偏差値帯:42.5〜47.5(Tier C)
就職率:100%(経済学部・就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「旭川大学 やばい」——微妙なラインだよな。上を見れば北大や小樽商科がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
ちなみに旭川大学は2023年4月に公立化して「旭川市立大学」に改称している。この記事では検索で使われる旧名の「旭川大学」で統一するが、データは現在の旭川市立大学のものを使っている。
配られたカードで戦うしかない。現実を確認していこう。
旭川大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。旭川大学(旭川市立大学)の河合塾偏差値は42.5〜47.5。公立化前のBF(ボーダーフリー)帯から大きく上昇している。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 経済学部 経営経済学科 | 45.0 |
| 地域創造学部 | 45.0 |
| 保健福祉学部 保健看護学科 | 47.5 |
| 保健福祉学部 コミュニティ福祉学科 | 42.5 |
出典:Kei-Net 河合塾(2026年度入試予想)
保健看護学科が47.5で最も高く、コミュニティ福祉学科が42.5で最も低い。共通テスト得点率は51%〜66%の範囲だ。公立化によって偏差値が一気に跳ね上がった大学の典型例で、かつてのBF帯の印象とは全く違う入試難易度になっている。
入試倍率も確認しておこう。
倍率(2025年度入試)
| 学部 | 入試区分 | 倍率 |
|---|---|---|
| 経済学部 | 全選抜合計 | 1.8倍 |
| 経済学部 | 一般選抜 | 2.2倍 |
| 経済学部(後期) | 一般選抜 | 7.1倍 |
| 保健福祉学部 | 全選抜合計 | 1.8倍 |
| 保健福祉学部 | 一般選抜 | 2.0倍 |
| 保健福祉学部(保健看護・中期) | 一般選抜 | 9.7倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
注目すべきは保健看護学科の中期入試で倍率9.7倍。経済学部の後期も7.1倍と高い。公立化前は定員割れが常態化していた大学とは思えない数字だ。公立化によって学費が下がり、志願者が一気に増えた結果がこの倍率に表れている。
全選抜合計でも1.8倍。「やばい」と検索されるような大学の数字じゃないことは、見ればわかると思う。
旭川大学の就職実績
偏差値の次は就職データ。「大学に入った後どうなるか」が一番大事なところだ。
学部別就職率(2025年3月卒)
| 学部・学科 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 経済学部 経営経済学科 | 96 | 85 | 85 | 100% |
| 保健福祉学部 保健看護学科 | — | 56 | 56 | 100% |
| 保健福祉学部 コミュニティ福祉学科 | — | 25 | 24 | 96.0% |
| 保健福祉学部 全体 | 88 | 81 | 80 | 98.8% |
出典:旭川市立大学公式 就職データ(2025年3月卒業生実績)/ パスナビ
経済学部の就職率は100%。就職希望者85名が全員就職を決めている。保健看護学科も100%。コミュニティ福祉学科だけ96%だが、25名中24名が就職しているので、実質1名のみ未決定という水準だ。
偏差値37の俺の大学でも就職はできたが、学部全体で100%というのはなかなか出ない数字。北海道の地方公立大学として、堅実な就職支援体制が機能していることがわかる。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 経済学部 | ANA新千歳空港(4名) / 旭川信用金庫(4名) / 日本郵便(3名) / 北海道旅客鉄道 / 星野リゾート / キリンビバレッジ / イオン北海道 / ツルハ |
| 経済学部(公務) | 北海道職員 / 旭川市 / 各消防・警察 / 自衛隊 |
| 保健福祉学部 | 旭川赤十字病院(11名) / 旭川医科大学病院(8名) / 市立旭川病院 / 北海道大学病院 / 旭川市社会福祉協議会 |
| 保健福祉学部(公務) | 旭川市 / 士別市 / 美深町 |
出典:旭川市立大学公式 就職データ(2025年3月卒業生実績)
ANA新千歳空港4名、旭川信用金庫4名が経済学部のトップ。JR北海道や星野リゾートへの就職実績もある。保健福祉学部は旭川赤十字病院に11名、旭川医科大学病院に8名と、地域の基幹病院への就職が手厚い。
北海道の公立大学として、地元の金融機関・医療機関・公務員への就職パイプがしっかり構築されている。派手さはないが、地に足のついた就職実績だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
旭川大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ北海道の公立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 旭川大学(旭川市立大学) | 42.5〜47.5 | 100%(経済) | 約246万円 |
| 釧路公立大学 | 42.5 | 98.6% | 約245万円 |
| 名寄市立大学 | 42.5〜47.5 | 約99% | 約243万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / Kei-Net(2024〜2025年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。学費も公立大学の標準的な水準で横並び。就職率は3校とも98%以上と高いが、旭川大学の経済学部100%はわずかに頭一つ抜けている。
学費は4年間で約246万円。私大なら400万円を超えるところも多い中、公立大学の学費の安さは圧倒的な強みだ。これは2023年の公立化によって実現した恩恵でもある。かつて私立だった時代は学費がもっと高かったわけで、今の在学生はコスパの面では非常に恵まれた環境にいる。
「旭川大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
最大の原因は、2023年の公立化以前のイメージがまだ残っていることだ。旭川大学は長らく私立大学として運営され、偏差値はBF(ボーダーフリー)帯。定員割れが続き、大学経営の厳しさも報じられていた。「北海道のFラン」という印象を持っている人は少なくない。
しかし2023年4月に公立大学法人化し、「旭川市立大学」に改称。授業料は公立大学の標準額に下がり、志願者は前年比2.2倍に急増。偏差値もBF帯から42.5〜47.5へと大幅に上昇した。つまり、「やばい」と検索される旭川大学と、今の旭川市立大学は実質的に別物だ。
中堅帯に位置するため、上を見れば北大や小樽商科があり、下を見ればかつての自分(旧旭川大学)がいる。その”はざま”にいること自体が不安を生みやすい構造はある。ただし、データを見ればわかる通り、旭川大学の実態は「やばい」とは異なる部分が多い。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、旭川大学(旭川市立大学)は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。公立化によって学費は下がり、入試難易度も上がり、大学としてのステージが一段上がった。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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