東京医科大学はFラン?やばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:47.5〜67.5(Tier D)

就職率:医師国家試験合格率96.2%(新卒・全国平均超)

藤原の一言:「俺から正直に言わせてもらうと十分すごい」

更新日:2026年4月 | 出典:東京医科大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「東京医科大学 Fラン」と検索してここに来たのか。2018年の不正入試問題のイメージが残っているのか、看護学科の偏差値だけを見て判断しようとしているのか。どちらにせよ、気になった理由は理解できる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から正直に言わせてもらうと、東京医科大学は十分すごい。データで確認してみてほしい。

東京医科大学の偏差値と入試難易度

まずは偏差値を確認しよう。東京医科大学は1916年創立の私立医科大学で、医学部に医学科と看護学科を設置している。河合塾の偏差値は47.5〜67.5

学部別偏差値

学科 偏差値(河合塾)
医学部 医学科 67.5
医学部 看護学科 47.5

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

医学科67.5。これは私立医学部の中でも上位に位置する偏差値だ。俺の大学の偏差値37とは、もう比べものにならない。看護学科は47.5だが、看護系の偏差値帯としては標準的な水準。「Fラン」とは程遠い数字だ。

共通テスト得点率は医学科で87%、看護学科で66〜70%。医学科は共通テストでも9割近い得点が求められる。入試の厳しさを、倍率でも確認しておこう。

倍率推移(医学科・一般選抜)

年度 実質倍率
2024年度 13.0倍
2023年度 12.8倍
2022年度 7.9倍

出典:東京医科大学公式 入学者選抜実施結果

2024年度は志願者2,797名に対して合格者193名。実質倍率13.0倍。2023年度も12.8倍と、10倍を超える高倍率が続いている。「誰でも入れる」どころか、受けても大半が落ちる入試だ。これでFランは、さすがにありえない。

東京医科大学の就職実績

医科大学だから、卒業後の進路は一般の大学とは異なる。医学科は医師国家試験を経て臨床研修へ、看護学科は看護師として医療機関へ就職する。データを確認しよう。

国家試験合格率・就職率

学科 卒業者数 就職者数 国家試験合格率(新卒)
医学科(令和7年度) 123名 117名 96.2%
医学科(令和6年度) 106名 102名 96.2%
看護学科(令和5年度) 93名 88名 99.5%(過去6年平均)

出典:東京医科大学公式 進路の状況 / 医師国家試験結果

医師国家試験の新卒合格率96.2%。全国平均95.0%を上回っている。過去12年間の平均合格率も96.6%と安定して高水準だ。看護師国家試験も過去6年間の新卒合格率が99.5%。医師・看護師ともに、国家試験の実績は申し分ない。

主要就職先・研修先

学科 主な就職先・研修先
医学科 東京医科大学病院 / 東京医科大学八王子医療センター / 東京医科大学茨城医療センター / 他大学病院・基幹病院
看護学科 東京医科大学病院 / 東京大学医学部附属病院 / 虎の門病院 / 慶應義塾大学病院 / 東京慈恵会医科大学附属病院 / 国立国際医療研究センター / 昭和大学病院 / 筑波大学附属病院

出典:東京医科大学公式 / 受験生サイト(2024年度卒業者実績)

医学科は3つの附属病院(大学病院・八王子・茨城)に卒後臨床研修センターを設置しており、多くの卒業生がここで初期研修を受ける。看護学科の就職先を見ると、東大病院・慶應病院・虎の門病院など、日本を代表する医療機関が並ぶ。医科大学で学んだ専門性が、そのまま就職先のレベルに直結している。

同偏差値帯の大学と比べると?

同じ首都圏の私立医科大学と並べてみる。医学科の偏差値・国家試験合格率・学費で比較する。

大学名 偏差値(医学科) 医師国試合格率 学費(6年間)
東京医科大学 67.5 96.2% 約2,940万円
日本医科大学 70.0 98.4% 約2,200万円
東邦大学 67.5 96.0% 約2,630万円

出典:各大学公式 / パスナビ / 医学部受験マニュアル(2024年度実績)

偏差値は東邦大学と同水準の67.5。日本医科大学は「私立御三家」の一角で70.0とやや上だが、国家試験合格率で見ると東京医科大学も96.2%と十分に高い水準を維持している。学費は6年間で約2,940万円。私立医学部の中では中位の価格帯だ。

日本医科大学が約2,200万円と安いのは、近年の学費値下げの成果。一方、東邦大学は約2,630万円で東京医科大学より若干安い。ただし学費だけで大学を選ぶ人はいない。附属病院の規模、研修環境、立地——新宿という都心に本部と大学病院を構える東京医科大学の利便性は、他にない強みだ。

「東京医科大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「Fラン」とは到底言えない大学だとわかったと思う。じゃあなぜこの検索が生まれるのか。背景には大学固有の事情がある。

最大の原因は、2018年に発覚した不正入試問題だ。女性受験者や多浪生の得点を一律に減点し、特定の受験生には裏口入学で加点していたことが明らかになった。理事11人が引責辞任し、文部科学省から是正指導を受け、裁判では損害賠償も命じられた。この事件が「東京医科大学 やばい」という検索を生み、大学の信頼を大きく傷つけた。

もう一つは、医学科と看護学科の偏差値差。医学科67.5に対して看護学科は47.5。看護学科の偏差値だけを見て「Fランでは?」と誤解するケースがある。しかし看護系の偏差値47.5は全国的に見ても標準〜やや上の水準であり、Fランとは全く違う。医学科の67.5に至っては、私立医学部の中でも上位だ。

また、「東京医科大学」と「東京医科歯科大学(現・東京科学大学)」を混同する人も一定数いる。名前が似ているが、こちらは私立、あちらは国立の旧帝大級。全くの別大学だ。

不正入試問題については、事件後に経営陣を一新し、初の女性学長が就任するなど大幅な改革が行われている。入試の公正性に関するガイドラインも整備された。過去の問題は事実だが、現在の東京医科大学はその反省の上に立っている。偏差値67.5・国試合格率96.2%という数字が、大学の実力を証明している。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データが証明してる通り、東京医科大学は偏差値・国家試験合格率・就職先、どこを切っても不安に思う要素がない。医学科67.5の偏差値、国試合格率96.2%、新宿に構える大学病院——この大学にしかない強みがいくつもある。

「Fラン」「やばい」と検索される原因は、大学の質ではなく2018年の不正入試問題と偏差値の誤解。中身は全く別物だ。

俺みたいなFラン出身者から見れば、あなたの環境はかなり恵まれてる。全然どん底なんかじゃない。その環境を活かして、大学生活を楽しんでほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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