偏差値帯:BF〜35.0(Tier A)
就職率:約91%(看護学科・就職希望者ベース)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
更新日:2026年4月 | 出典:日本保健医療大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net
「日本保健医療大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、日本保健医療大学の現実をデータで確認していこう。
日本保健医療大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を確認しよう。日本保健医療大学は埼玉県幸手市にある私立大学で、保健医療学部のみの単科大学。看護学科と理学療法学科の2学科構成だ。河合塾の偏差値はBF〜35.0。
学部別偏差値
| 学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 看護学科 | BF |
| 理学療法学科 | 35.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
看護学科はBF(ボーダーフリー)、理学療法学科は35.0。数値だけ見れば、いわゆる「Fラン」と呼ばれやすい帯にいるのは間違いない。ただし、これはあくまで入試の難易度を示す数字であって、大学で何を学べるか、卒業後にどうなれるかとは別の話だ。看護・理学療法という国家資格に直結する学部だからこそ、偏差値以外の指標で判断すべき部分が大きい。
次に倍率を見てみよう。「誰でも受かるのか?」という点を確認する。
倍率(2025年度)
| 学科 | 入試方式 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 看護学科 | 一般選抜 | 16 | 16 | 1.0倍 |
| 看護学科 | 共テ利用 | 7 | 7 | 1.0倍 |
| 看護学科 | 総合型選抜 | 22 | 20 | 1.1倍 |
| 理学療法学科 | 一般選抜 | 6 | 5 | 1.2倍 |
| 理学療法学科 | 共テ利用 | 11 | 11 | 1.0倍 |
| 理学療法学科 | 総合型選抜 | 12 | 11 | 1.1倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
全体的に倍率は1.0〜1.2倍台。受験すればほぼ合格できる水準にある。志願者数自体が少なく、定員割れに近い状態なのは事実だ。ただし、看護・理学療法の大学は入口の倍率よりも、国家試験に受かって就職できるかどうかが本当の勝負。入ってからが大事な大学だということは押さえておいてほしい。
日本保健医療大学の就職実績
偏差値と倍率だけ見ると不安になるのはわかる。でも看護・医療系の大学は、卒業後の進路が偏差値とは別の論理で動く。国家資格を取れれば就職先は開ける。ここからが本当に大事なデータだ。
就職率
| 学科 | 就職希望者に対する就職率 |
|---|---|
| 看護学科 | 91.0% |
| 理学療法学科 | 90.3% |
| 全体(卒業者ベース) | 89.6%(卒業者154名中138名就職) |
出典:パスナビ / 日本保健医療大学公式(2023〜2024年度卒業生実績)
正直に言うと、就職率90%前後は全国平均(約97%)と比べると低い部類に入る。ただし、看護・理学療法系の大学でこの数字が出る主な原因は、国家試験に不合格になった学生が就職できないことにある。看護師も理学療法士も、国家試験に受からなければ資格職として働けない。つまり「就職率が低い=大学がダメ」ではなく、「国家試験の壁をどう越えるか」が本質的な課題だ。
裏を返せば、国家試験に合格さえすれば就職先には困らない構造がある。ここは偏差値帯に関係なく、医療系大学に共通する特徴だ。
主要就職先
| 学科 | 主な就職先 |
|---|---|
| 看護学科 | さいたま市立病院 / 埼玉医科大学総合医療センター / 戸田中央総合病院 / 越谷市立病院 / 獨協医科大学埼玉医療センター / 順天堂医院 / 昭和大学病院 / 東京女子医科大学病院 / 日本医科大学付属病院 |
| 理学療法学科 | 済生会栗橋病院 / 春日部中央総合病院 / 羽生総合病院 / 戸田中央医科グループ / 新久喜総合病院 / 東埼玉総合病院 |
出典:日本保健医療大学公式(2023〜2025年3月卒業生実績)
看護学科からは順天堂医院・昭和大学病院・東京女子医科大学病院など、都内の大学附属病院への就職実績がある。埼玉県内でも、さいたま市立病院や埼玉医科大学総合医療センターといった地域の中核病院に入っている。理学療法学科も、済生会栗橋病院や戸田中央医科グループなど、埼玉・東京の主要な医療機関への就職実績がある。
看護学科の就職先は埼玉県が56.3%、東京都が27.5%と、首都圏で堅実に就職できる環境にある。地方の医療系大学と違い、都内の大学病院にもアクセスできるのは立地の強みだ。
同偏差値帯の大学と比べると?
日本保健医療大学だけ見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯にある関東の看護系私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算・看護) |
|---|---|---|---|
| 日本保健医療大学 | BF〜35.0 | 約91% | 約678万円 |
| 東都大学 | BF〜35.0 | 100% | 約628万円 |
| 人間総合科学大学 | 35.0 | 98.7% | 約680万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度卒業生実績)
偏差値帯はほぼ同水準。学費も看護系私大の相場(4年間600〜700万円台)の範囲内で大きな差はない。一方で就職率を見ると、東都大学の100%、人間総合科学大学の98.7%に対し、日本保健医療大学は約91%と差がある。
この差は国家試験の合格率に起因する部分が大きい。看護・理学療法系の大学では、国家試験に受からなかった学生は資格職に就けないため、就職率が下がる。つまり、在学中にどれだけ国家試験対策を頑張れるかが、この数字を左右する最大の要因だ。大学選びも大事だが、入ってからの努力がモロに結果に出る世界でもある。
「日本保健医療大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くはない」と感じた人もいれば、「やっぱり不安だ」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。日本保健医療大学も、看護学科のBFという数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
加えて、2010年開学という比較的新しい大学であること、保健医療学部のみの小規模な単科大学であることも、知名度の低さにつながっている。知名度が低い=「聞いたことがない=やばいのでは?」という連想が働きやすい。
ただし、データを見ればわかる通り、順天堂医院や埼玉医科大学総合医療センターといった地域の主要病院への就職実績はしっかりある。看護師・理学療法士という国家資格を取得できれば、就職先は偏差値ではなく資格と実力で決まる。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。看護師・理学療法士の国家資格は、取得すれば一生モノの武器になる。順天堂医院・昭和大学病院・埼玉医科大学——日本保健医療大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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