福島県立医科大学はやばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:47.5〜62.5(Tier C)

就職率:99.1%(就職希望者ベース・2024年度卒)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:福島県立医科大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「福島県立医科大学 やばい」——医学部は偏差値62.5の難関。保健科学部は47.5。学部によって印象がガラッと変わる大学だ。「やばい」が良い意味なのか悪い意味なのか、気になって検索した気持ちはわかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

福島県立医科大学の偏差値と入試難易度

福島県立医科大学は、医学部・看護学部・保健科学部の3学部を持つ福島県唯一の医科大学だ。河合塾の偏差値は47.5〜62.5と、学部・学科によって幅がかなり大きい。

学部別偏差値

学部・学科 偏差値(河合塾)
医学部 医学科(一般枠) 62.5
医学部 医学科(地域枠) 62.5
保健科学部 診療放射線科学科 47.5
保健科学部 臨床検査学科 47.5
保健科学部 理学療法学科 —(共テ得点率54%)
保健科学部 作業療法学科 —(共テ得点率52%)
看護学部 看護学科 —(共テ得点率49〜55%)

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

医学部の偏差値62.5は、全国の国公立医学部の中で中堅レベルに位置する。共通テスト得点率は78%が求められ、俺の大学とは次元が違う世界だ。一方、2021年に新設された保健科学部は47.5。看護学部は河合塾の偏差値が付いていないが、共テ得点率は49〜55%。学部間の偏差値差が15ポイントあり、大学全体を一括りにしにくいのがこの大学の特徴だ。

入試の実態も確認しておこう。

倍率推移

学部 2025年度(全選抜) 2024年度(全選抜)
医学部 2.6倍 5.3倍
看護学部 2.1倍 1.8倍
保健科学部 2.5倍 2.1倍

出典:パスナビ / Kei-Net(2025・2024年度入試結果)

注目すべきは医学部の倍率変動。2024年度は5.3倍だったが、2025年度は2.6倍と大幅に低下した。ただし、これは国公立医学部は受験機会が基本1回であり、年度ごとの志願動向で大きく振れるため。倍率が下がったからといって「入りやすくなった」と単純には言えない。保健科学部は2021年設置のため過去データが限られるが、2〜3倍台で推移している。

ちなみに、医学部には一般枠45名・地域枠25名の他に、学校推薦型選抜(20名)や総合型選抜(5名)も設けられている。地域医療を支える人材を確保するための枠組みが充実している点は、他の医科大学にはない特徴だ。

福島県立医科大学の就職実績

医科大学の「就職」は一般の大学とは少し違う。医学部は臨床研修医として病院へ、看護学部・保健科学部は医療専門職として病院や検査機関へ進む。国家試験の合格が就職の前提になる世界だ。

就職率

学部 卒業者数 就職者数 進学者数 就職率
医学部 133 133 0 100.0%
看護学部 79 69 10 100.0%
保健科学部 137 116 18 97.5%
全体 349 318 28 99.1%

出典:河合塾Kei-Net(2024年度卒業者実績)

医学部と看護学部は就職希望者全員が就職。保健科学部も97.5%と高水準。全体の就職率は99.1%。医師国家試験の合格率は97.1%(令和7年実施)で、全国82校中でも上位に入る。「やばい」と検索される大学の実態としては、かなり堅実だ。

医学部は65.4%が福島県内に就職しており、地域医療の中核を担う人材を輩出し続けている。看護学部も63.8%が県内就職。東北の医療を支える大学としての役割は明確だ。

主要就職先

分野 主な就職先・進路
医学部(臨床研修) 福島県立医科大学附属病院 / 県内臨床研修指定病院 / 東北地方の大学病院
看護学部 福島県立医科大学附属病院 / 県内外の総合病院・大学病院
保健科学部 県内外の総合病院 / 検査センター / 大学院進学

出典:福島県立医科大学公式(2024年度卒業者実績)

福島県立医科大学附属病院(778床)が全学部で最大の就職先だ。医学部卒業生の多くが附属病院や県内の関連病院で臨床研修を開始する。看護学部も附属病院への就職が中心で、大学→附属病院→地域医療という一貫したキャリアパスが確立されている。

保健科学部は2021年新設で、2025年3月に初の卒業生を輩出したばかり。それでも97.5%の就職率を達成しているのは、医療系国家資格(理学療法士・作業療法士・診療放射線技師・臨床検査技師)の取得を前提としたカリキュラムが機能している証拠だ。

同偏差値帯の大学と比べると?

福島県立医科大学だけを見ても相対的な位置がわからない。同じ東北地方の医学部を持つ国立大学と比較してみよう。

大学名 医学部偏差値 医師国試合格率 学費(医学部6年概算)
福島県立医科大学 62.5 97.1% 約392万円(県内)
秋田大学 62.5 97% 約350万円
山形大学 62.5 91% 約350万円

出典:各大学公式 / 医学部受験マニュアル(2025年度実績)

医学部の偏差値は3校とも62.5で横並び。医師国家試験の合格率は福島県立医科大学が97.1%でトップ。山形大学の91%と比べると6ポイント以上の差がある。学費は公立大学のため国立より約40万円高いが、6年間で約392万円は私立医学部(3,000万円前後)と比較すれば圧倒的に安い。

福島県立医科大学の特徴は、医学部だけでなく看護学部・保健科学部を併設し、医療チーム全体を育てる体制にある。医師・看護師・理学療法士・臨床検査技師が同じキャンパスで学ぶ環境は、チーム医療を実践的に学ぶ上で大きなアドバンテージだ。

「福島県立医科大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「やばい」と言われるほど悪い大学ではないことがわかったと思う。では、なぜ「やばい」と検索されるのか。

福島県立医科大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、いくつかの複合的な要因がある。

まず、2011年の東日本大震災・原発事故の影響。福島県立医科大学は震災後、放射線医学や災害医療の研究拠点として全国的に注目を集めた。「福島」「医科大学」「放射線」というキーワードが重なることで、不安を感じる人が検索する構造が生まれた。ただし、これは大学の教育・研究の質とは全く別の問題だ。むしろ震災後の医療対応で培った知見は、災害医療の分野で日本トップクラスの実績になっている。

次に、立地の問題。キャンパスは福島市の光が丘にあり、福島駅からバスでのアクセスが基本。「山の上」「不便」といった口コミが広がりやすい。ただし、医科大学は附属病院と一体型のキャンパスが多く、都心に立地すること自体が珍しい。これは福島県立医科大学に限った話ではない。

さらに、2024年には附属施設でのパワハラ問題が報道された。こうした個別の不祥事が「やばい」という検索につながった面もある。ただ、これは一部の事例であり、大学全体の教育の質を否定するものではない。

俺から見ると、「やばい」と検索される理由は大学の実力ではなく、「福島」という地名が持つイメージと個別の報道が混ざった結果に過ぎない。医師国試97.1%、就職率99.1%——データが示す実態はその検索イメージとは大きく異なる。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、福島県立医科大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。医師国家試験合格率97.1%、就職率99.1%、東北の地域医療を支える確かな実績がある。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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