大阪信愛学院大学はFラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:35.0〜37.5(Tier A)

就職率:公表データなし(2026年3月に1期生卒業)※前身の短大では99.3%

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:大阪信愛学院大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「大阪信愛学院大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、大阪信愛学院大学の現実をデータで確認していこう。

大阪信愛学院大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。大阪信愛学院大学は2022年に開学した比較的新しい大学で、教育学部と看護学部の2学部構成。河合塾の偏差値は35.0〜37.5

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
教育学部(教育学科) 35.0〜37.5
看護学部(看護学科) 37.5

出典:パスナビ / Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)

教育学部の下限はBF(ボーダーフリー)に近い35.0。看護学部は37.5とやや高め。2学部構成で偏差値の幅は狭いが、数字だけ見ればFランと呼ばれやすい帯にいるのは事実だ。

ただし、ベネッセの偏差値だと教育学部46〜50、看護学部48〜49と表示される。河合塾とベネッセでは偏差値の出し方が違うから、どちらを見るかで印象はかなり変わる。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の教育の質を測るものじゃない。これは覚えておいてほしい。

次に倍率も確認しておこう。

倍率推移

学部 入試方式 2025年度 2024年度
教育学部 総合型選抜 1.0倍 1.0倍
教育学部 一般選抜 1.3倍 1.3倍
看護学部 総合型選抜 1.0倍 1.1倍
看護学部 一般選抜 1.3倍 1.3倍
看護学部 共テ利用 1.7倍 1.0倍

出典:大阪信愛学院大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度入試結果)

総合型選抜はほぼ全員合格の1.0倍。一般選抜でも1.3倍。倍率だけ見ると入りやすい大学なのは間違いない。ただ、倍率が低い=大学の価値がないではない。2022年に開学したばかりの新設校だから、まだ知名度が浸透していないのが倍率の低さの大きな要因だ。

大阪信愛学院大学の前身は1884年創立の信愛女学校。141年の教育実績を持つ学校法人が、短期大学から4年制大学へと発展的に移行した形だ。歴史の積み重ねと大学としての新しさが同居している、少し特殊な大学だといえる。

大阪信愛学院大学の就職実績

偏差値の次に気になるのが就職だ。ただし、大阪信愛学院大学は2022年開学のため、4年制大学としての卒業生は2026年3月が初。公式の就職率データはまだ公表されていない。ここでは、前身の大阪信愛学院短期大学の実績と、大学としての就職支援体制・実習先を確認しておこう。

就職率(前身の短大実績)

学科(短大) 就職率(3年平均)
子ども教育学科 99.3%
看護学科 99.1%

出典:大阪信愛学院短期大学公式(閉学前の実績)

前身の短大では、子ども教育学科が13年連続で就職率100%を達成していた時期もある。看護学科も99.1%と高水準。4年制大学に移行しても、同じ学校法人・同じキャンパス・同じ教育ノウハウで運営されている以上、この就職支援の力は引き継がれていると見ていい。

教育学部では小学校教諭一種・幼稚園教諭一種・保育士、看護学部では看護師・養護教諭一種の資格が取得可能。資格直結型の学部構成だから、就職先の方向性は比較的明確だ。

主要就職先(短大実績・実習先)

分野 主な就職先・実習先
小学校教諭 大阪市立小学校 / 兵庫県・奈良県・愛知県の公立小学校
幼稚園・保育 公立保育所 / 認定こども園(大阪府内多数) / 大阪信愛学院こども園
看護(実習先) 大阪赤十字病院 / 大阪市立総合医療センター / 大阪大学医学部附属病院 / 淀川キリスト教病院 / 国立循環器病研究センター
福祉 大阪市城東区社会福祉協議会 / 大阪府済生会大阪乳児院 / 児童養護施設

出典:大阪信愛学院大学公式 / スタディサプリ進路(短大実績含む)

看護学部の実習先には大阪赤十字病院、大阪大学医学部附属病院、国立循環器病研究センターなど大阪の基幹病院が18施設。教育学部は小学校62校、幼稚園25園、認定こども園27園と、実習先のネットワークが非常に手厚い。大学のキャンパス内に小学校と認定こども園が併設されているのも大きな特徴で、日常的に子どもと接する環境が整っている。

1期生の就職実績が出るのはこれからだが、これだけの実習先と前身短大の実績を見れば、就職面で過度に不安になる必要はないと俺は見ている。

同偏差値帯の大学と比べると?

大阪信愛学院大学だけ見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯で、同じく教育・看護系の学部を持つ大阪近郊の私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
大阪信愛学院大学 35.0〜37.5 公表データなし※ 約505万円
大阪青山大学 35.0〜40.0 100% 約470万円
千里金蘭大学 35.0〜42.5 100% 約505万円

出典:各大学公式 / パスナビ / スタディサプリ進路(2024〜2025年度実績)
※大阪信愛学院大学は2022年開学のため卒業生就職データ未公表。前身の短大では就職率99.3%

比較校はいずれも就職率100%を達成している。大阪信愛学院大学は新設校ゆえにまだデータが出揃っていないが、前身の短大で99.3%の実績がある点は押さえておきたい。学費は教育学部4年間で約505万円。同偏差値帯の私大とほぼ横並びの水準だ。

教育・看護の資格直結型という点が、大阪信愛学院大学の最大の特徴。大阪青山大学は子ども教育・看護・健康栄養の3分野、千里金蘭大学は教育・看護・栄養の3分野と、いずれも資格系の学部構成をしている。この偏差値帯の大学は、偏差値ではなく資格と就職で勝負する設計になっている。偏差値の数字だけで判断するのは、かなり的外れだ。

「大阪信愛学院大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

大阪信愛学院大学が「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。教育学部の偏差値35.0という数字が目に入ると、大学全体がFランだと即断されがちな構造がある。

加えて、2022年開学という新しさも不安材料になっている。卒業生がまだ社会に出ていない段階では「この大学を出て本当に大丈夫なのか」と心配になるのは自然なことだ。前身の信愛女学校から数えれば141年の歴史があるが、4年制大学としてはまだ4年目。知名度が浸透しきっていないことが、検索行動に直結している。

ただし、データを見ればわかる通り、大阪信愛学院大学の実態は「Fラン」という一言では片づけられない。資格直結型の学部構成、141年の教育ノウハウ、大阪赤十字病院や大阪大学附属病院を含む実習先ネットワーク——これは偏差値だけでは測れない強みだ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。大阪信愛学院大学は2022年開学の新設校だが、母体は141年の教育実績を持つ学校法人。教育学部では小学校教諭・幼稚園教諭・保育士、看護学部では看護師・養護教諭と、資格取得に直結した学びができる。前身の短大では就職率99.3%という実績もある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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