にキャンパスを構え、全寮制という独特の教育環境を採用している。
入試では朝鮮語・英語・数学・社会・小論文・面接が課される。受験資格は朝鮮高級学校の卒業者、または日本の高校を卒業した朝鮮にルーツを持つ人が対象だ。一般的な日本の大学とは入試の仕組み自体が異なるため、「偏差値がないから簡単」とも「難しい」とも一概には言えない。そもそも受験できる層が限定されている以上、偏差値での比較は意味を持たない。
倍率推移
| 年度 | 倍率 |
|---|---|
| データ非公開 | |
※入試倍率は公表されていない(2026年4月時点)
倍率データは公開されていない。ただし、学生数の推移を見ると、1990年代には約1,500名いた学生が2015年時点で約600名まで大幅に減少しているのは事実だ。少子化と朝鮮学校全体の生徒数減少が背景にある。これは朝鮮大学校に限った話ではなく、全国の朝鮮学校が共通して直面している課題だ。
朝鮮大学校の就職実績
偏差値がない分、卒業後にどうなれるかが余計に気になるはず。就職率そのものは公表されていないが、確認できる範囲で進路データを見ていこう。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| データ非公開 | |
※学部別就職率は公表されていない(2026年4月時点)
学部別の就職率は公表されていない。ただし、卒業生の主な進路についてはいくつかの情報源から確認できる。
主要な進路
| 進路先 | 概要 |
|---|---|
| 朝鮮学校教員 | 全国の朝鮮初・中・高級学校の教員 |
| 朝鮮総聯関連 | 在日本朝鮮人総聯合会の職員など |
| 同胞企業 | 在日コリアンが経営する企業 |
| 一般企業 | バイリンガルを活かした日本企業への就職(近年増加傾向) |
| 大学院進学 | 国内外の大学院(多くの私大+一部国公立が受験資格を認定) |
| 資格職 | 弁護士・司法書士・会計士・保育士・社会福祉士など |
| プロスポーツ | サッカー・ボクシング・テコンドーなど |
出典:朝鮮大学校公式 / 朝鮮総連
朝鮮学校教員や同胞企業への就職が主な進路だ。朝鮮大学校は全国の朝鮮学校に教員を供給する最大の養成機関でもある。教育学部はもちろん、他学部の卒業生が教員として朝鮮学校に赴任するケースも多い。
一方で、近年は変化も見られる。朝鮮語と日本語のバイリンガル能力を活かして一般の日本企業に就職する卒業生や、弁護士・司法書士・会計士などの国家資格を取得して活躍する卒業生も増えている。進路の幅は少しずつ広がっているのが現状だ。
また、国内の多くの私立大学と一部の国公立大学が朝鮮大学校卒業生の大学院受験資格を認めており、学問の道に進む卒業生もいる。スポーツの世界では、サッカーの鄭大世(チョン・テセ)やボクシングの李冽理(リ・レツリ)、映画監督のヤン・ヨンヒなど、各分野で活躍する卒業生を輩出している。
同偏差値帯の大学と比べると?
通常であれば同じ偏差値帯の大学と学費・就職率を比較するところだが、朝鮮大学校は各種学校であり、一般の大学とは制度が根本的に異なる。ここでは参考として、制度上の違いを整理しておく。
| 項目 | 朝鮮大学校 | 一般的な私立大学 |
|---|---|---|
| 法的地位 | 各種学校 | 学校教育法上の大学 |
| 偏差値 | データなし | 各大学により異なる |
| 学位 | 学校教育法上の学位ではない | 学士号 |
| 学費(4年概算) | 公表データなし | 約400〜500万円 |
| 大学院受験資格 | 多くの大学が個別に認定 | 自動的に認定 |
出典:朝鮮大学校公式 / 文部科学省
最も大きな違いは学位の扱いだ。朝鮮大学校を卒業しても、法律上は「大学卒業」とは認められない場面がある。就職活動において「大卒」として扱われるかどうかは企業の判断に委ねられるのが現状だ。ただし、多くの大学院が受験資格を個別認定しており、学問の世界では一定の評価を受けている。
学費については公式に公表されていないため、他大学との比較ができない。全寮制の教育環境であることを考えると、生活費込みのコスト構造は一般的な大学とは異なる。推測で数字を埋めることはしない。わからないことはわからないと言うのが、このサイトのスタンスだ。
「朝鮮大学校 やばい」と検索される背景
ここまで確認できるデータを見てきたが、そもそもなぜ「やばい」と検索されるのか。その背景にはいくつかの要因がある。
最大の要因は、各種学校という法的地位だ。文部科学省の認可を受けた「大学」ではないため、「本当に大学なのか」「卒業しても学歴として通用するのか」という疑問が生まれやすい。実際、学校教育法上の学位は授与されず、法的には大学卒と同等に扱われない場面がある。この法的地位の不透明さが、「やばい」という検索の大きな原因になっている。
もう一つは、在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)との関係だ。朝鮮大学校は朝鮮総連が設立母体であり、その政治的な立場から様々な報道や議論の対象になってきた。全寮制で朝鮮語中心の教育を行うという特徴も、外部からは実態が見えにくい構造を生んでいる。こうした閉鎖的なイメージが「やばい」という検索につながっている面は否めない。
ただし、1956年の設立から70年近い歴史を持ち、7学部を擁する教育機関として多くの卒業生を社会に送り出してきたのも事実だ。弁護士や会計士、プロサッカー選手や映画監督など、社会で活躍する卒業生は少なくない。「やばい」では片づけられない教育実績がそこにある。偏差値という数字がない分、外からは見えにくいが、中身は70年分の積み重ねだ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値データすら存在しない各種学校ともなれば、不安に思う気持ちはわかる。情報が少ない分、ネット上のイメージに引っ張られやすい。
でも、朝鮮大学校には70年近い歴史と幅広い教育実績がある。教員養成から法律、理工系、スポーツまで、卒業生の活躍の場は確実に広がっている。使い方次第で道は開ける大学校だ。
全然どん底なんかじゃない。俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。
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