偏差値帯:35.0〜47.5(Tier A)
就職率:99.2%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「名古屋葵大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、名古屋葵大学の現実をデータで確認していこう。
名古屋葵大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。名古屋葵大学は2025年4月に名古屋女子大学から校名変更・共学化した大学で、河合塾の偏差値は35.0〜47.5。学科によってかなりの幅がある。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 健康科学部 管理栄養士専攻 | 35.0 |
| 健康科学部 フードサイエンス専攻 | 40.0 |
| 健康科学部 看護学科 | 45.0〜47.5 |
| 医療科学部 理学療法学科 | 35.0〜37.5 |
| 生活環境学部 | 35.0 |
| 児童教育学部 | 35.0〜37.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
看護学科は45.0〜47.5と、他の学部とは明確に異なる偏差値帯にある。一方で生活環境学部や管理栄養士専攻はBF(ボーダーフリー)に近い35.0。学科によって偏差値の開きがかなり大きいのが特徴だ。「Fランか?」と聞かれたら、学科によるとしか言えない。一括りにはできない大学だ。
ちなみにベネッセの偏差値だと44〜56の範囲で表示される。河合塾とベネッセで数値の出し方が違うから、どちらを見るかで印象が全然変わる。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。これは覚えておいてほしい。
次に入試の倍率を確認しよう。「やばい」「誰でも入れる」と言われる実態はどうか。
倍率推移
| 学部 | 2025年度(一般Ⅰ期) | 2024年度(一般Ⅰ期) |
|---|---|---|
| 健康科学部(看護) | 3.1倍 | 1.6倍 |
| 医療科学部(理学療法) | 2.5倍 | 1.0倍 |
| 生活環境学部 | 1.1倍 | 1.2倍 |
| 児童教育学部 | 1.3倍 | 1.2倍 |
出典:マナビジョン / パスナビ(2025年度入試結果)
2025年度は共学化初年度ということもあり、特に看護学科は3.1倍、理学療法学科は2.5倍と大きく倍率が上がっている。一方、生活環境学部や児童教育学部は1倍台前半で、学部間の差が顕著だ。
生活環境学部や児童教育学部の倍率が低いのは事実だ。ただ、倍率が低い=価値がないではない。定員割れの大学は全国に多くあるが、その中で就職支援の質や資格取得実績に差が出る。名古屋葵大学がどちら側にいるかは、この先の就職データを見れば一目瞭然だ。
名古屋葵大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大事なのは、卒業後にどうなれるかだ。就職データを確認しよう。
就職率
| 年度 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|
| 2025年3月卒 | 391名 | 388名 | 99.2% |
| 2024年3月卒 | 418名 | 414名 | 99.0% |
出典:名古屋葵大学公式 / スタディサプリ進路
就職希望者ベースで99.2%。全国平均(約97%前後)を上回る水準で、2年連続99%台を維持している。さらに、管理栄養士国家試験合格率88.3%、小中教員採用試験合格率73.3%、公務員保育職採用試験合格率90.2%と、資格・公務員系の合格実績も高い。資格に直結した学部構成が、この就職率を支えている。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 医療・看護 | 藤田医科大学病院18名 / 名古屋掖済会病院7名 / 安城更生病院 / 愛知医科大学病院 |
| 食品・栄養 | 日清医療食品 / エームサービス / 日本ゼネラルフード / スギ薬局 |
| 教育・公務 | 愛知県教育委員会26名 / 名古屋市教育委員会7名 / 春日井市役所8名 / 岐阜県教育委員会6名 |
| 住宅・建設 | 積水ハウス / アールプランナー / 木下工務店 |
| 流通・サービス | イオンリテール / ジェイアール高島屋 / 明治安田生命保険 / トヨタカローラ名古屋 |
出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)
藤田医科大学病院に18名、愛知県教育委員会に26名——これは看護学科と児童教育学部の強みがはっきり数字に出ている。医療・教育・栄養の資格系に特化した就職実績が、この大学の最大の武器だ。
「Fラン」「やばい」と検索されるような大学で、東海エリアの主要病院や教育委員会にこれだけの人数を送り込めている。特に看護系の就職先は藤田医科大学病院を筆頭に地域の基幹病院が並んでおり、資格を武器にした堅実なキャリアが描ける環境がある。
同偏差値帯の大学と比べると?
名古屋葵大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の愛知県内の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 名古屋葵大学 | 35.0〜47.5 | 99.2% | 約500万円 |
| 東海学園大学 | 35.0〜37.5 | 99.8% | 約480万円 |
| 名古屋経済大学 | 35.0 | 99.8% | 約460万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / スタディサプリ進路(2024〜2025年度実績)
就職率は3校とも99%台と高水準。東海学園大学と名古屋経済大学の99.8%にはわずかに及ばないが、名古屋葵大学の99.2%も全国平均を大きく上回っている。学費は4年間で約500万円(生活環境学部ベース)で、私大としては標準的。ただし看護学科は約630万円と高めになる点は注意が必要だ。
名古屋葵大学の強みは、看護学科の偏差値45.0〜47.5が示すように、医療・看護・栄養系の教育に力を入れている点にある。比較校にはない看護・理学療法の資格取得ルートがあるのは大きな差別化ポイントだ。投資対効果は「どの学部で何の資格を取るか」次第で大きく変わる大学と言える。
「名古屋葵大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。名古屋葵大学も、生活環境学部や管理栄養士専攻の偏差値35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、この大学は2025年4月に名古屋女子大学から校名変更して共学化したばかりだ。「名古屋葵大学」という名前自体の知名度がまだ低い。旧校名の「名古屋女子大学」で検索する人もいれば、新校名で検索する人もいて、情報が分散している。新しいブランドが浸透するまでの過渡期にあることが、ネット上での評価を不安定にしている面もある。
でも、データを見ればわかる通り、実態は検索イメージとは異なる部分が多い。就職率99.2%、藤田医科大学病院への就職者18名、愛知県教育委員会への就職者26名——これは「Fラン」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率99.2%。藤田医科大学病院・愛知県教育委員会——名古屋葵大学からでも、資格を武器にすればこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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