偏差値帯:42.5〜67.5(Tier C)
就職率:99.4%(就職希望者ベース・医学部除く)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「東邦大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見れば早慶や旧帝の医学部があるし、理学部の偏差値だけ見ると40台前半で不安になる。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
東邦大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。東邦大学は医学部・薬学部・理学部・看護学部・健康科学部の5学部を持つ自然科学系の総合大学。河合塾の偏差値は42.5〜67.5と、学部によって大きな開きがある。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 医学部 | 67.5 |
| 薬学部 | 47.5 |
| 理学部(生物) | 45.0〜47.5 |
| 理学部(生命圏環境科学) | 45.0 |
| 理学部(生物分子科学) | 42.5〜45.0 |
| 理学部(物理) | 42.5〜45.0 |
| 理学部(情報科学) | 42.5〜45.0 |
| 理学部(化学) | 42.5 |
| 看護学部 | 45.0 |
| 健康科学部 | 45.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学部の67.5は私立医大の中でも上位クラス。一方で理学部の一部学科は42.5と、学部間の偏差値差が25もあるのがこの大学の特徴だ。「Fランか?」と聞かれたら、理学部の偏差値だけを切り取ればそう見えるかもしれない。だが医学部67.5を持つ大学をFランとは呼べない。偏差値は学部単位で見る必要がある。
入試の実態もデータで確認しておこう。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 医学部 | 20.4倍 | 26.5倍 |
| 健康科学部 | 3.3倍 | 5.8倍 |
| 薬学部 | 2.9倍 | 3.4倍 |
| 看護学部 | 2.6倍 | 2.8倍 |
| 理学部 | 2.1倍 | 1.9倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
医学部は20倍超え。薬学部・看護学部も2〜3倍台をキープしている。理学部は2倍前後で比較的入りやすいが、全学部で倍率1倍台を割る学部はない。定員割れとは無縁の大学だ。
特に健康科学部は2024年度に5.8倍という高倍率を記録している。2020年に新設された学部だが、すでに受験生からの人気は高い。「誰でも入れる」とは程遠い入試状況であることは、データが証明している。
東邦大学の就職実績
偏差値だけで大学の価値は測れない。卒業後にどうなれるかが重要だ。東邦大学は医療系に特化した大学だけあって、就職データにはっきりとした強みが出ている。
就職率・国家試験合格率
| 学部 | 就職率 / 国家試験合格率 |
|---|---|
| 医学部 | 医師国家試験合格率 98.2% |
| 薬学部 | 薬剤師国家試験合格率 82.6% |
| 理学部 | 就職率 99.0%(臨床検査技師国試合格率 100%) |
| 看護学部 | 看護師国家試験合格率 100% |
| 健康科学部 | 看護師国試 97% / 保健師国試 100% |
| 全体(医学部除く) | 就職率 99.4% |
出典:スタディサプリ進路(2025年3月卒業生実績)
就職希望者644名中640名が就職。就職率99.4%。看護学部の看護師国試合格率は100%、理学部の臨床検査技師国試も100%。医学部の医師国試98.2%も全国平均を上回っている。医療系に特化した大学だからこそ資格と就職が直結しており、この数字は偶然じゃない。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 医療 | 東邦大学医療センター / 国立病院機構 / 国立成育医療研究センター / 東京都立病院機構 |
| 製薬・化学 | エーザイ / 第一三共 / 塩野義製薬 / スギ薬局 / マツモトキヨシグループ |
| 製造 | SUBARU / YKK / キヤノンメディカルシステムズ |
| IT | NTTデータ・アイ / 日立システムズ / 富士ソフト |
| 金融・インフラ | 千葉銀行 / 京葉銀行 / 京葉瓦斯 / 東海旅客鉄道(JR東海) |
| 公務員 | 厚生労働省 / 警視庁 / 東京都庁 |
出典:スタディサプリ進路 / 東邦大学公式(2025年3月卒業生実績)
エーザイ・第一三共・塩野義製薬といった国内トップクラスの製薬企業が並ぶ。さらにSUBARU、JR東海、NTTデータ系列と、医療系以外の業界にも就職実績がある。厚生労働省への就職があるのも、医療系大学ならではの強みだ。
東邦大学は3つの付属病院(大森・大橋・佐倉)を持ち、臨床実習の場が学内に確保されている。この環境が国家試験の高い合格率と就職率に直結している。約1,100社との協働関係があり、キャリア支援体制も手厚い。
同偏差値帯の大学と比べると?
東邦大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じく医学部を持つ医療系私立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(理系4年概算) |
|---|---|---|---|
| 東邦大学 | 42.5〜67.5 | 99.4% | 約600万円 |
| 北里大学 | 37.5〜62.5 | 99.5% | 約620万円 |
| 杏林大学 | 35.0〜65.0 | 98.7% | 約610万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / スタディサプリ進路(2024年度実績)
3校とも医学部を持つ医療系総合大学。偏差値帯は医学部の高い数値と理系学部の中堅帯が混在し、幅が広いのが共通点だ。就職率はいずれも98%を超えており、医療系に特化した大学の就職力の高さが際立つ。
学費は理系学部4年間で約600〜620万円と、私大理系としては標準的な水準。東邦大学は3校の中で学費がやや抑えめで、コスパの面でも悪くない選択肢だ。
「東邦大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「恥ずかしい」要素がどこにあるのかと疑問に思った人もいると思う。
東邦大学が「恥ずかしい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。理学部化学科の偏差値42.5という数字だけが切り取られ、大学全体が「Fラン」扱いされることがある。だが医学部67.5を含む大学であり、一部学科の偏差値で全体を語ること自体が的外れだ。
もう一つの要因は、医療系に特化した大学の知名度の構造にある。MARCHや日東駒専のような総合大学は誰でも名前を知っているが、東邦大学は「理系・医療系の人なら知っているが、文系の人にはピンと来ない」というポジションにいる。名前を言って「どこの大学?」と返される経験が、「恥ずかしい」という検索の温床になっている。
さらに、「愛知東邦大学」と混同されるケースも少なくない。愛知東邦大学は名古屋市にある別の大学で、偏差値帯も全く異なる。同名の別大学と混同されること自体が、知名度の問題を象徴している。
ただし、データを見ればわかる通り、東邦大学の実態は「恥ずかしい」というイメージとはかけ離れている。就職率99.4%、製薬大手への就職実績、国家試験の高い合格率——これは「恥ずかしい」では片づけられない実力だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、東邦大学は不安に思うような大学じゃない。医師国試98.2%、看護師国試100%、就職率99.4%——数字がしっかり証明している。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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