偏差値帯:BF(偏差値なし・書類選考+面接のみ)(Tier A)
就職率:卒業生の88%以上がキャリア活動中(社会人学生中心のため従来型就職率は非該当)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「ビジネスブレークスルー大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、ビジネスブレークスルー大学(以下BBT大学)の現実をデータで確認していこう。
ビジネスブレークスルー大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まず前提として知っておいてほしいことがある。BBT大学は文部科学省が認可した日本初の100%オンライン大学だ。キャンパスに通学する形式ではなく、全ての授業がオンラインで完結する。だから一般的な大学とは入試の仕組みそのものが違う。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値 |
|---|---|
| 経営学部 グローバル経営学科 | BF(偏差値なし) |
| 経営学部 デジタルビジネスデザイン学科 | BF(偏差値なし) |
出典:パスナビ(2026年度)
偏差値は「なし」。入試が書類審査と面接のみで行われるため、河合塾やベネッセの偏差値ランキングに載らない。この時点で「Fランだ」と判断する人がいるのは理解できる。偏差値という物差しで測れない大学だから、従来の序列に当てはめようとすると最下層に見えてしまう。
ただし、これは通信制大学全般に共通する話であって、BBT大学だけが特殊なわけじゃない。放送大学もサイバー大学も東京通信大学も、偏差値は存在しない。偏差値がない=学びの質が低いという等式は成り立たない。大前研一が学長を務め、入学者の8割が社会人という事実は、この大学の性質を物語っている。
倍率推移
| 年度 | 倍率 |
|---|---|
| 2024年度 | データ非公開 |
| 2023年度 | データ非公開 |
| 2022年度 | データ非公開 |
出典:BBT大学公式(書類選考+面接のため倍率データなし)
入試が学力試験ではなく書類審査+面接で行われるため、一般的な意味での「倍率」は公表されていない。令和7年度の入学者数は24名(学部)。在籍学生数は292名と小規模だが、これは大学の質とは別の話だ。少人数だからこそ密度の濃い教育ができるという見方もある。
ビジネスブレークスルー大学の就職実績
BBT大学の就職データを見る前に、1つ重要な前提がある。この大学は入学者の約8割が社会人だ。つまり、すでに仕事を持っている人がキャリアアップや学び直しのために入学するケースが大半。一般的な大学のように「卒業後に初めて就職する」学生ばかりではない。
卒業生の進路状況
| 進路区分 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 現職継続 | 43名 | 52.4% |
| 就職・起業 | 24名 | 29.3% |
| 転職 | 5名 | 6.1% |
| その他 | 5名 | 6.1% |
| 不明 | 1名 | 1.2% |
| 合計 | 82名 | — |
出典:BBT大学公式 情報公開(令和6年度卒業生)
卒業生82名のうち、現職継続が43名(52%)、就職・起業が24名(29%)、転職が5名(6%)。合わせると卒業生の約88%が何らかのキャリア活動中。従来型の「就職率○○%」とは意味が違うが、社会人主体の大学としては十分な数字だ。
さらに卒業生アンケートでは、55%が年収100万円以上増加、63%が人生の充実度がアップしたと回答している。約15%が独立・起業しているというデータもある。「学んだことがキャリアに直結している」ことがわかる。
主要就職先
| カテゴリ | 主な就職・内定先 |
|---|---|
| 大手・外資 | グーグル / 日本マイクロソフト / 野村證券 / 資生堂 / リクルート / デロイトトーマツアクト |
| IT・ベンチャー | サイバーエージェント / マネーフォワード / レバレジーズ / 富士ソフト / セプテーニ |
| 流通・サービス | セブン‐イレブン・ジャパン / 良品計画 / マイナビ / ディップ |
| 起業 | WELY / コンタス / NEXT INNOVATION 他 |
| 公務員 | 大阪国税局 |
出典:BBT大学公式 卒業生の主な就職内定先一覧
グーグル、日本マイクロソフト、野村證券、資生堂——偏差値がない大学の就職先としては、正直驚くレベルだ。もちろん全員がこういう企業に行けるわけじゃないし、社会人入学で元々キャリアがある人が多い。でもBBT大学で学んだことがキャリアの武器になっている事実は、このリストが証明している。
同偏差値帯の大学と比べると?
BBT大学は通信制大学だから、比較するなら同じオンライン・通信制の大学と並べるのがフェアだ。偏差値がない大学同士で、学費と就職実績を比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値 | 就職関連データ | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| BBT大学 | BF(なし) | キャリア活動率88% | 約441万円 |
| サイバー大学 | BF(なし) | 就職率88.1%(全年代) | 約306万円 |
| 東京通信大学 | BF(なし) | データ非公開 | 約139万円 |
出典:各大学公式(2024〜2025年度実績)
学費の差がかなり大きい。BBT大学は4年間で約441万円と、通信制大学の中ではかなり高額。サイバー大学の約306万円、東京通信大学の約139万円と比べると、通学制の私大並みの費用がかかる。
ただし、BBT大学は大前研一の経営コンテンツや実務家教員による講義、独自のオンラインプラットフォーム「AirCampus」を使った双方向ディスカッションなど、教育内容に特化した投資をしている。学費の高さ=教育への投資額と見ることもできる。グーグルやマイクロソフトへの就職実績を考えると、リターンが見込める投資と判断する人もいるだろう。
「ビジネスブレークスルー大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。BBT大学の場合、偏差値が「存在しない」ことが逆に不安材料になっている。ネット上の大学ランキングや序列表では、偏差値がない大学は自動的に最下層にカウントされがちだ。通信制というだけで「まともな大学じゃない」と見る人もいる。
さらに、学費が4年間で441万円という高額設定も「Fラン」検索の温床になっている。「偏差値がないのに400万円以上かかるのか」という疑問は、データを見る前なら自然な反応だと思う。
ただし、データを見ればわかる通り、BBT大学の実態は「Fラン」というイメージとは異なる部分も多い。入学者の8割が社会人で、慶應や早稲田を辞めて入学する人もいる。就職先にはグーグルや日本マイクロソフトが並ぶ。偏差値という1つの物差しだけでは測れない大学、それがBBT大学の実態だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば——というか偏差値自体が存在しないから、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。卒業生の88%がキャリア活動中で、55%が年収アップを実感している。グーグル、マイクロソフト、野村證券——BBT大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。偏差値がない=価値がない、ではない。頑張ってほしい。
同じ偏差値帯の大学を見る:偏差値37以下の大学一覧|就職率・学費データ付き

