偏差値帯:45.0(Tier C)
就職率:98.8%(就職希望者ベース・Kei-Net)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「宮崎公立大学 Fラン」——微妙なラインだよな。上を見ればMARCHや国公立の上位がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
宮崎公立大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値から確認しよう。宮崎公立大学は人文学部のみの単科公立大学で、河合塾の偏差値は45.0。共通テスト得点率は前期57%、後期65%となっている。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 人文学部 国際文化学科(前期) | 45.0 |
| 人文学部 国際文化学科(後期) | —(共テ得点率65%) |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
偏差値45.0は全国の大学の中でちょうど真ん中あたりに位置する。Fランの定義にはいろいろあるが、河合塾のBF(ボーダーフリー)ではないし、共通テストで6割前後は必要になる。少なくとも「Fラン」という括りには当てはまらない。
公立大学なので共通テストの受験が必須で、記念受験だけで入れるような大学ではない。「誰でも入れる」は明らかに事実と違う。
倍率推移
| 年度 | 倍率(前期) | 倍率(後期) |
|---|---|---|
| 2025年度 | 1.5倍 | 1.5倍 |
| 2024年度 | 3.1倍 | 5.3倍 |
出典:パスナビ / マナビジョン(2025年度入試結果)
2024年度は前期3.1倍・後期5.3倍と、国公立大学として標準的〜やや高めの倍率だった。2025年度は志願者減で1.5倍まで落ちたが、これは年度による変動であって、大学のレベルが下がったわけじゃない。実際、2026年度は志願者が前年比155%に増加しており、倍率は再び上昇傾向にある。
俺の大学は倍率1.0倍台が当たり前だったから、後期5.3倍なんて世界は正直うらやましい。競争を経て入学しているという事実は、もっと自信を持っていい。
宮崎公立大学の就職実績
偏差値だけ見て「やばい」と検索する気持ちはわかる。でも大事なのは卒業後にどうなれるか。就職データを見ていこう。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 卒業者数 | 208名 |
| 就職者数 | 187名 |
| 進学者数 | 7名(3.4%) |
| 就職率(就職希望者ベース) | 98.8% |
出典:Kei-Net(2024年度卒業者実績)
就職希望者ベースで98.8%。全国平均(約97%前後)を上回る数字だ。人文学部の単科大学でこの就職率を出しているのは、キャリア支援がしっかり機能している証拠。
宮崎公立大学は第一期生(1997年卒業)以降、累計282名が公務員として就職。九州を中心に、公的機関への就職実績が特に厚い。これは公立大学ならではの強みだ。
主要就職先
| 業界 | 主な就職先 |
|---|---|
| 公務員 | 宮崎県庁 / 宮崎市役所 / 鹿児島県庁 / 福岡県庁 / 各県警察 |
| 航空・運輸 | JALスカイ九州 |
| 金融 | 鹿児島銀行 / 宮崎太陽銀行 / 高鍋信用金庫 |
| 建設・住宅 | 一条工務店 |
| 製造 | 霧島酒造 / ミネベアミツミ / TOTO / 凸版印刷 |
| サービス・観光 | 星野リゾート / スターバックス |
| エネルギー | 九州電力 |
出典:宮崎公立大学公式 就職・進路状況(2019〜2024年度実績)
県庁・市役所への就職が強いのはもちろん、JALスカイ九州・星野リゾート・九州電力・TOTOなど、九州を代表する企業への実績もしっかりある。霧島酒造やミネベアミツミといった地元有力企業への就職も目立つ。
人文学部の単科大学という特性上、公務員試験や語学を活かした就職に強みがある。2019〜2023年度の5年間で公務員試験合格者は92名。国家公務員・地方公務員が68名、その他公的機関が24名。規模を考えると、公務員輩出率はかなり高い。
同偏差値帯の大学と比べると?
宮崎公立大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ九州の公立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 宮崎公立大学 | 45.0 | 98.8% | 約248万円 |
| 北九州市立大学 | 40.0〜52.5 | 99.5% | 約230万円 |
| 長崎県立大学 | 40.0〜50.0 | 99.5% | 約232万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / Kei-Net(2024年度実績)
偏差値帯は重なっている部分が多い。就職率は3校とも98〜99%台で高水準。北九州市立大学と長崎県立大学は複数学部を持つ総合大学なので単純比較はできないが、宮崎公立大学も遜色のない実績を出している。
学費は4年間で約248万円(県内者)。北九州市立大や長崎県立大よりやや高いが、これは入学金や後援会費の差であって、授業料は年間535,800円で全く同じ。私立大学の4年間約400〜450万円と比べれば、公立大学としてのコストパフォーマンスは圧倒的に高い。
「宮崎公立大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
宮崎公立大学が「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中堅帯に位置するため、上を見ればMARCHがあり、下を見ればFランと呼ばれる帯がある。その“はざま”にいること自体が不安を生みやすい構造がある。
さらに、「公立大学なのに偏差値45?」という感覚もあるだろう。国公立大学=偏差値が高いというイメージが強いから、45.0という数字を見て「やばいのでは」と感じる人がいる。でもこれは地方公立大学の多くに共通する話であって、宮崎公立大学だけの問題じゃない。
加えて、人文学部のみの単科大学という規模の小ささから、知名度が低い。知名度が低い大学は、それだけで「聞いたことがない=Fラン?」と括られやすい。しかし、データを見ればわかる通り、宮崎公立大学の実態は「Fラン」のイメージとはかけ離れている。共通テストを突破し、倍率の競争を勝ち抜いて入学した学生が、98.8%の就職率で社会に出ている。これが現実だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、宮崎公立大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
同じ偏差値帯の大学を見る:偏差値45〜54の大学一覧|就職率・学費データ付き

