偏差値帯:BF(Tier A)
就職率:100%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「身延山大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、身延山大学の現実をデータで確認していこう。
身延山大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。身延山大学は日蓮宗総本山・身延山久遠寺が設立した仏教系の単科大学で、仏教学部のみの構成。河合塾の偏差値はBF(ボーダーフリー)だ。
学部別偏差値
| 学部・専攻 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 仏教学部 仏教学科(日蓮学専攻) | BF |
| 仏教学部 仏教学科(仏教芸術専攻) | BF |
| 仏教学部 仏教学科(福祉学専攻) | BF |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
全専攻でBF。ベネッセの偏差値では41前後で表示されるが、河合塾とベネッセでは数値の出し方が違うから、どちらを見るかで印象は変わる。ただ、BFという数字だけを見て不安になる気持ちは、俺にも痛いほどわかる。
ただし、身延山大学は全国でも珍しい仏教専門の単科大学だ。偏差値の序列で測れる大学ではそもそもない。宗門後継者の養成という、他の大学にはない明確な使命を持っている。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、この大学の存在意義を測るものではない。
入試データも確認しておこう。
倍率(2025年度)
| 入試方式 | 倍率(2025年度) |
|---|---|
| 一般選抜A方式 | 1.0倍 |
| 学校推薦型選抜 | 1.0倍 |
| 総合型選抜 | 1.0倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
倍率は全方式で1.0倍。受験すればほぼ合格できる水準にある。倍率が低い=価値がないではない。そもそも仏教系の単科大学は志願者の母数が限られている。一般的な大学とは競争構造が根本的に違う。寺院の後継者や仏教を本気で学びたい人が集まる場所であり、その前提で見てほしい。
身延山大学の就職実績
偏差値BFという数字だけ見ると不安になるのはわかる。でも大事なのは卒業後にどうなれるかだ。就職データを確認しよう。
就職率
| 年度 | 卒業者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|
| 令和5年度(2024年3月卒) | 8名 | 8名 | 100% |
出典:身延山大学公式 進路データ
卒業者8名全員が就職。就職率100%。母数が少ないとはいえ、就職希望者が全員進路を確保している事実は動かない。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 宗門関係 | 光善寺 / 本覚寺 / 光福寺 / 徳大寺 / 常圓寺 / 實相寺 / 蓮昌寺 / 慈照寺 / 北山本門寺 / 龍王寺 / 妙経寺 / 行善寺 |
| 一般企業・公務 | 身延町役場 / スターバックス / 身延登山鉄道 / 身延山大学 / 星野葬祭 / フジコー |
| 福祉 | 中央市社会福祉協議会 |
出典:身延山大学公式(令和7年3月卒業生実績)
就職先の中心は日蓮宗の寺院。これは身延山大学の設立目的そのものであり、むしろ最も正しい進路と言える。宗門後継者として自坊を継ぐ、あるいは本山・関連寺院に奉職する——これがこの大学の「就職」の主軸だ。
一方で、一般企業や公務員への就職実績もある。身延町役場やスターバックス、中央市社会福祉協議会など、仏教以外の進路も選べる。福祉学専攻があるため、福祉系への道も確保されている。「仏教系の大学に入ったら寺に行くしかない」というわけではない。
同偏差値帯の大学と比べると?
身延山大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ仏教系の大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 身延山大学 | BF | 100% | 約388万円 |
| 高野山大学(密教学科) | BF | 93% | 約444万円 |
| 種智院大学 | BF〜35.0 | 94% | 約408万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度実績)
仏教系の大学同士で比較すると、身延山大学の就職率100%は3校の中でトップ。学費も4年間で約388万円と、3校の中で最も安い。身延山大学の初年度納入金は118万円で、宗門後継者推薦や指定校推薦の場合は100万円に減額される制度もある。
もちろん母数の違い(身延山大学は卒業者8名と極めて少ない)はあるから、単純比較には限界がある。でも少人数だからこそ手厚い指導が受けられる環境でもある。在学生約30名前後という規模は、教員との距離が近く、大規模大学にはない強みだ。
「身延山大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「やばい」とレッテルを貼られることがある。身延山大学も、BFという数字が一人歩きして、大学全体が否定的に語られがちな構造がある。
さらに、身延山大学は在学生が約30名前後という国内でも最小規模の大学だ。「聞いたことがない」「知名度がない」という理由だけで「やばい」と検索されるケースは多い。知名度と大学の質は全く別の話なのに、検索ではそれが混同される。山梨県の山間部に位置するという立地も、「どこにあるかわからない」という印象に拍車をかけている。
ただし、データを見ればわかる通り、身延山大学の実態は「やばい」という検索イメージとは異なる部分も多い。就職率100%、学費は仏教系大学の中で最も安く、日蓮宗の宗門後継者を養成するという明確な使命と実績がある。これは「やばい」では片づけられない事実だ。偏差値という1つの物差しだけで、この大学の価値を測ることはできない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率100%。宗門後継者として寺院に奉職する道、福祉や一般企業への道——身延山大学からでも、選択肢はちゃんとある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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