兵庫教育大学はFラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:47.5(Tier C)

就職率:94.1%(進学者除く・大学公式)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:兵庫教育大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「兵庫教育大学 Fラン」——国立大学なのにそう検索されると、不安になるよな。教育大学は知名度が高くないし、名前を出しても「どこそれ?」と返される経験、あるんじゃないかと思う。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

兵庫教育大学はFラン?偏差値と入試データで検証

兵庫教育大学は兵庫県加東市にある国立の教員養成大学。学校教育学部のみの単科大学で、教員を育てることに特化した大学だ。河合塾のデータで偏差値を確認しよう。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾) 共テ得点率
学校教育学部(前期) 47.5 56%
学校教育学部(後期) 63%

出典:Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)

偏差値47.5、共通テスト得点率は前期で56%、後期で63%。国立大学としてはBFとは程遠い水準にある。後期は二次試験が面接のみのため偏差値が算出されていないが、共テ得点率63%が求められる。俺の大学の入試とは比べものにならないレベルだ。

「Fランか?」と聞かれたら、答えは明確にノーだ。そもそもFラン(ボーダーフリー)とは、河合塾の偏差値でBF判定が出る大学を指す。兵庫教育大学は国立大学であり、共通テストを突破しなければ受験すらできない。Fランとは構造が全く違う。

倍率推移

年度 前期日程 後期日程
2026年度 1.5倍 1.9倍
2025年度 1.9倍 3.4倍
2024年度 1.8倍 2.2倍

出典:Kei-Net / パスナビ(各年度入試結果)

前期は1.5〜1.9倍台で推移。倍率だけ見ると低く見えるかもしれないが、これは共通テストで足切りされた後の倍率だ。国立大学の倍率と私大の倍率は母集団が違う。共テを突破してきた受験生の中での競争だから、数字の重みが違う。

後期は年度によってバラつきがあるが、2025年度は3.4倍と高水準。教員志望の受験生が全国から集まる大学であることがわかる。

兵庫教育大学の就職実績

教員養成大学の価値は、卒業後に教員になれるかどうかで決まる。兵庫教育大学の就職データを確認しよう。

就職率

項目 数値
卒業者数 158名
教員・保育士就職者数 107名
教員・保育士就職率(進学者除く) 79.4%
大学院進学者数 22名
全体就職率(進学者除く) 94.1%

出典:兵庫教育大学 教職キャリア開発センター(令和6年度卒業者実績)

教員・保育士への就職率79.4%。卒業生の約8割が教壇に立っている計算だ。進学者を除いた全体の就職率は94.1%で、公務員や民間企業への就職者を含めると高い水準を維持している。

教員養成大学としての本分を果たしている数字だと言える。俺みたいなFラン出身者からすると、卒業すれば8割近くが教員になれるという安定感は、正直かなりうらやましい。

主要就職先

分野 主な就職先
小学校教員 兵庫県教委(56名)/ 神戸市教委(15名)/ 横浜市 / 大阪府 / 豊能地区 / 沖縄県
中学校教員 兵庫県教委 / 神戸市教委 / 大阪府 ほか(計22名)
高等学校教員 兵庫県教委 ほか(計7名)
幼稚園・保育 認定こども園 / 保育所 / 幼稚園(計7名)
公務員 地方公務員(計7名)
民間企業 教育関連企業 ほか(計14名)

出典:兵庫教育大学 教職キャリア開発センター(令和6年度卒業者実績)

兵庫県教育委員会への就職者が56名で圧倒的。神戸市教育委員会にも15名と、地元・兵庫への教員輩出が際立っている。横浜市や大阪府、沖縄県など地元以外の自治体にも教員を送り出しており、全国で活躍する卒業生がいる。

教員以外では、公務員7名、民間企業14名と選択肢も確保されている。教員一本に絞らなくても進路があるのは、教育大学としての安心材料だ。

同偏差値帯の大学と比べると?

兵庫教育大学と同じ国立の教員養成大学を比較してみよう。鳴門教育大学(徳島)と上越教育大学(新潟)は、兵庫教育大学と並ぶ「新構想の教育大学」として設立された姉妹校だ。

大学名 偏差値 教員就職率 学費(4年概算)
兵庫教育大学 47.5 79.4% 約243万円
上越教育大学 50.0 83.7% 約243万円
鳴門教育大学 42.5 89.4% 約243万円

出典:各大学公式 / Kei-Net(2024年度卒業者実績)

学費は3校とも国立大学の標準額で4年間約243万円。私大の教育学部が4年間で400〜500万円かかることを考えると、コスパは圧倒的に良い。

教員就職率は鳴門教育大学が全国1位の89.4%、上越教育大学が全国2位の83.7%と、姉妹校が全国トップを争っている。兵庫教育大学の79.4%もこれに続く高水準だ。3校とも教員になるための環境としては全国トップクラスであることは間違いない。

偏差値は上越教育大学が50.0、兵庫教育大学が47.5、鳴門教育大学が42.5と開きがあるが、教員養成大学の価値は偏差値よりも「教員にどれだけなれるか」で測るべきだ。その意味で、兵庫教育大学は十分に機能している大学だと言える。

「兵庫教育大学 Fラン」と検索される背景

兵庫教育大学が「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。

最大の原因は知名度の低さだ。兵庫教育大学は加東市という兵庫県の内陸部にキャンパスがあり、都市部から離れている。「兵庫の大学」と聞いたときに真っ先に思い浮かぶのは神戸大学や関西学院大学であって、兵庫教育大学の名前が出ることは少ない。知名度が低い大学は、それだけで「聞いたことがない=Fランでは?」と誤解されやすい構造がある。

さらに、国立大学の中では偏差値が低い方に位置するのも事実だ。「国立なのに偏差値50以下」という点が、ネット上で「Fラン」とレッテルを貼られる原因になっている。しかし、前述の通り共通テストの得点率56〜63%が求められる大学をFランと呼ぶのは、定義として明確に間違っている。

もう一つ、教育大学という特殊性もある。学校教育学部のみの単科大学であるため、総合大学と比べると「選択肢が少ない=レベルが低い」と誤解されることがある。実際には教員養成に特化しているからこそ、教員就職率79.4%という専門性の高い成果を出せている。単科大学であることはデメリットではなく、むしろ強みだ。

データを見ればわかる通り、兵庫教育大学の実態は「Fラン」という検索イメージとはかけ離れている。国立大学として教員養成に実績を出し続けている大学だ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、兵庫教育大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。

教員就職率79.4%、全体就職率94.1%。兵庫県教育委員会に毎年56名を送り出す教員養成のパイプライン。4年間の学費約243万円で、これだけの成果が得られる大学をFランと呼ぶのは完全に間違いだ。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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