偏差値帯:BF〜42.5(Tier A)
就職率:100%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「神戸常盤大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、神戸常盤大学の現実をデータで確認していこう。
神戸常盤大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。神戸常盤大学は看護・医療・教育に特化した小規模大学で、河合塾の偏差値帯はBF〜42.5。学部・学科によってかなり差がある。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 看護学部 看護学科 | 42.5 |
| 保健科学部 医療検査学科 | 35.0〜42.5 |
| 保健科学部 診療放射線学科 | 35.0〜37.5 |
| 保健科学部 口腔保健学科 | 35.0 |
| 教育学部 こども教育学科 | BF〜37.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
看護学部の42.5は医療系としてはそれなりの難易度がある一方、教育学部のBFや口腔保健学科の35.0はボーダーフリーに近い。学科によって偏差値の差が大きいのが特徴で、「Fランか?」と聞かれたら学科によるとしか言えない。一括りにはできない大学だ。
ちなみにベネッセの偏差値では45〜54の範囲で表示される。河合塾とベネッセで算出方法が違うから、どちらを見るかで印象が全然変わる。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。ここは覚えておいてほしい。
次に、入試の倍率を確認しておこう。
倍率(2025年度)
| 学部 | 倍率(2025年度・全選抜) |
|---|---|
| 看護学部 | 1.7倍 |
| 保健科学部 | 1.4倍 |
| 教育学部 | 1.0倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
看護学部は1.7倍と多少の競争があるが、教育学部は1.0倍——つまり受験者全員が合格している。2024年度もほぼ同じ水準で、教育学部は2年連続で全員合格だ。入試で落ちる可能性がほぼない状態なのは事実。
ただし、倍率が低い=価値がないではない。医療系の資格を取得できる大学は、入学してからの国家試験が本当の勝負。入口だけで判断すると本質を見誤る。その先の就職データを見れば、この大学の実力がわかる。
神戸常盤大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大事なのは卒業後にどうなれるかだ。神戸常盤大学の就職データを見てみよう。
就職率
| 学部・学科 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|
| 看護学部 看護学科 | 85 | 85 | 100% |
| 保健科学部 医療検査学科 | 82 | 82 | 100% |
| 保健科学部 診療放射線学科 | — | — | 100% |
| 保健科学部 口腔保健学科 | — | — | 100% |
| 教育学部 こども教育学科 | 82 | 82 | 100% |
| 全体 | 270 | 270 | 100% |
出典:神戸常盤大学公式 進路データ / スタディサプリ進路(2024年3月卒業生実績)
就職希望者270名中270名が就職。就職率100%。全学部・全学科で一人も取りこぼしていない。全国平均(約97%前後)を大きく上回るどころか、完全に全員就職だ。「Fラン」と検索されるような大学の実態としては、かなりの数字だと思う。
看護師国家試験合格率は96.1%、保健師国家試験は100%。医療系の国家資格取得を前提としたカリキュラムが、この就職率に直結している。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 大学病院 | 神戸大学医学部附属病院 / 京都大学医学部附属病院 / 大阪大学医学部附属病院 |
| 公立病院 | 神戸市立医療センター中央市民病院 / 兵庫県立尼崎総合医療センター / 加古川中央市民病院 / 北播磨総合医療センター |
| 公的病院 | 済生会兵庫県病院 / JCHO神戸中央病院 / 関西ろうさい病院 |
| 公務員 | 兵庫県職員(24名)/ 神戸市職員 |
| 教育・福祉 | 小学校教諭 / 幼稚園教諭 / 兵庫県社会福祉事業団 / 聖隷福祉事業団 |
出典:神戸常盤大学公式 / パスナビ(2024年3月卒業生実績)
神戸大学病院・京都大学病院・大阪大学病院——名前を見て驚く人もいると思う。国公立の大学病院への就職実績がしっかりある。看護学科は卒業生の約45%が国公立施設に就職しており、兵庫県職員として採用される卒業生も保健科学部から24名にのぼる。
教育学部からは小学校教諭に10名が正規合格、保育園・幼稚園・こども園への就職も手厚い。「Fラン」と検索される大学で、大学病院や公務員にこれだけ送り込んでいるのは事実だ。医療系・教育系の国家資格に直結する学部構成が、就職の強さに直結している。
同偏差値帯の大学と比べると?
神戸常盤大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の兵庫県内の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算・教育系) |
|---|---|---|---|
| 神戸常盤大学 | BF〜42.5 | 100% | 約475万円 |
| 関西福祉大学 | 35.0〜45.0 | 100% | 約485万円 |
| 園田学園大学 | BF〜45.0 | 約99% | 約520万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / スタディサプリ進路(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。3校とも兵庫県の私大で、医療・教育系の学部を持つ。就職率は神戸常盤と関西福祉がともに100%と突出しており、園田学園も99%前後と高い。学費は教育系学部の4年概算で比較したが、ほぼ横並びだ。
ただし、神戸常盤大学は看護・医療検査・診療放射線と医療系学科のラインナップが充実しており、国家資格取得に特化した実習環境がある。看護学部の初年度納入金は約191万円、保健科学部は約152万〜183万円と、医療系は学費がやや高め。学費は学部によって大きく異なるので、志望学科の金額を確認してほしい。
就職率100%と国公立病院への就職実績を見れば、投資対効果は決して悪くない。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。
「神戸常盤大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。神戸常盤大学も、教育学部のBFや口腔保健学科の35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、神戸には甲南大学や神戸学院大学など規模の大きい私大が多い。知名度で比較されると、3学部の小規模大学はどうしても埋もれやすい。「神戸の大学」と聞いて真っ先に名前が挙がるのはそちら側で、神戸常盤大学は名前自体を知らない人も多い。知名度の低さが「Fラン」という検索に結びついている面がある。
でも、データを見ればわかる通り、実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率100%、神戸大学病院や京都大学病院への就職実績——これは「Fラン」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率100%。神戸大学病院・京都大学病院・兵庫県職員——神戸常盤大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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