医療創生大学はやばい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:BF〜35.0(Tier A)

就職率:100%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:医療創生大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「医療創生大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、医療創生大学の現実をデータで確認していこう。

医療創生大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。医療創生大学の偏差値帯は河合塾の数値でBF〜35.0。学科によって差がある。

学部別偏差値

学科 偏差値(河合塾)
総合医療学部 理学療法学科 35.0
総合医療学部 心理学科 35.0
総合医療学部 看護学科 BF
総合医療学部 作業療法学科 BF
国際看護学部 看護学科 35.0

出典:Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)

看護学科と作業療法学科はBF(ボーダーフリー)。理学療法学科と心理学科は35.0。「Fランか?」と聞かれたら、偏差値だけ見れば否定しづらい位置にいるのは事実だ。

ただ、この大学は2019年に「いわき明星大学」から名称変更し、医療系に特化する方向に大きく舵を切った大学だ。偏差値は入試難易度の指標であって、卒業後の価値とは別の話。特に医療系大学は国家資格の取得が前提で、入口の偏差値と出口の成果が必ずしも連動しない。これは覚えておいてほしい。

「誰でも受かるのか」という点も、入試データで確認しておこう。

倍率推移

学部 2025年度 2024年度
薬学部 1.0倍 1.1倍
看護学部 1.0倍 1.0倍
健康医療科学部 1.1倍 1.0倍
心理学部 1.1倍 1.0倍

出典:パスナビ(2024〜2025年度・全選抜合計)

倍率は1倍前後。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。ただ、倍率が低い=価値がないではない。医療系大学は入学後に国家試験合格という明確なゴールがある。入口の競争率より、出口で資格を取って就職できるかが全てだ。その答えは、この先の就職データが示してくれる。

ちなみに、倍率データは2026年4月の学部統合前の旧学部名で掲載している。現在は心理学部・看護学部・健康医療科学部が「総合医療学部」に再編されている。

医療創生大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大事なのは卒業後にどうなれるかだ。医療創生大学の就職データを見てみよう。

就職率

学科 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
薬学科 48 32 32 100.0%
看護学科 78 69 69 100.0%
理学療法学科 61 57 57 100.0%
臨床心理学科 39 27 27 100.0%
作業療法学科 21 16 16 100.0%
国際看護学科 81 80 80 100.0%
全体 328 281 281 100.0%

出典:医療創生大学公式(2025年3月卒業生実績)

就職希望者281名全員が就職。全学科で就職率100%だ。全国平均(約97%前後)を大きく上回るどころか、完全な100%。「やばい」と検索される大学の実態としては、かなり驚くべき数字だ。

医療系学科では看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士といった国家資格を取得して就職するルートが確立されている。臨床心理学科からも東邦銀行やかんぽ生命保険、福島県警察など、医療以外の分野への就職実績がしっかりある。

主要就職先

分野 主な就職先
病院(福島県内) いわき市医療センター / 総合南東北病院 / 福島県立医科大学付属病院 / 星総合病院 / 常磐病院 / 松村総合病院
病院(県外) 自治医科大学附属病院 / 亀田総合病院 / 虎の門病院 / 筑波記念病院 / 東北大学病院 / 秋田赤十字病院
薬局・ドラッグストア サンドラッグ / ツルハ / クスリのアオキ / アインファーマシーズ / 日本調剤 / ウエルシア薬局
金融・保険 東邦銀行 / かんぽ生命保険 / 明治安田生命保険
公務員 宮城県職員 / 青森県職員 / 福島県警察 / いわき市(保健師)

出典:医療創生大学公式(2025年3月卒業生実績)

福島県立医科大学付属病院、亀田総合病院、虎の門病院——名門病院への就職実績がしっかりある。薬学部からはサンドラッグやツルハなど大手ドラッグストアチェーンへの就職が多く、看護学部からは福島県内外の主要病院へ多数の卒業生を送り出している。

特に注目したいのは、県内の基幹病院への就職パイプがしっかり構築されている点だ。いわき市医療センターや総合南東北病院は地域医療の中核を担う病院で、ここに安定的に人材を送り出せるのは大学と地域の信頼関係の証だ。公務員として県職員や保健師になる卒業生もおり、進路の幅は見た目の偏差値からは想像できないほど広い。

同偏差値帯の大学と比べると?

医療創生大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の近隣の大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
医療創生大学 BF〜35.0 100% 約450〜678万円
東日本国際大学 35.0 100% 約484万円
つくば国際大学 BF〜37.5 99.1% 約660万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度実績)

偏差値帯はほぼ同水準。就職率は3校とも高水準で、医療創生大学と同じいわき市にある東日本国際大学も就職率100%を達成している。つくば国際大学も同じく医療系に強い大学で、就職率99.1%と高い水準だ。

学費は医療創生大学の場合、心理学科が約450万円と文系並みに抑えられている一方、理学療法学科や作業療法学科は約678万円と医療系らしい水準になる。ただ、国家資格の取得が前提という点を考えると、資格を取って就職率100%で社会に出られるなら、学費に見合った投資だと言える。同じ医療系のつくば国際大学と比較しても、学費は同程度の水準だ。

「医療創生大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。医療創生大学も、BFの学科がある時点で「やばい大学」として語られやすい構造がある。

さらに、この大学は2019年に「いわき明星大学」から名称変更している。名前が変わったこと自体が「何かあったのか」という憶測を呼びやすく、検索の動機につながっている面もある。実際には医療系に特化するための前向きな改称だが、知らない人から見れば不安材料に映るのは理解できる。

ただし、データを見ればわかる通り、医療創生大学の実態は「やばい」という検索イメージとは大きく異なる。就職率100%、虎の門病院や亀田総合病院への実績——これは「やばい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率100%。福島県立医科大学付属病院・亀田総合病院・虎の門病院——医療創生大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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