偏差値帯:55.0〜60.0(Tier D)
就職率:98.2%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「俺から正直に言わせてもらうと十分すごい」
「大阪市立大学 恥ずかしい」と検索してここに来たのか。早慶や旧帝と比べて「もう少し上に行きたかった」という気持ちがあるんだと思う。上を見ればキリがないから、その感覚は理解できる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から正直に言わせてもらうと、大阪市立大学は十分すごい。データで確認してみてほしい。
※大阪市立大学は2022年に大阪府立大学と統合し「大阪公立大学」になった。この記事では旧大阪市立大学の学部を中心にデータを整理している。
大阪市立大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。旧大阪市立大学の学部は、現在の大阪公立大学の中でも中核を担っている。河合塾の偏差値は医学科を除いて55.0〜60.0。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 文学部 | 60.0 |
| 法学部 | 57.5 |
| 経済学部 | 57.5 |
| 商学部 | 57.5 |
| 生活科学部 | 57.5 |
| 工学部 | 55.0〜57.5 |
| 理学部 | 55.0 |
| 医学部(医学科) | 67.5 |
| 医学部(リハビリテーション学科) | 52.5 |
出典:パスナビ / Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)
文学部60.0、法・経済・商が57.5。これは関関同立の上位と同水準で、俺の偏差値37の大学と比べたら完全に別世界だ。医学科は67.5で旧帝レベル。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 文学部 | 3.5倍 | 2.8倍 |
| 法学部 | 4.7倍 | 3.9倍 |
| 経済学部 | 3.2倍 | 3.9倍 |
| 商学部 | 3.1倍 | 2.9倍 |
| 理学部 | 3.4倍 | 3.5倍 |
| 工学部 | 5.8倍 | 5.8倍 |
| 医学部 | 4.0倍 | 4.9倍 |
| 生活科学部 | 3.7倍 | 3.7倍 |
出典:パスナビ(2025年度・2024年度一般選抜結果)
工学部は5.8倍、法学部は4.7倍。公立大学で受験機会が限られる中でこの倍率を突破して入学している。受かった時点で十分に選ばれた人材だという事実を、まず受け止めてほしい。
大阪市立大学の就職実績
就職データも確認しておこう。ただ、Tier Dの大学はデータが良いに決まっている。だから長々と証明はしない。事実だけ並べる。
学部別就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 商学部 | 236 | 204 | 202 | 99.0% |
| 法学部 | 170 | 146 | 144 | 98.6% |
| 経済学部 | 219 | 197 | 193 | 98.0% |
| 生活科学部 | 134 | 99 | 97 | 98.0% |
| 文学部 | 170 | 136 | 132 | 97.1% |
| 工学部 | 273 | 52 | 50 | 96.2% |
| 理学部 | 141 | 32 | 32 | 100.0% |
| 旧市大系合計 | 1,343 | 866 | 850 | 98.2% |
出典:パスナビ(2024年度卒業生実績)
理学部は就職希望者全員が内定。全体でも就職希望者ベース98.2%。理系学部は大学院進学率が高く(理学部76%、工学部78%)、就職希望者数自体は少ないが、就職を選んだ人はほぼ全員決まっている。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 商学部 | オービック / 日本生命保険 / 日本電気 / 関西電力 / ダイキン工業 |
| 経済学部 | 大阪府庁 / 三菱UFJ銀行 / りそな銀行 / 富士通 / オービック |
| 法学部 | 大阪市役所9名 / 大阪国税局 / 大阪税関 / 兵庫労働局 |
| 文学部 | 大阪府教育委員会 / 大阪府庁 / 大阪市役所 |
| 工学部 | 竹中工務店 / 三井E&S / ニプロ / 国土交通省 |
出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)
公務員と関西の大手企業への就職が際立つ。法学部から大阪市役所に9名。経済学部から大阪府庁、三菱UFJ銀行。商学部から関西電力、ダイキン工業。工学部からは国土交通省や竹中工務店。旧大阪市立大学が100年以上かけて築いた関西経済界とのパイプが、この就職先リストに表れている。
同偏差値帯の大学と比べると?
同じ偏差値帯の国公立大学と並べてみる。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 大阪公立大学(旧大阪市立大学) | 55.0〜60.0 | 98.2% | 約250万円 |
| 横浜市立大学 | 55.0〜62.5 | 約97% | 約250万円 |
| 千葉大学 | 52.5〜67.5 | 約96% | 約240万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値・就職率・学費のどれを見ても、横浜市立大学や千葉大学と完全に同格以上。学費は4年間で約250万円(大阪府内出身の場合、入学金28.2万円+授業料53.58万円×4年)。しかも大阪府民は2026年度入学者から授業料等の無償化制度が拡充されており、実質的な負担はさらに軽くなる。関関同立が4年間で約450万円かかることを考えると、コスパは圧倒的に上だ。
「大阪市立大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「恥ずかしい」と検索される理由がわからないと感じた人も多いはず。実は、この検索の背景には大学固有の事情がいくつかある。
最大の原因は大阪公立大学への統合に伴う名称変更だ。大阪市立大学は1880年の大阪商業講習所を源流とする名門で、「市大(いちだい)」の愛称で長年親しまれてきた。それが2022年に大阪府立大学と統合して「大阪公立大学」になった。歴史あるブランドが消えたことで、OB・OGの中にも複雑な感情を持つ人は少なくない。ネット上では「ハム大」というあだ名まで生まれ、軽んじるような風潮も一部にある。
もう一つは、関西の国公立大学の序列意識。関西では京大→阪大→神大→市大(公大)という暗黙の序列があり、神戸大学との偏差値差(文系で約5ポイント)が常に意識される。「もう少し上に行けたのでは」という思いが「恥ずかしい」という検索の背景にある。さらに「大阪公立大学」という名前が「大阪大学」と紛らわしく、説明するたびに「阪大じゃなくて公大です」と言い直す煩わしさが、ネガティブな検索を生む一因にもなっている。
ただし、これらは全て「名前」と「序列」の問題であって、大学の中身の問題ではない。就職率98.2%、関西電力やダイキンへの就職実績、大阪市役所への公務員輩出——このデータを見て「恥ずかしい」と言える人間がいるなら、俺の偏差値37の大学はどうなるんだという話だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データが証明してる通り、大阪市立大学は偏差値・就職率・学費のコスパ、どこを切っても不安に思う要素がない。「市大」の名前は大阪公立大学に変わったが、100年以上かけて築いた関西経済界とのパイプと教育の質は健在だ。
「恥ずかしい」と検索される原因は、統合による名称変更と序列比較意識。大学そのものの質とは関係ない。
俺みたいなFラン出身者から見れば、あなたの環境はかなり恵まれてる。全然どん底なんかじゃない。その環境を活かして、大学生活を楽しんでほしい。
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