兵庫医科大学は恥ずかしい?やばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:40.0〜62.5(Tier C)

就職率:医師国試合格率99.1%(国家試験合格率は全学部で高水準)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:兵庫医科大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「兵庫医科大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見れば旧帝医や国公立医がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

兵庫医科大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。兵庫医科大学は2022年に旧兵庫医療大学と統合し、医学部・薬学部・看護学部・リハビリテーション学部の4学部を擁する医系総合大学となった。河合塾の偏差値帯は40.0〜62.5。学部間の差が非常に大きい。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
医学部 62.5
看護学部 50.0
リハビリテーション学部(理学療法学科) 47.5〜50.0
リハビリテーション学部(作業療法学科) 42.5
薬学部 40.0

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

医学部62.5に対して薬学部は40.0。その差は22.5ポイント。同じ大学名を冠していても、入試難易度は完全に別世界だ。「Fランか?」と聞かれたら、学部によるとしか言いようがない。医学部はMARCH上位〜早慶理系と同等の難易度、薬学部はBF近辺。この振れ幅の大きさが、兵庫医科大学を語るうえで一番の特徴だ。

「誰でも受かる」かどうかは、学部別の倍率を見ればはっきりする。

学部別倍率推移

学部 2023年度 2024年度 2025年度
医学部(一般A) 8.8倍 10.2倍 10.6倍
看護学部 4.6倍 3.6倍 3.3倍
リハビリ(理学療法) 6.2倍 5.2倍 3.7倍
リハビリ(作業療法) 1.8倍 1.7倍 1.4倍
薬学部 1.1倍 1.4倍 1.1倍

出典:兵庫医科大学公式 入試結果(2023〜2025年度)

医学部は毎年10倍超の競争率で、私立医学部としても高い水準。理学療法学科も3.7〜6.2倍と狭き門だ。看護学部も3〜4倍台と簡単には受からない。一方、薬学部は1.1〜1.4倍とかなり入りやすく、作業療法学科も同様の水準にある。

学部によって倍率がここまで開く大学は珍しい。Fランと一括りにできる大学では断じてない。ただ、薬学部の倍率が低いのも事実で、そこだけ切り取られて「やばい」と言われやすい構造がある。

兵庫医科大学の就職実績

医系大学の就職実績を測るうえで最も重要な指標は、国家試験合格率だ。医師・薬剤師・看護師・理学療法士・作業療法士——いずれも国家試験に合格しなければ資格職として働けない。一般企業への就職率とは根本的に意味が違う。

国家試験合格率

学部 対応する国家試験 合格率(2026年3月発表)
医学部 医師国家試験(第119回) 99.1%(108/109名)
看護学部 看護師国家試験(第115回) 98.1%(105/107名)
リハビリ(理学療法) 理学療法士国家試験(第61回) 100%(45/45名)
リハビリ(作業療法) 作業療法士国家試験(第61回) 100%(38/38名)
薬学部 薬剤師国家試験(第111回) 84.9%(56/66名)

出典:兵庫医科大学公式 国家試験結果(2026年3月発表)

理学療法士・作業療法士は2年連続で合格率100%。看護師も98.1%と高水準を維持している。医師国試99.1%は全国でもトップクラスの数字で、第118回・第119回と2年連続で99%超を記録した実績がある。薬剤師は84.9%とやや低めだが、全国平均(約70%前後)は大きく上回っている。

「恥ずかしい」と検索される大学で、医師国試合格率が全国トップ3に入った年もある。この事実は押さえておいてほしい。

主要就職先

学部 主な就職先
医学部 兵庫医科大学病院 / 大阪大学医学部附属病院 / 神戸市立医療センター中央市民病院 / 兵庫県立尼崎総合医療センター
薬学部 スギ薬局 / アインホールディングス / ココカラファイングループ / サンドラッグ
看護学部 兵庫医科大学病院 / 神戸市立医療センター中央市民病院 / 大阪急性期・総合医療センター / 西神戸医療センター
リハビリ学部 兵庫医科大学病院 / 順心リハビリテーション病院 / 愛仁会リハビリテーション病院

出典:パスナビ / 兵庫医科大学公式(2024年3月卒業者実績)

医学部卒業生の大半は臨床研修医として大学病院や基幹病院に進む。兵庫医科大学病院のほか、大阪大学附属病院や神戸市立医療センターなど、関西圏の主要病院に毎年多数の人材を送り出している

看護学部・リハビリ学部も兵庫医科大学病院への就職が多く、附属病院への就職パイプは太い。薬学部は調剤薬局・ドラッグストア大手が中心。医系大学ならではの就職ネットワークが、各学部の高い就職実績を支えている構造だ。

同偏差値帯の大学と比べると?

兵庫医科大学だけ見ていても相対的な位置がわからない。関西の同規模の私立医系大学と比較してみよう。医系大学の比較では、一般的な就職率よりも国家試験合格率のほうが実態に即した指標になる。

大学名 偏差値帯 医師国試合格率 看護学部学費(4年概算)
兵庫医科大学 40.0〜62.5 99.1% 約780万円
大阪医科薬科大学 47.5〜67.5 97.0% 約700万円
関西医科大学 52.5〜67.5 88.4% 約660万円

出典:各大学公式 / パスナビ / 医学部予備校メビオ(2025年・第119回医師国試結果)

医師国試合格率99.1%は、関西の私立医系大学の中でもトップの数字。看護学部の学費は4年間で約780万円と、大阪医科薬科大学(約700万円)、関西医科大学(約660万円)と比べるとやや高めだが、月額に換算すれば数万円程度の差だ。なお、医学部の学費は6年間で約3,700万円で、私立医学部としては平均的な水準。

偏差値帯は他の2校と比べて下限が低い(薬学部40.0)。ただ、これは学部構成の違いによるもので、大学全体の教育の質を反映するものではない。教育の質は国家試験の合格率に表れる。そしてその数字は、兵庫医科大学が3校の中で最も高い。

「兵庫医科大学 恥ずかしい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」「やばい」と検索されるのか。

兵庫医科大学が「恥ずかしい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。

最大の要因は医学部と薬学部の偏差値差が22.5ポイントもあることだ。医学部62.5は難関レベルだが、薬学部40.0という数字だけがネット上で切り取られ、「兵庫医科大学=偏差値が低い」というイメージが拡散されやすい。実態は全く異なるのに、一部の数字だけが独り歩きしている構造がある。

さらに、学費の高さも検索の一因だ。医学部6年間で約3,700万円という数字から「金持ちの大学」というイメージが先行し、「やばい」という検索に繋がっている面がある。ただし、薬学部・看護学部・リハビリ学部の学費は他の私立大学と大きく変わらない水準だ。

2022年に旧兵庫医療大学と統合して4学部体制になったことも影響している。統合前は「兵庫医科大学=医学部の単科大学」という認知だったのが、統合後に薬学部・看護学部・リハビリ学部を含む総合大学へ変わった。この変化がまだ十分に浸透しておらず、「兵庫医療大学」と混同されるケースもある。東京都立大学が「首都大学東京」時代に知名度が分散したのと似た構造だ。

また、私立医大という立ち位置自体が、国公立医学部と比較される宿命を持っている。「もっと上に行けたのでは」という意識が、「恥ずかしい」という検索の温床になりやすい。ただし、データを見ればわかる通り、兵庫医科大学の実態は「恥ずかしい」とは程遠い。医師国試99.1%、理学療法士・作業療法士100%——これは紛れもない事実だ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、兵庫医科大学は不安に思うような大学じゃない。医師国試合格率99.1%、理学療法士・作業療法士100%——偏差値も国試実績もしっかりしてる。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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