小樽商科大学はFラン?恥ずかしい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:47.5〜50.0(Tier C)

就職率:98.6%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:小樽商科大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「小樽商科大学 Fラン」——微妙なラインだよな。上を見れば北大や旧帝大がいるし、下を見ればまだ余裕があるとも思える。そのモヤモヤ、わかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

小樽商科大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。小樽商科大学は商学部のみの単科大学で、河合塾の偏差値は47.5〜50.0。国立大学としては中堅レベルに位置する。

学部別偏差値

学部・コース 偏差値(河合塾)
商学部(昼間コース) 50.0
商学部(夜間主コース) 47.5

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

昼間コースで偏差値50.0、夜間主コースで47.5。共通テスト得点率は64〜75%が求められる。そもそも国立大学で共通テストを突破している時点で、「Fラン」という表現は完全に的外れだ。Fラン(ボーダーフリー)は偏差値がつかない大学を指す言葉であって、偏差値50の国立大学に使うのは定義からしておかしい。

入試データも確認しておこう。

倍率推移

年度 倍率(昼間コース・前期日程)
2025年度 2.26倍
2024年度 2.35倍
2023年度 2.23倍

出典:小樽商科大学 受験生サイト

倍率は2倍台前半で安定している。国立大学の前期日程は受験機会が1回しかないから、この倍率でも約半数は不合格になる計算だ。私大の併願込みの倍率とは重みがまるで違う。「誰でも入れる」とはとても言えない水準だ。

ちなみに小樽商科大学は1911年(明治44年)創立の歴史ある国立大学で、日本で唯一の社会科学系単科国立大学という独自の存在。北海道では「商大(しょうだい)」の略称で知られており、地元経済界での認知度は非常に高い。

小樽商科大学の就職実績

偏差値はわかった。じゃあ卒業後はどうなのか。就職データを確認してみよう。

就職率

項目 数値
卒業者数 497名
進学者数 5名
就職者数 455名
就職率 98.6%

出典:小樽商科大学公式(2024年度卒業生実績)

就職率98.6%。5年連続で95%を超えており、安定感は抜群だ。全国平均(約97%前後)を上回り、国立大学の中でも堅実な就職実績を維持している。さらに注目すべきは、道外本社企業への就職が51.8%を占めている点。北海道の大学だからといって就職先が道内に限定されるわけではなく、全国区の選択肢が開けている。

主要就職先

業界 主な就職先
公務 札幌市役所11名 / 北海道庁4名
金融 北洋銀行8名 / 北海道銀行7名 / 北海道労働金庫4名
商社・小売 ニトリ4名 / イオン北海道4名
農業・食品 ホクレン農業協同組合連合会5名
建設・住宅 一条工務店4名
メーカー 三菱電機4名

出典:小樽商科大学公式(2024年3月卒業者実績)

札幌市役所11名、北海道庁4名と、公務員への就職実績が厚い。北洋銀行・北海道銀行という道内2大銀行への就職も合計15名と、金融業界へのパイプは圧倒的だ。三菱電機やニトリなど全国区の企業名も並んでいる。

単科大学だからこそ、商学に特化したカリキュラムとキャリア支援が行き届いている。北海道の金融・公務分野で築いてきたOBネットワークは、総合大学にはない小樽商科大学ならではの強みだ。

同偏差値帯の大学と比べると?

小樽商科大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の国公立大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
小樽商科大学 47.5〜50.0 98.6% 約243万円
高崎経済大学 50.0〜52.5 約99% 約250万円
福島大学 47.5〜52.5 99.1% 約243万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

偏差値帯はほぼ同水準。就職率は3校とも98〜99%台と高水準で、大きな差はない。学費は国立の小樽商科大学と福島大学が約243万円、公立の高崎経済大学が約250万円と、いずれも私大の半額以下だ。

小樽商科大学の特徴は、商学に完全特化した単科国立大学であること。学部の選択肢は限られるが、その分商学分野での専門性と就職支援の集中度は高い。特に北海道の金融・公務員分野で100年以上かけて築いてきたOBネットワークの厚みは、他大学にはない武器になる。

「小樽商科大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「Fランとは程遠い」と感じた人も多いと思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

最大の原因は全国的な知名度の低さだ。小樽商科大学は北海道内では「商大」として広く認知されているが、本州以南ではその名前を聞いたことがない人も少なくない。「商科大学」という響きが私立の商業系大学と混同されやすいという構造的な問題もある。

さらに、同じ北海道に北海道大学という旧帝大が存在する。「北海道の国立大学=北大」というイメージが強すぎるため、小樽商科大学が国立大学であること自体が認知されていないケースも多い。偏差値50前後という数字だけが一人歩きし、「国立なのに偏差値が高くない=Fラン」という短絡的なレッテルを貼られてしまう。

しかし実態は、1911年創立で100年以上の歴史を持つ国立大学であり、共通テストで64〜75%の得点率が求められ、倍率は2倍台。就職率98.6%、北海道経済の中枢に毎年多くの人材を送り出している。データを見ればわかる通り、小樽商科大学の実態は「Fラン」という検索イメージとはまるで異なる

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、小樽商科大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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