大阪音楽大学はやばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:35.0(Tier A)

就職率:93.9%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:大阪音楽大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「大阪音楽大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、大阪音楽大学の現実をデータで確認していこう。

大阪音楽大学の偏差値と入試難易度

まずは偏差値を確認しよう。大阪音楽大学は音楽学部のみの単科大学で、河合塾の偏差値は35.0。ただし、音楽大学の入試は一般大学と大きく異なる点がある。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
音楽学部 音楽学科 35.0

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

偏差値35.0という数字だけ見ると不安になるかもしれない。でも、音楽大学の偏差値は学力試験部分の指標に過ぎない。大阪音楽大学の入試は実技(演奏・歌唱など)が合否を左右する。偏差値だけで「やばい」と判断するのは、野球選手を50m走のタイムだけで評価するようなもんだ。

実技重視の音楽大学では、偏差値の数字が低くても入試の実態はまた別の話。実際の選抜状況を倍率で確認してみよう。

倍率推移

年度 倍率(全選抜合計)
2025年度 1.2倍
2024年度 1.1倍

出典:パスナビ(2025年度・2024年度入試結果)

倍率は1倍台前半。数字だけ見れば低く感じるかもしれない。だが音楽大学の入試は、そもそも実技のレベルが足りない受験生は出願段階で自然に絞られる構造になっている。楽器を何年も練習してきた人が受ける試験だから、一般大学の倍率とは単純比較できない。

ちなみに2025年度の入試方式別を見ると、一般選抜は1.4倍、総合型選抜は1.1倍、学校推薦型選抜は1.1倍。一般選抜のほうがやや高めだが、いずれも実技の出来が合否を決めるという点では同じだ。

大阪音楽大学の就職実績

偏差値の話はこのくらいにして、一番気になる就職のデータを見てみよう。「音楽大学を出て就職できるのか」——これが最大の不安だろう。

就職率

年度 就職決定率(就職希望者ベース)
2024年度卒 93.9%
2023年度卒 95.2%
2022年度卒 91.9%

出典:大阪音楽大学公式 卒業生進路実績

2024年度卒業生182名のうち、就職者123名、進学者36名。就職決定率は93.9%。音楽大学は演奏家やフリーランスとして活動する人も多いため、一般大学の就職率(97%前後)と単純に比べるのは適切じゃない。音楽大学として見れば、90%超えは十分に高い水準だ。

進路の内訳を見ると、教育系(音楽教室講師・学校教員)が約45%、一般企業(音楽系含む)が約39%。音楽を活かした仕事に就いている卒業生が大半を占めている。

主要就職先

分野 主な就職先
音楽教室 カワイ音楽教室 / ヤマハ音楽教室 / シアーミュージック / 島村楽器
演奏・舞台 劇団四季 / 関西歌劇団 / 宝塚舞台 / 神戸市混声合唱団
ゲーム・エンタメ スクウェア・エニックス / インテリジェントシステムズ / アミューズ / キョードー大阪
ホテル・サービス ザ・リッツ・カールトン大阪 / 阪急阪神ホテルズ / 有馬グランドホテル
金融 三菱UFJモルガンスタンレー証券 / 尼崎信用金庫
教育 公立中学校・高校教員(音楽)多数 / 大阪教育大学附属池田小学校
公務員 陸上自衛隊音楽隊 / 大阪府警察

出典:大阪音楽大学公式 2023年度主な就職先

劇団四季、スクウェア・エニックス、リッツ・カールトン——「やばい」と検索される大学の就職先リストとしては、かなりインパクトがある。特にスクウェア・エニックスやインテリジェントシステムズといったゲーム業界への就職は、音楽大学ならではの強みだ。ゲーム音楽の作曲・サウンドデザインは、音楽の専門教育を受けた人材が求められる分野。

音楽教室や学校教員への就職が安定した柱になっている一方で、エンタメ・ゲーム・ホテル業界にも幅広く人材を送り出している。大阪音楽大学は1915年創設の関西唯一の音楽単科大学で、100年以上の歴史がある。その卒業生ネットワークの厚さが、こうした多彩な就職先につながっている。

同偏差値帯の大学と比べると?

大阪音楽大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の音楽大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
大阪音楽大学 35.0 93.9% 約832万円
名古屋音楽大学 35.0 98.6% 約620万円
平成音楽大学 36.0 100.0% 約640万円

出典:各大学公式 / パスナビ / スタディサプリ進路

就職率だけ見ると、大阪音楽大学の93.9%は他2校より低く見える。ただしこの数字には背景がある。大阪音楽大学は演奏家・フリーランスとして活動する卒業生が一定数おり、「就職」にカウントされない進路を選ぶ人が多い。規模が大きい分、進路の多様性も大きいということだ。

学費は4年間で約832万円(一般専攻)と、音楽大学の中でも高め。ただしミュージックコミュニケーション専攻なら4年間約560万円と大幅に抑えられる。専攻選びで学費は大きく変わる。音楽大学の学費が一般大学より高いのは全国共通で、実技レッスンの個別指導や練習室・楽器などの設備維持費がかかるからだ。投資先として妥当かどうかは、卒業後の進路で判断すべきだろう。

「大阪音楽大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

大阪音楽大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。大阪音楽大学も、偏差値35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

でも、さっきも書いた通り音楽大学の偏差値は学力試験部分の指標に過ぎない。実技試験で選抜している大学を偏差値だけで評価するのは、そもそも物差しが違う。大阪音楽大学は関西唯一の音楽単科大学として100年以上の実績があり、37,000人以上の卒業生を音楽業界に送り出してきた。劇団四季やスクウェア・エニックスへの就職実績は、この大学の教育の質を物語っている。

さらに、「音楽大学=就職できない」という漠然としたイメージも検索の原因だろう。確かに一般大学に比べれば進路の選択肢は異なるが、就職決定率93.9%というデータは、「やばい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職決定率93.9%。劇団四季・スクウェア・エニックス・リッツ・カールトン——大阪音楽大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。音楽を武器にできる環境があるというのは、他の大学にはない強みだ。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA



日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)