偏差値帯:偏差値なし・学力試験なし(Tier A)
就職率:データなし(2025年開学・卒業生未輩出)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「ZEN大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、ZEN大学の現実をデータで確認していこう。
ZEN大学はFラン?誰でも入れる?偏差値と入試データで検証
ZEN大学は2025年4月に開学したばかりの完全オンライン通信制大学だ。日本財団とドワンゴ(KADOKAWA傘下)が共同で設立した学校法人日本財団ドワンゴ学園が運営している。学部は知能情報社会学部の1学部のみ。N高等学校・S高等学校を運営してきたドワンゴのオンライン教育ノウハウが基盤にある。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 知能情報社会学部 | 偏差値なし(学力試験を実施しない通信制大学) |
出典:パスナビ(2026年度)
ZEN大学は入学選考に学力試験を課さない。選考方法は志望理由(400字以内)+小論文(400字以内)+オンライン面接のみ。つまり偏差値という概念そのものが存在しない大学だ。
「偏差値がない=誰でも入れる」と思う人もいるだろう。確かに学力のハードルはない。ただし、書類選考と面接で「学ぶ意欲」を見られる仕組みにはなっている。とはいえ、実質的にほぼ全員が合格できる水準にあるのは事実だ。
出願・入学状況
| 年度 | 出願者数 | 入学者数 | 定員 |
|---|---|---|---|
| 2025年度(1期生) | 3,500名超 | 3,380名 | 3,500名 |
出典:ZEN大学公式プレスリリース(2025年2月・4月)
1期生は3,380名が入学。47都道府県すべてから出願があり、59%が高校3年生からの進学者だった。N高・S高出身者が全体の42%を占めている。年齢は18歳から79歳までと幅広く、従来の大学像とはかなり異なる学生構成だ。
定員3,500名に対して入学者3,380名。出願者のほとんどが入学できている計算になる。「誰でも入れる」という声が出る背景はここにある。ただ、通信制大学は入口より出口が問われる世界だということは知っておいてほしい。通信制大学の平均卒業率は約15%。入るのは簡単でも、卒業するのは簡単じゃない。
ZEN大学の就職実績
就職データを確認したいところだが、ZEN大学は2025年開学のため、まだ卒業生が一人もいない。就職率も就職先も、現時点ではデータが存在しない。
就職率
| 学部 | 就職率 |
|---|---|
| 知能情報社会学部 | データなし(2025年開学・卒業生未輩出) |
出典:ZEN大学公式(2026年4月時点)
就職率のデータがない以上、「就職できるのか」という不安を持つのは当然だ。ここは正直に言うしかない——まだ誰にもわからない。ただ、大学側のキャリア支援体制については情報がある。ZEN大学では1年次からキャリア・アドバイザーによる定期面談を実施し、就職・起業・進学・留学といった進路に応じた個別サポートを行う体制を整えている。
主要就職先
| 主要就職先 |
|---|
| データなし(2025年開学・卒業生未輩出) |
出典:ZEN大学公式(2026年4月時点)
就職先のリストもまだ存在しない。最短で1期生の就職データが出るのは2029年3月卒業以降だ。それまでは「この大学に入ったらどこに就職できるか」の答えが出ない。これがZEN大学最大のリスクであり、不安の正体でもある。
逆に言えば、1期生の就職実績がZEN大学の評価を決める。まだ白紙だからこそ、在学中の動き方がそのまま未来を作る。
同偏差値帯の大学と比べると?
ZEN大学は通信制大学だから、比較対象も同じく通信制のオンライン大学にするのが妥当だ。学力試験なしで入学でき、完全オンラインで卒業を目指す大学と並べてみよう。
| 大学名 | 偏差値 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| ZEN大学 | なし | データなし(新設) | 約155万円 |
| サイバー大学 | なし | 93.3% | 約273万円 |
| 東京通信大学(情報マネジメント学部) | なし | 非公表 | 約133万円 |
出典:各大学公式(2024〜2025年度実績)
学費は4年間で約155万円。通学制の私大(平均400万円超)と比べれば圧倒的に安い。サイバー大学の約273万円と比較しても半額近い水準だ。東京通信大学の情報マネジメント学部(約133万円)とはほぼ同価格帯で、通信制大学の中でもかなり安い部類に入る。
サイバー大学はソフトバンクグループとの連携で就職率93.3%という実績がある。東京通信大学は福祉系の国家資格合格率で通信制No.1。ZEN大学はまだ実績が出ていない分、学費の安さとドワンゴの教育ノウハウが現時点での判断材料になる。日本財団という公益財団法人がバックにいる安定感も、他の通信制大学にはない要素だ。
「ZEN大学 やばい」と検索される背景
ここまで見てきて、ZEN大学が「やばい」と検索される理由が見えてきたと思う。
学力試験がなく偏差値も存在しないことが、それだけでネガティブに語られやすい構造を生んでいる。「学力試験なし=誰でも入れる=Fラン」という短絡的なレッテル貼りは、ネット上の匿名掲示板やSNSで拡散されやすい。加えて2025年開学という新しさ自体が不安を増幅させている。卒業生も就職実績もない大学に進学する不安は、ごく当然の感覚だ。
一方で、「やばい」がポジティブな意味で使われているケースも多い。年間授業料38万円、全授業オンライン完結、動画12,000本以上のカリキュラム、N高で実績のあるドワンゴが運営——この組み合わせを「やばい(すごい)」と評価する声は少なくない。2024年の設置認可審査で一度保留になった経緯も話題を呼び、「本当に大学として成立するのか」という議論がSNSで活発に行われたことが、検索ボリュームを押し上げている。
ただし、データを見ればわかる通り、ZEN大学の実態は「Fラン」と一括りにできるものではない。通信制大学は入口の偏差値ではなく、カリキュラムの質と卒業後の実績で評価されるべきだ。その実績がまだ出ていない以上、現時点で断定はできない。良くも悪くも「これからの大学」なのだ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば——いや、偏差値すら存在しない。不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。ZEN大学は卒業生がいないから就職実績はまだ白紙だ。でも年間38万円という学費の安さ、日本財団×ドワンゴという運営基盤、1年次からのキャリア支援——カードは揃っている。あとはそのカードをどう使うかだ。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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