日本歯科大学はやばい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:42.5〜45.0(Tier B)

国試合格率:93.3%(生命歯学部・新卒/第118回)

藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」

更新日:2026年4月 | 出典:日本歯科大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「日本歯科大学 やばい」と検索してるってことは、自分の状況を冷静に見れてる証拠。俺も似たような偏差値帯の大学出身だから、この空気感はよくわかる。

でも、悩んでる時間がもったいない。今更変えられないことより、ここからどうするか。まずは日本歯科大学の現実をデータで確認していこう。

日本歯科大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を確認しよう。日本歯科大学は1907年創立の日本最古の歯科大学で、東京の生命歯学部と新潟の新潟生命歯学部、2つのキャンパスを持つ。河合塾の偏差値は42.5〜45.0だ。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
生命歯学部(東京) 45.0
新潟生命歯学部 42.5

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

生命歯学部が45.0、新潟生命歯学部が42.5。私立歯学部17校のランキングでは、東京歯科大学(52.5)・昭和大学(50.0)・日本大学歯学部(50.0)に次ぐ中堅上位のポジションだ。35.0〜37.5の大学が7校もある中で、この偏差値帯は決して低くない。

そもそも歯学部の偏差値は一般学部と母集団が異なる。歯学部受験者は医療系志望に限られるため、偏差値の数字だけを文系・理系の一般学部と比べて「Fラン」と断じるのは的外れだ。共通テスト得点率は生命歯学部が69%、新潟生命歯学部が65%。共テで6〜7割必要な大学をFランと呼ぶ人は、入試の実態を知らないだけだ。

次に入試倍率を見てみよう。「誰でも受かる」かどうかは、この数字が答えを出してくれる。

倍率推移

年度 生命歯学部 新潟生命歯学部
2025年度 2.3倍 1.7倍
2024年度 2.0倍 1.5倍
2023年度 データ非公開 1.7倍

出典:パスナビ / 日本歯科大学公式(各年度全選抜合計)

生命歯学部は2倍以上を維持しており、2025年度は608名が志願して合格は247名。2人に1人以上が不合格になっている。共通テスト利用入試に限れば3.1倍、一般後期は9.6倍と、入試方式によってはかなりの競争率だ。新潟生命歯学部も全体では1.5〜1.7倍だが、共テ利用は3.3倍に跳ね上がる。

倍率が1倍台のところもあるじゃないかと思うかもしれない。でも歯学部は6年制で、卒業後に国家試験という最大の関門がある。入学後の進級判定も厳しく、入口だけ見て「楽勝」と判断するのは早計だ。

日本歯科大学の就職実績

歯学部の「就職」は、一般学部とは構造が根本的に違う。歯科医師国家試験に合格すれば、研修歯科医として大学病院や医療機関で1年以上の研修に入る。つまり歯学部では国家試験合格率がそのまま就職力を意味する。

歯科医師国家試験合格率

学部 受験者数 合格者数 合格率(新卒)
生命歯学部 105名 98名 93.3%
新潟生命歯学部 53名 47名 88.7%

出典:第118回歯科医師国家試験結果(2025年3月発表)/ マナビジョン

第118回歯科医師国家試験(2025年実施)の全体合格率は70.3%。新卒に限っても全国平均は84.0%だ。その中で生命歯学部の93.3%は全国平均を9ポイント以上上回っている。新潟生命歯学部も88.7%と全国平均超え。「やばい」と検索される大学が出しているのがこの数字だ。

歯学部では国試に落ちると翌年の再受験になり、合格率はさらに下がる。新卒で9割超えを出せるということは、6年間の教育体制がしっかり機能している証拠でもある。

主要研修先

分類 主な研修先
自大学附属 日本歯科大学附属病院 / 日本歯科大学新潟病院
大学病院 東京医科歯科大学病院 / 慶應義塾大学病院 / 昭和大学歯科病院 / 大阪大学歯学部附属病院
国公立病院 北海道大学病院 / 東北大学病院 / 横浜市立大学附属病院 / 山梨大学医学部附属病院
その他医療機関 自治医科大学附属病院 / 東京女子医科大学病院 / 国立病院機構熊本医療センター

出典:パスナビ / マナビジョン(2024年3月卒業者実績)

東京医科歯科大学、慶應義塾大学、大阪大学——研修先のラインナップには全国トップレベルの大学病院が並んでいる。日本歯科大学は創立118年の歴史を持ち、歯科医師の世界では「日歯(にっし)」の通称で広く知られた存在だ。歯科医師会の幹部や病院の要職にOB・OGが多く、歯科業界での人脈とブランド力は偏差値の数字だけでは測れない強みになっている。

研修終了後は、大学院に進んで研究者・教育者を目指す道もあれば、勤務歯科医や開業歯科医として臨床に進む道もある。歯科医師免許という国家資格を手にした時点で、キャリアの選択肢は大きく広がる。

同偏差値帯の大学と比べると?

日本歯科大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯(45.0前後)の私立歯学部と比較してみよう。

大学名 偏差値 国試合格率(新卒) 学費(6年間概算)
日本歯科大学(生命歯学部) 45.0 93.3% 約3,158万円
大阪歯科大学 45.0 100.0% 約3,100万円
朝日大学(歯学部) 45.0 86.0% 約1,900万円

出典:各大学公式 / パスナビ / 第118回歯科医師国家試験結果(2025年)

偏差値は3校とも45.0で完全に横並び。国試合格率を見ると、大阪歯科大学が新卒100%と突出しているが、日本歯科大学の93.3%も全国平均を大きく上回る高水準だ。朝日大学は学費が約1,900万円と私立歯学部では最も安い部類だが、国試合格率は86.0%にとどまる。

日本歯科大学の学費は6年間で約3,158万円。私立歯学部としては中程度の水準だ。新潟生命歯学部は令和6年度から学費を大幅に引き下げ、6年間約2,655万円となっている。東京キャンパスと新潟キャンパスで約500万円の差があるのは、受験校選びの大きなポイントだ。

学費だけを見ると大きな金額に思える。でも歯科医師免許を取得すれば、開業・勤務いずれの道でも生涯年収で十分に回収できる投資だ。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の国家試験合格率。その点で日本歯科大学は93.3%——投資に見合うだけの結果を出している。

「日本歯科大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人も多いと思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

日本歯科大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。歯学部は医学部と並んで「医療系」に括られるため、医学部の偏差値65+と比較されがちだ。医学部と比べれば偏差値45は低く見えるが、それは母集団も入試科目もまるで違う世界の比較。歯学部同士で見れば中堅上位にいるという事実が、医学部との比較で見えなくなっている。

さらに、私立歯学部全体の課題もイメージに影響している。一部の大学では定員割れや低い国試合格率が問題になっており、「私立歯学部=やばい」というイメージが業界全体に広がりやすい構造がある。日本歯科大学は国試合格率93.3%で全国上位にいるのに、その一括りのイメージに巻き込まれている面は否めない。

もう一つは学費の問題だ。6年間で3,000万円を超える学費は、一般学部の4年間200〜500万円と比べれば確かに高額。「3,000万円払ってまで歯医者になる意味があるのか」という疑問が「やばい」という検索につながっている面もある。ただ、これは日本歯科大学に限った話ではなく、私立歯学部全体に共通するテーマだ。

データを見ればわかる通り、日本歯科大学の実態は「やばい」という検索イメージとは異なる部分が多い。国試合格率93.3%、創立118年の歴史、全国の大学病院への研修実績——これは「やばい」では片づけられない成果だ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値の数字だけ見て不安になる気持ちはわかる。でも国試合格率93.3%や全国の大学病院への研修実績を見ると、「使い方次第」の大学だとわかる。

全然どん底なんかじゃない。俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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