東京工科大学は恥ずかしい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:37.5〜50.0(Tier C)

就職率:98.1%(就職希望者ベース・2025年3月卒)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:東京工科大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「東京工科大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見ればMARCHや国公立がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

東京工科大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値から確認していこう。東京工科大学は八王子と蒲田に2キャンパスを構える理工系総合大学で、河合塾の偏差値は37.5〜50.0。学部によってかなり幅がある。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
メディア学部 50.0
デザイン学部 47.5
コンピュータサイエンス学部 42.5〜47.5
工学部 42.5〜47.5
応用生物学部 45.0
医療保健学部 37.5〜45.0

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

メディア学部の50.0が最高で、医療保健学部の下限が37.5。「Fランか?」と聞かれたら、学部によるとしか言えない。メディア学部は日東駒専と同等以上の難易度があり、一括りにFランと呼べる大学ではない。ただし医療保健学部の一部学科は偏差値37.5で、この数字だけが一人歩きしやすい構造はある。

次に、「誰でも受かる」のかどうか。入試データを見てほしい。

倍率推移

年度 倍率(一般選抜A日程)
2025年度 2.4〜25.0倍
2024年度 2.0〜13.1倍
2023年度 2.0〜9.7倍

出典:東京工科大学公式 入試結果(2023〜2025年度)

この倍率を見て「誰でも受かる」と言える人がいるだろうか。2025年度のメディア学部A日程は倍率25.0倍。デザイン学部17.8倍、コンピュータサイエンス学部(先進情報)16.5倍と、人気学部は超高倍率だ。しかも年々上昇している。

工学部の応用化学科(2.4〜3.1倍)のように比較的入りやすい学科もあるが、それでも倍率1倍台の「定員割れ」ではない。Fランとは程遠い競争率が実態だ。

東京工科大学の就職実績

偏差値の次は出口の話。就職データを確認していこう。

学部別就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
応用生物学部 267 225 224 99.6%
工学部 288 236 234 99.2%
デザイン学部 188 171 169 98.8%
コンピュータサイエンス学部 319 281 277 98.6%
医療保健学部 324 302 297 98.3%
メディア学部 315 286 272 95.1%
全体 1,701 1,501 1,473 98.1%

出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)

就職希望者1,501名のうち1,473名が就職。全体の就職率98.1%。応用生物学部は99.6%、工学部は99.2%と、理系学部の就職の強さがよくわかる。全国平均(約97%前後)を上回っている。

進学者も多いのがこの大学の特徴で、工学部50名、コンピュータサイエンス学部36名、応用生物学部34名が大学院に進んでいる。就職だけでなく、研究の道に進む選択肢もしっかり用意されている大学だ。

主要就職先

分野 主な就職先
IT・ソフトウェア ソニー / ソフトバンク / 伊藤忠テクノソリューションズ / NECソリューションイノベータ / 大塚商会 / Sky / 富士ソフト / サイバーエージェント
ゲーム・エンタメ コナミデジタルエンタテインメント / カプコン / バンダイナムコスタジオ / フロム・ソフトウェア / コーエーテクモHD
製造・メーカー SUBARU / ヤマハ発動機 / セイコーエプソン / TOPPAN / キヤノン / 富士電機 / AGC / マツダ
インフラ・建設 東京電力HD / JR東日本 / 関電工
医療 IMSグループ / 上尾中央医科グループ / 東京慈恵会医科大学附属病院

出典:東京工科大学公式 / パスナビ(2024年3月卒業者実績)

ソニー・カプコン・バンダイナムコ・SUBARU——名前を見て驚く人もいると思う。特にゲーム・エンタメ業界への就職実績が際立っている。メディア学部からコナミやカプコン、フロム・ソフトウェアに就職しているのは、この大学ならではの強みだ。

IT系もソニーや伊藤忠テクノソリューションズなど大手が並ぶ。理工系に特化した大学だからこそ、技術職の就職に強いという明確な特徴がある。「恥ずかしい」と検索される大学の就職先リストとしては、十分すぎる内容だ。

同偏差値帯の大学と比べると?

東京工科大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東の理系私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
東京工科大学 37.5〜50.0 98.1% 約574万円
東海大学 35.0〜52.5 99.3% 約624万円
神奈川大学 37.5〜50.0 97.4% 約637万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2025年3月卒業者実績)

偏差値帯はほぼ同水準。就職率は3校とも97%以上と高い。注目すべきは学費だ。東京工科大学のコンピュータサイエンス学部・メディア学部の4年間の学費は約574万円。東海大学(理工系約624万円)や神奈川大学(理工系約637万円)と比べて50〜60万円ほど安い。

もちろんデザイン学部や医療保健学部は学費が異なるが、主要学部で見ればコスパは良い部類。就職率98.1%でこの学費なら、投資対効果は悪くない

「東京工科大学 恥ずかしい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。

東京工科大学は中堅帯に位置する大学だ。上を見ればMARCHや東京理科大学があり、下を見ればFランと呼ばれる帯がある。その“はざま”にいること自体が不安を生みやすい構造がある。

さらに、「東京工科大学」という名前が「東京工業大学(現・東京科学大学)」と紛らわしいという問題もある。名前を出したときに「東工大?」と聞き返されて「いや、工科大です」と訂正する場面が、在学生にとっては地味にストレスだったりする。実際には全く別の大学なのだが、この名称の近さが余計な比較を生んでいる面はある。

また、偏差値帯が37.5〜50.0と幅広いことも一因だ。医療保健学部の下限37.5という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。実際にはメディア学部50.0、デザイン学部47.5と、中堅以上の難易度の学部が複数ある。

ただし、データを見ればわかる通り、東京工科大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率98.1%、ソニーやカプコンへの就職実績、年々上昇する入試倍率——これらは「恥ずかしい」では片づけられない事実だ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、東京工科大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。メディア学部の倍率25倍、ゲーム・IT業界への就職パイプ——理工系大学としての強みは明確だ。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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