秋草学園短期大学はFラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:42〜45(ベネッセ・Tier A)

就職率:100%(185名中185名・2025年3月卒)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:秋草学園短期大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「秋草学園短期大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、秋草学園短期大学の現実をデータで確認していこう。

秋草学園短期大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。秋草学園短期大学の偏差値はベネッセの数値で42〜45。学科によって差がある。

学科別偏差値

学科 偏差値(ベネッセ)
幼児教育学科 45
地域保育学科 42
文化表現学科 42

出典:マナビジョン(2025年度第3回ベネッセ・駿台模試・B判定値)

短大の偏差値は4年制大学と単純比較できないが、ベネッセ基準で42〜45という数値は短大の中では標準的なライン。幼児教育学科が最も高く45。河合塾は多くの短大の偏差値を個別公表していないため、ベネッセの数値が実質的な指標になる。

「Fランか?」と聞かれたら、偏差値の数字だけでは一概に言えない。ただし、入試の実態を見ると別の景色が見えてくる。倍率データを確認しよう。

倍率推移

年度 入試方式 倍率
2025年度 全選抜合計 1.1倍
2025年度 総合型選抜 1.3倍
2025年度 学校推薦型選抜 1.0倍
2025年度 一般選抜 1.0倍
2024年度 全選抜合計 1.0倍

出典:パスナビ(2024〜2025年度入試結果)

倍率は1.0〜1.3倍。推薦・一般はほぼ全員合格の水準にある。この数字だけ見れば、「誰でも入れる」に近い状態なのは事実だ。ただ、倍率が低い=価値がないではない。短大は4年制大学とそもそも入口の構造が違う。2年間で国家資格を取得し、即戦力として就職する——その出口の質で評価すべきだ。

秋草学園短期大学は埼玉県所沢市にある私立短大で、1967年の開学以来、保育・幼児教育の分野で50年以上の実績を持つ。入口の偏差値より出口のデータを見てほしい。

秋草学園短期大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも短大の評価は「卒業後にどうなれるか」で決まる。就職データを見てみよう。

就職率

年度 就職希望者数 就職者数 就職率
2025年3月卒 185名 185名 100%
2024年3月卒 211名 211名 100%

出典:スタディサプリ進路(2024〜2025年度卒業生実績)

就職希望者に対する就職率は2年連続100%。全国の短大平均(約97%前後)を大きく上回っている。保育系学科に至っては、18年連続で就職内定率95%以上を達成。これは偶然の数字じゃない。長年にわたるキャリア支援の蓄積があってこその結果だ。

主要就職先

分野 主な就職先
幼稚園 公立・私立幼稚園(求人数403件)
保育所 公立・私立保育所(求人数617件)
福祉施設 児童養護施設・障害児施設等(求人数86件)
学童・その他 学童クラブ・子育て支援センター等
一般企業 医療事務・一般事務・販売職(文化表現学科)

出典:秋草学園短期大学公式 / スタディサプリ進路

保育系の求人数は合計1,106件。保育系就職希望者の約5倍の求人が来ている。つまり、選ぶ側になれる状況だ。「Fラン」と検索されるような短大の実態として、この求人数は驚異的と言っていい。

キャリアセンターのスタッフが毎年約400園の幼稚園・保育所・施設を訪問して求人情報を収集している。この地道なパイプ作りが、就職率100%という数字に直結している。文化表現学科からは医療事務や一般企業への就職実績もあり、取得した資格を活かした就職が可能な環境が整っている。

同偏差値帯の短大と比べると?

秋草学園短期大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ埼玉県内の短大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(2年概算)
秋草学園短期大学 42〜45 100% 約250万円
川口短期大学 41 98.2% 約220万円
埼玉女子短期大学 39〜43 99.2% 約256万円

出典:各大学公式 / マナビジョン / スタディサプリ進路(2024〜2025年度実績)

偏差値帯はほぼ同水準。学費も2年間で220〜256万円と横並び。就職率は3校とも98%以上と高水準だが、秋草学園短期大学の100%は頭一つ抜けている。保育系求人が就職希望者の5倍という環境も、他の短大にはない強みだ。

学費は2年間で約250万円。4年制大学の半分の期間で国家資格を取得して就職できることを考えれば、投資対効果は悪くない。「Fランに行く意味があるのか」と思う人もいるかもしれないが、就職率100%と求人倍率5倍のデータがその答えだ。

「秋草学園短期大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)に近い倍率帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、倍率1.0倍台の学校はまとめて「Fラン」とレッテルを貼られることがある。秋草学園短期大学も、入試倍率の低さが一人歩きして、学校全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、そもそも短期大学というカテゴリ自体が「4年制大学に行けなかった人が行くところ」というイメージを持たれやすい。でもそれは完全な誤解で、保育士や幼稚園教諭を目指すなら短大の2年間は合理的な選択肢だ。4年制大学で4年かけて同じ資格を取るより、2年で資格を取って現場に出る方が効率的なケースも多い。

ただし、データを見ればわかる通り、秋草学園短期大学の実態は「Fラン」というイメージとは異なる部分が多い。就職率100%、求人倍率5倍——これは入口の偏差値では測れない出口の強さだ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率100%。保育系求人は希望者の5倍。秋草学園短期大学からでも、2年間で国家資格を取得して、確実に就職できる環境が整っている。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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