偏差値帯:42.5〜50.0(Tier C・医学部除く)
就職率:文系学部約90%(卒業者ベース)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「愛媛大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見れば旧帝大や難関国立がいるし、下を見ればまだ全然マシとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
愛媛大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値を確認しよう。愛媛大学は四国最大の国立総合大学で、7学部を擁する。河合塾の偏差値は医学部を除くと42.5〜50.0の範囲に収まる。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 法文学部 | 47.5 |
| 教育学部 | 45.0〜50.0 |
| 社会共創学部 | —(共テ得点率53〜57%) |
| 理学部 | 45.0〜50.0 |
| 工学部 | 42.5〜50.0 |
| 農学部 | 42.5〜45.0 |
| 医学部(医学科) | 65.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学部を除けば、法文学部の47.5を中心に45前後の偏差値帯に集まっている。国立大学の偏差値は私大と単純比較できない。共通テスト+二次試験を突破する必要がある時点で、入試の壁は私大の同偏差値帯とは全く異なる。共通テスト得点率も49〜80%が求められており、「Fラン」とは程遠い水準だ。
倍率も確認しておこう。
倍率推移(前期日程)
| 年度 | 倍率(前期日程・全体) |
|---|---|
| 2025年度 | 1.9倍 |
| 2024年度 | 1.6倍 |
| 2023年度 | 1.7倍 |
出典:パスナビ / 愛媛大学公式 入学試験実施統計
前期日程の全体倍率は1.6〜1.9倍。国立大学としては標準的な水準だ。ただし医学部医学科は8〜9倍台と別格で、工学部のデジタル情報人材育成コースも3.4倍まで上がっている。学部・学科によって競争率に大きな差がある点は押さえておきたい。
そもそも国立大学は受験機会が限られている。共通テストで足切りを突破し、二次試験に臨むという二段階選抜を経ている時点で、「誰でも入れる」という評価は的外れだ。
愛媛大学の就職実績
偏差値よりも大事なのは、卒業後にどうなれるか。愛媛大学の就職データを見てみよう。国立大学は理系学部の大学院進学率が高いため、文系と理系で数字の読み方が変わる。
学部別進路状況
| 学部 | 卒業者数 | 就職者数 | 就職率 | 進学率 |
|---|---|---|---|---|
| 法文学部(昼間主) | 284 | 259 | 91.2% | 2.5% |
| 社会共創学部 | 172 | 155 | 90.1% | 8.1% |
| 医学部(看護学科) | 62 | 58 | 93.5% | 6.5% |
| 教育学部 | 172 | 140 | 81.4% | 15.1% |
| 農学部 | 183 | 98 | 53.6% | 46.4% |
| 工学部 | 464 | 242 | 52.2% | 47.0% |
| 理学部 | 218 | 106 | 48.6% | 44.0% |
出典:Kei-Net(2024年度卒業者実績)
文系学部(法文・社会共創)は就職率約90%で、看護学科は93.5%。理系学部は一見低く見えるが、理学部44%・工学部47%・農学部46%が大学院に進学している。大学院進学率の高さは国立理系の強みであって弱みじゃない。大学院修了後の就職率は極めて高水準だ。
教育学部の就職率が81.4%なのは、教員採用試験の結果待ちや臨時任用教員としての準備期間が含まれるため。愛媛県内の教員就職に関しては、愛媛大学は圧倒的なシェアを持っている。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 法文学部 | 愛媛県職員17名 / 松山市職員13名 / 伊予銀行9名 / 愛媛銀行5名 |
| 教育学部 | 愛媛県公立小学校50名 / 愛媛県公立中学校14名 / 広島市公立小学校5名 |
| 社会共創学部 | 伊予銀行15名 / 愛媛県職員6名 / 中国電力2名 / 三浦工業2名 |
| 工学部 | 三菱電機4名 / ソフトクリエイトHD4名 / 日亜化学工業3名 / マツダ3名 |
| 農学部 | 愛媛県職員(農業)5名 / 三浦工業4名 / 愛媛県職員(総合土木)3名 |
| 医学部(看護) | 愛媛大学附属病院19名 / 神戸大学附属病院4名 / 愛媛県職員6名 |
出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)
愛媛県職員・松山市職員・伊予銀行が就職先の上位を占めているのは、地域の基幹大学としての強みそのものだ。工学部からは三菱電機・マツダ・日亜化学工業といった大手メーカーへの就職実績がある。教育学部からの教員採用は愛媛県内で圧倒的なシェアだ。
「地方国立だから就職先が限られる」と思う人もいるかもしれない。でも地方公務員と地元金融への就職パイプは、都市部の中堅私大にはない強みだ。安定した進路が確保されているという意味では、偏差値だけでは測れない価値がある。
同偏差値帯の大学と比べると?
愛媛大学だけ見ていても相対的な位置がわからない。同じ四国の国立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯(医学部除く) | 就職率(文系学部) | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 愛媛大学 | 42.5〜50.0 | 約90% | 約243万円 |
| 香川大学 | 42.5〜52.5 | 約90% | 約243万円 |
| 高知大学 | 42.5〜47.5 | 約91% | 約243万円 |
出典:各大学公式 / Kei-Net(2024年度卒業者実績)
偏差値帯は3校ともほぼ同水準。学費は国立大学の標準額(入学金282,000円+授業料年535,800円)で同一。就職率も文系学部で見れば横並びだ。四国の国立大学はいずれも地域の公務員・金融機関への就職に強いという共通の特徴がある。
学費は4年間で約243万円。都市部の私大が4年間で400万円以上かかることを考えると、コスパは圧倒的だ。俺の大学も4年で400万以上かかった。国立大学のこの学費で、充実した研究環境と安定した就職実績が得られるのは、正直うらやましい。
「愛媛大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人も多いはず。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。
愛媛大学が「恥ずかしい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、旧帝大や神戸大学・広島大学といった上位国立大学との比較で「もっと上に行けたのでは」という意識が働くからだ。
さらに、地方国立大学特有の事情もある。「愛媛大学」と言っても、四国の外では知名度が高いとは言えない。東京や大阪で大学名を出したときに反応が薄い経験が、「恥ずかしい」という検索につながっている可能性がある。でもそれは大学の質の問題じゃなく、単なる知名度の問題だ。
ただし、データを見ればわかる通り、愛媛大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。四国最大の国立大学として、公務員・教員・地元金融への就職パイプは盤石。工学部からの大手メーカー就職もある。偏差値という1つの数字と、都市部目線の知名度だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、愛媛大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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