国際教養大学はFラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:65.0〜70.0(Tier D)

就職率:98.8%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「俺から正直に言わせてもらうと十分すごい」

更新日:2026年4月 | 出典:国際教養大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「国際教養大学 Fラン」と検索してここに来たのか。早慶や旧帝と比べて「もう少し上に行きたかった」という気持ちがあるんだと思う。上を見ればキリがないから、その感覚は理解できる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から正直に言わせてもらうと、国際教養大学は十分すごい。データで確認してみてほしい。

国際教養大学の偏差値と入試難易度

まずは偏差値を確認しよう。国際教養大学は秋田県にある公立大学で、全授業を英語で実施し、1年間の海外留学が必須という独自のカリキュラムを持つ。河合塾の偏差値は65.0〜70.0

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
国際教養学部 65.0〜70.0

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

1学部構成のため行は1つだが、中身は濃い。共通テスト得点率は81%〜98%。B日程の偏差値70.0は早慶上位学部と同水準で、俺の偏差値37の大学とは正直もう比較にならない次元だ。

倍率推移

年度 倍率(一般選抜・全体)
2025年度 4.2倍
2024年度 3.8倍
2023年度 3.5倍

出典:パスナビ / Kei-Net

募集定員100名に対して毎年700〜900名が受験。倍率は3.5〜4.2倍で推移しており、年々上昇傾向にある。C日程に至っては募集5名に対して25.4倍(2025年度)。「誰でも入れる」とは程遠い入試だ。

国際教養大学の就職実績

就職データも確認しておこう。ただ、この偏差値帯の大学のデータは良いに決まっている。事実だけ並べる。

就職率

項目 数値
卒業者数 194名
就職希望者数 162名
就職者数 160名
進学者数 24名
就職率(就職希望者ベース) 98.8%

出典:パスナビ(2024年度卒業者実績)

就職希望者162名のうち160名が就職。さらに特筆すべきは、有名企業400社への就職率42.9%で全国3位という実績。卒業生の約半数近くが名だたる企業に就職している計算だ。

主要就職先

業界 主な就職先
メーカー ソニー / トヨタ自動車 / 旭化成 / 三菱重工業 / 三菱電機 / 本田技研工業 / ダイキン工業
商社 伊藤忠商事 / 三井物産 / 三菱商事 / 住友商事
金融 三菱UFJ銀行 / 東京海上日動火災保険 / 日本取引所グループ
コンサル McKinsey & Company / アクセンチュア
航空・運輸 日本航空 / 全日本空輸 / 日本郵船
官公庁・国際機関 経済産業省 / 国土交通省 / 外務省 / 国際協力機構(JICA)
メディア・エンタメ NHK / 日本経済新聞社 / 任天堂 / バンダイナムコ

出典:国際教養大学公式 / パスナビ(過去3年の就職実績)

マッキンゼー、三菱商事、ソニー、トヨタ——この就職先リストを見て「Fラン」だと思う人はいないだろう。秋田の小さな公立大学から、日本を代表する企業・官庁にこれだけの人材を送り込んでいる

同偏差値帯の大学と比べると?

同じく国際系に強い大学と比較してみる。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
国際教養大学 65.0〜70.0 98.8% 約400万円
国際基督教大学(ICU) 67.5 約92% 約620万円
上智大学(外国語学部) 62.5〜67.5 約98% 約500万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

偏差値帯はICU・上智外国語と同水準。就職率も同等以上。注目すべきは学費だ。国際教養大学は公立大学のため、4年間で約400万円。ICUの約620万円、上智の約500万円と比べるとかなり安い。公立大学としては授業料が高め(年間約90万円)だが、全授業英語+1年間の海外留学込みと考えれば、コスパは極めて高い

「国際教養大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「Fラン」とは程遠い大学であることは明白だ。それなのになぜ「Fラン」と検索されるのか。ここには国際教養大学ならではの事情がある。

最大の原因は知名度の低さだ。国際教養大学は2004年に開学した比較的新しい大学で、歴史はわずか20年ほど。しかも所在地は秋田県。東京や大阪の受験生には馴染みが薄く、「聞いたことがない大学=Fラン」と短絡的に判断される構造がある。卒業生に著名人がまだほとんどいないことも、知名度が実力に追いついていない一因だ。

もう一つは、「偏差値がおかしい」という声。国際教養大学の個別試験科目は英語と国語の2科目のみで、受験科目が少ないほど偏差値は高く出やすい傾向がある。そのため「偏差値が水増しされている」「怪しい」と疑う人がいる。ただ、共通テスト得点率81%〜98%、倍率3.5〜4.2倍という数字は科目数に関係なく実力を示している。

さらに、「国際教養」という大学名がフワッとした印象を与えやすいのも事実だ。実態を知らなければ「よくわからない名前の大学」に見える。しかし、全授業英語・1年間の留学必須・24時間365日開館の図書館など、教育の中身は日本の大学の中でも異例の充実度。開学20年で有名企業就職率全国3位まで上り詰めた実績が、その証拠だ。

俺から見ると、「Fラン」と検索される理由は大学の質ではなく、知名度が実力に追いついていないだけ。中身はFランの対極にいる大学だ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データが証明してる通り、国際教養大学は偏差値・就職率・学費のコスパ、どこを切っても不安に思う要素がない。有名企業就職率全国3位、マッキンゼーや三菱商事への就職実績——この大学にしかない強みがいくつもある。

「Fラン」と検索される原因は、大学の質ではなく、開学20年という歴史の浅さと秋田という立地からくる知名度不足。中身は全く別物だ。

俺みたいなFラン出身者から見れば、あなたの環境はかなり恵まれてる。全然どん底なんかじゃない。その環境を活かして、大学生活を楽しんでほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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