偏差値帯:BF(Tier A)
就職率:91.3%(就職希望者ベース・パスナビ)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「松蔭大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、松蔭大学の現実をデータで確認していこう。
松蔭大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。松蔭大学の偏差値は河合塾の数値で全学部BF(ボーダーフリー)。受験者のほとんどが合格する水準にある。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 経営文化学部(ビジネスマネジメント学科) | BF |
| 経営文化学部(経営法学科) | BF |
| コミュニケーション文化学部(異文化コミュニケーション学科) | BF |
| コミュニケーション文化学部(日本文化コミュニケーション学科) | BF |
| コミュニケーション文化学部(生活心理学科) | BF |
| コミュニケーション文化学部(子ども学科) | BF |
| 観光メディア文化学部(観光文化学科) | BF |
| 観光メディア文化学部(メディア情報文化学科) | BF |
| 看護学部(看護学科) | BF |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
全学部BF。Fランかどうかの定義は曖昧だが、河合塾のボーダーフリーに該当する以上、いわゆる「Fラン」の基準には当てはまる。これは事実として受け止めるしかない。
ただし、ベネッセの偏差値だと40〜46の範囲で表示される。河合塾とベネッセでは偏差値の算出方法が異なるため、どちらを見るかで印象は変わる。偏差値は入試難易度を示す一つの指標であって、大学の全てを決めるものじゃない。
入試データも確認しておこう。
倍率推移
| 学部 | 倍率(2025年度・全選抜合計) |
|---|---|
| 経営文化学部 | 1.3倍 |
| コミュニケーション文化学部 | 1.1倍 |
| 観光メディア文化学部 | 1.6倍 |
| 看護学部 | 1.3倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)※志願者数・合格者数は非公表
倍率は1倍台。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは間違いない。ただ、倍率が低い=価値がないではない。入口のハードルが低いことと、卒業後の進路は別の話だ。松蔭大学がどんな出口を用意しているか、次の就職データで確認しよう。
ちなみに、松蔭大学は神奈川県厚木市に位置し、4学部9学科を擁する。「知行合一」を教育理念に掲げ、特に観光・メディア・看護といった実践的な分野に力を入れている大学だ。
松蔭大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大事なのは卒業後にどうなれるかだ。就職データを見てみよう。
就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 看護学部 | 39 | 39 | 38 | 97.4% |
| 経営文化学部 | 115 | 103 | 95 | 92.2% |
| コミュニケーション文化学部 | 101 | 88 | 80 | 90.9% |
| 観光メディア文化学部 | 38 | 34 | 28 | 82.4% |
| 全体 | 293 | 264 | 241 | 91.3% |
出典:パスナビ(2024年4月〜2025年3月卒業者実績)
就職希望者ベースで91.3%。全国平均(約97%前後)と比べると正直高いとは言えない。でも、看護学部は97.4%と高水準。経営文化学部も92.2%とそこそこ健闘している。観光メディア文化学部がやや低いのは、設立が新しく卒業生が少ない(38名)ことも影響しているだろう。
松蔭大学は近年、進路決定率の改善に取り組んでおり、令和4年度87.5%→令和5年度88.3%→令和6年度91.6%と年々上昇傾向にある。この流れは評価できるポイントだ。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 経営文化学部 | JAさがみ / JA湘南 / 第一貨物 / ドン・キホーテ / 日本郵便 / セントラル警備 |
| コミュニケーション文化学部 | ネクステージ / 神奈川ダイハツ販売 / ベネッセスタイルケア / APパートナーズ |
| 観光メディア文化学部 | 西武・プリンスホテル / 星野リゾート / スズキ自販 |
| 看護学部 | 湘南厚木病院 / 川崎市立川崎病院 / 東海大学医学部付属病院 / 平塚市民病院 |
出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)
大手企業がずらりと並ぶわけではない。でも、地元の農協・物流・小売・医療機関といった地域密着型の就職先がしっかりある。特に看護学部は公立病院への就職実績があり、資格を活かした堅実な進路が確保されている。
観光メディア文化学部から星野リゾートや西武・プリンスホテルへの就職実績があるのは注目ポイントだ。観光・ホスピタリティ分野に特化した学びが、就職先にも反映されている。
同偏差値��の大学と比べると?
松蔭大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ神奈川県内で、同偏差値帯の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 松蔭大学 | BF | 91.3% | 約467万円 |
| 横浜商科大学 | BF〜37.5 | 99.0% | 約445万円 |
| 鶴見大学(文学部) | 35.0〜37.5 | 94.3% | 約432万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。学費も440〜470万円の範囲でほぼ横並び。就職率を見ると、横浜商科大学の99.0%が頭一つ抜けており、松蔭大学の91.3%は正直やや見劣りする。
ただし、松蔭大学には看護学部がある。看護師国家資格を取得できる学部を持つBF帯の大学は多くない。資格を武器に就職できるルートがあること自体が、他大学にはない強みだ。学費は4年間で約467万円。看護学部は約664万円と高くなるが、看護師資格の取得を考えれば投資対効果は悪くない。
「松蔭大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「やばいと言われるほどか?」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー��に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。松蔭大学も、全学部BFという数字が一人歩きして、「やばい」という印象が広まっている構造がある。
さらに、神奈川県には横浜国立大学や慶應義塾大学(湘南藤沢)といった有名大学が多い。同じ県内で比較されると、知名度の差は大きい。「松蔭大学」と「神戸松蔭大学」の混同が起きやすいことも、イメージの不安定さにつながっている。
ただし、データを見ればわかる通り、松蔭大学の実態は「やばい」という検索イメージとは異なる部分も多い。就職率は年々改善しており、看護学部は97.4%。星野リゾートや公立病院への就職実績もある。偏差値というたった1つの指標で、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率は91.3%で年々上昇中。看護学部なら97.4%。星野リゾート、西武・プリンスホテル、公立病院——松蔭大学からでも、行動次第で選択肢はある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
同じ偏差値帯の大学を見る:偏差値37以下の大学一覧|就職率・学費データ付き

