偏差値帯:35.0〜40.0(Tier A)
就職率:100%(教育保育学部・就職希望者ベース)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「桜花学園大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、桜花学園大学の現実をデータで確認していこう。
桜花学園大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。桜花学園大学の偏差値帯は河合塾の数値で35.0〜40.0。学部・学科によって差がある。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 国際学部 | 40.0 |
| 教育保育学部 教育保育学科 | 35.0〜37.5 |
| 教育保育学部 国際教養こども学科 | 35.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
教育保育学部の下限は35.0でBF(ボーダーフリー)に近い水準。一方で国際学部は40.0まであり、学部間で偏差値に5ポイントの差がある。「Fランか?」と聞かれたら、学部による、としか言えない。保育系と国際系で入試の難易度がかなり違う大学だ。
ちなみにベネッセの偏差値だと42〜49の範囲で表示される。河合塾とベネッセでは算出方法が違うから、どちらを見るかで印象が変わる。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。
次に入試データを確認しよう。
倍率推移
| 学部 | 入試方式 | 2025年度倍率 | 2024年度倍率 |
|---|---|---|---|
| 教育保育学部 | 一般選抜 | 1.2倍 | 1.2倍 |
| 教育保育学部 | 総合型選抜 | 1.1倍 | 1.2倍 |
| 国際学部 | 一般選抜 | 11.0倍 | 1.4倍 |
| 国際学部 | 総合型選抜 | 1.5倍 | 1.1倍 |
出典:パスナビ(2025年度・2024年度入試結果)
教育保育学部は1倍台で、受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。ただし注目してほしいのは国際学部。2025年度の一般選抜は倍率11.0倍と一気に跳ね上がった。志願者47名に対して合格者4名。新設学部への注目度が高く、決して「誰でも入れる」大学ではないことがわかる。
桜花学園大学は愛知県豊明市にある保育・教育系に強い私大で、バスケットボールの強豪としても知られている。小規模ながら専門性の高い教育環境が整っている大学だ。
桜花学園大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大学の真価は卒業後に何ができるかで決まる。就職データを見てみよう。
就職率
| 学部・学科 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 教育保育学部 | 158 | 153 | 153 | 100% |
| 学芸学部(※募集停止) | 19 | 17 | 16 | 94.1% |
| 全体 | 177 | 170 | 169 | 99.4% |
出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)
教育保育学部の就職率は100%。就職を希望した153名全員が内定を獲得している。しかもこの数字は一時的なものじゃない。公式サイトのデータを遡ると、保育学科は2020年度から2022年度まで3年連続で就職希望者全員内定を達成している。「Fラン」と検索されるような大学で、この就職実績は特筆に値する。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 公立保育職 | 春日井市(7名) / 名古屋市(6名) / 安城市(4名) / 豊田市(3名) / 半田市(3名) / 小牧市(3名) |
| 公立教員 | 愛知県特別支援学校(3名) / 名古屋市小学校(3名) / 愛知県小学校 / 岐阜県小学校 |
| 私立園・こども園 | 各地の私立保育園・幼稚園・認定こども園 |
| 企業・その他 | 中部国際空港旅客サービス / JR東海ホテルズ / NOVAホールディングス / ANAエアサプライシステム |
出典:パスナビ / 桜花学園大学公式(2025年3月卒業者実績)
公立保育職・教員への就職に強いのが桜花学園大学の最大の特徴だ。春日井市7名、名古屋市6名と、愛知県内の自治体にまとまった人数を送り出している。公務員としての保育職・教員は安定した待遇が保証されているわけで、偏差値の数字だけでは見えない強みがここにある。
小規模な大学だからこそ、教授やキャリアスタッフとの距離が近い。専門のキャリア・カウンセリング・ルーム「CaCoRo」では個別面談や模擬面接を実施しており、一人ひとりに手厚い支援が行き届いている。この就職率100%は偶然じゃなく、支援体制の結果だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
桜花学園大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。愛知県内の同偏差値帯の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 桜花学園大学 | 35.0〜40.0 | 100% | 約490万円 |
| 東海学園大学 | 35.0〜37.5 | 99.8% | 約500万円 |
| 愛知東邦大学 | 35.0〜40.0 | 99.1% | 約496万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。学費も3校とも500万前後で横並び。就職率は3校とも99%以上と高水準だが、桜花学園大学の教育保育学部は100%で頭一つ抜けている。保育・教育に特化した大学だからこそ、この分野では他の総合大学にない強さがある。
学費は4年間で約490万円。私大としては標準的な水準だ。「高い学費を払ってFランに行く意味があるのか」と思う人もいるかもしれない。でも就職率100%と公立保育職・教員への実績を見れば、投資対効果は決して悪くないことがわかる。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。
「桜花学園大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
桜花学園大学が「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。桜花学園大学も教育保育学科の偏差値35.0という数字が目立ち、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、愛知県には南山大学や名城大学、中京大学など知名度の高い大学が多い。「愛知の大学」と聞いたときに真っ先に名前が挙がるのはそちら側で、桜花学園大学は規模が小さいぶん比較対象にされやすい。女子大としてのイメージも加わり、受験前に「大丈夫なのか」と不安になる人が出てくるのは理解できる。
ただし、データを見ればわかる通り、桜花学園大学の実態は「Fラン」というイメージとは異なる部分が多い。就職率100%、公立保育職・教員への安定した就職実績——これは「Fラン」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率100%。春日井市・名古屋市の公立保育職、愛知県の小学校教諭——桜花学園大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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