偏差値帯:43(Tier B)
就職率:98.3%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」
「大月短期大学 Fラン」と検索してるってことは、自分の状況を冷静に見れてる証拠。俺も似たような偏差値帯の大学出身だから、この空気感はよくわかる。
でも、悩んでる時間がもったいない。ここから配られたカードで戦うしかない。まずは大月短期大学の現実をデータで確認していこう。
大月短期大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を確認しよう。大月短期大学は山梨県大月市にある公立の単科短大。経済科のみの2年制で、JR中央線の大月駅から徒歩5分。ベネッセの偏差値は43、共通テスト得点率は45%だ。
学科別偏差値
| 学科 | 偏差値(ベネッセ) | 共テ得点率 |
|---|---|---|
| 経済科 | 43 | 45% |
出典:マナビジョン(2026年度入試予想)
経済科のみの単科短大なので学部間の偏差値差はない。河合塾の偏差値は公表されていないが、共通テスト利用入試では得点率45%がボーダーラインとされている。「完全フリーパス」ではなく、一定の学力水準は求められるということだ。
ちなみに、短大の偏差値と4年制大学の偏差値は単純比較できない。短大は2年間で集中的に学ぶ設計であり、入口の偏差値と出口の進路は必ずしも直結しない。これは後で就職・編入のデータを見ればわかる。
「Fランか?」という問いに対しては、入試の倍率データも見ておこう。
倍率推移
| 年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 201名 | 190名 | 1.1倍 |
| 2024年度 | 309名 | 298名 | 1.0倍 |
出典:大月短期大学公式(定員及び入学者数)
倍率は1.0〜1.1倍で、ほぼ全入に近いのは事実だ。2025年度は入学者135名と、定員200名を大きく下回った。この数字だけ見れば、「Fラン」と言われるのも無理はない部分はある。
ただ、この大学の価値は入口の倍率では測れない。約半数の学生が卒業後に国公立を含む4年制大学に3年次編入するというユニークな進路構成を持っている。入口がゆるくても出口のデータが強い——そういうタイプの大学だ。
大月短期大学の就職実績
大月短期大学の卒業後の進路は、他の大学とかなり違う。就職と編入がほぼ半々という独特の構成だ。それぞれの実績を見ておこう。
進路実績
| 項目 | 実績(2024年度) |
|---|---|
| 就職希望者決定率 | 98.3% |
| 編入学希望者進学率 | 98.6% |
出典:大月短期大学公式 / 大学ポートレート(2024年度実績)
就職を希望した学生の98.3%が内定を獲得。編入を希望した学生の98.6%が4年制大学に合格。どちらのルートを選んでも、ほぼ全員が希望の進路を実現している。進路支援室には3名の専門スタッフが常駐し、1年次から「キャリアデザイン論」を開講するなど、2年間という短い期間で成果を出すための支援体制が整っている。
主要編入先・就職先
| 進路区分 | 主な実績 |
|---|---|
| 編入先(国立大学) | 群馬大学 / 富山大学 / 三重大学 / 新潟大学 / 山形大学 / 信州大学 / 埼玉大学 / 横浜国立大学 / 神戸大学 |
| 編入先(公立大学) | 高崎経済大学 / 長野大学 / 福知山公立大学 / 山梨県立大学 / 都留文科大学 / 岩手県立大学 |
| 主な就職先 | NTTドコモ / 東急百貨店 / 地方自治体 ほか |
出典:大月短期大学公式(編入実績は過去5年間累計)
ここが大月短期大学の最大の武器だ。国公立大学への編入実績がとにかく厚い。過去5年間で高崎経済大学に46名、群馬大学に26名、富山大学に20名、長野大学に19名、福知山公立大学に17名。横浜国立大学や神戸大学にも合格者を出している。
つまり、大月短期大学は「Fラン短大で終わり」ではなく、国公立大学への踏み台として機能している大学だ。2年間の学費約125万円で入学し、編入試験に受かれば国公立の4年制大学の卒業資格を手にできる。このルートを知っているかどうかで、大月短期大学への印象はまるで変わる。
同偏差値帯の大学と比べると?
大月短期大学は全国でも数少ない公立単科短大のため、直接比較できる大学は限られる。同じ山梨県にある私立短大と、東北の公立短大を並べてみよう。
| 大学名 | 偏差値 | 就職率 | 学費(2年概算) |
|---|---|---|---|
| 大月短期大学 | 43 | 98.3% | 約125万円 |
| 山梨学院短期大学 | 41〜44 | 100%(保育科) | 約232万円 |
| 会津大学短期大学部 | 49〜50 | 96.3%(経営情報) | 約112万円 |
出典:各大学公式 / マナビジョン / 大学ポートレート(2024年度実績)
まず目を引くのは学費の差だ。大月短期大学は公立のため2年間で約125万円(市外)。市内在住ならさらに安い約116万円で済む。同じ県内の私立・山梨学院短期大学が約232万円かかることを考えると、約半額で通える計算だ。
もう一つの公立短大である会津大学短期大学部は偏差値49〜50とやや上だが、学費は約112万円と同水準。公立短大は全国的に学費の安さが圧倒的な強みだとわかる。
就職率は3校とも96〜100%と高い。加えて大月短期大学には国公立大学への編入ルートがある。2年間約125万円で短大を卒業→国公立大学3年次に編入すれば、4年制大学に直接入学するよりトータルの学費をかなり抑えられる。このコストパフォーマンスの高さは、他の選択肢と比べても際立っている。
「大月短期大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったより悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
中堅帯に位置するため、上を見れば4年制のMARCHや国公立大学があり、下を見れば定員割れで廃止された短大がいくつもある。その”はざま”にいること自体が不安を生みやすい。加えて、短大というだけでネガティブに語られやすい時代背景もある。18歳人口の減少に伴い全国の短大は年々減り続けていて、「短大=時代遅れ」という空気が「Fラン」という検索をさらに後押ししている。
さらに、倍率1.0〜1.1倍という数字が一人歩きしている面もある。倍率だけ見れば全入に近いのは事実だが、それは入試の難易度を示しているだけで、大学の教育や進路支援の質とは別の話だ。
実際、就職希望者決定率98.3%、編入学希望者進学率98.6%、国公立大学への多数の編入実績。これらのデータは「Fラン」の一言では片づけられない成果だ。偏差値や倍率という入口の数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値の数字だけ見て不安になる気持ちはわかる。でも就職率98.3%、編入学率98.6%、国公立大学への編入実績を見ると、「使い方次第」の大学だとわかる。
全然どん底なんかじゃない。公立ならではの学費の安さ、国公立大学への編入パイプ——大月短期大学には、使い方を知っている人だけが手にできるカードがある。俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。
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