奥羽大学はやばい?恥ずかしい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:BF(Tier A)

就職率:100%(薬学部・就職希望者ベース・パスナビ)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:奥羽大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「奥羽大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、奥羽大学の現実をデータで確認していこう。

奥羽大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まず偏差値から確認しよう。奥羽大学は福島県郡山市にある私立大学で、歯学部と薬学部の2学部構成。河合塾の偏差値は両学部ともBF(ボーダーフリー)だ。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
歯学部 BF
薬学部 BF

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

河合塾ではBFだが、ベネッセの偏差値では歯学部・薬学部ともに46と表示される。河合塾とベネッセでは偏差値の算出方法が異なるため、見る媒体で印象が大きく変わる。BFだからといって「価値がない」わけじゃない。偏差値は入試難易度の指標であって、大学で何を得られるかとは別の話だ。

奥羽大学は歯学部・薬学部という医療系に特化した大学。歯科医師・薬剤師という国家資格を取得できる環境がある。この点は偏差値だけでは見えてこない強みだ。

次に、「誰でも受かるのか」を倍率で確認してみよう。

倍率推移

年度 歯学部 薬学部
2025年度 1.5倍 1.6倍
2024年度 1.6倍 2.0倍
2023年度 1.6倍 2.1倍

出典:パスナビ(2023〜2025年度入試結果)

薬学部は2023年度に2.1倍。1倍台後半〜2倍台で推移しており、受験すれば全員合格とは言えない水準にはある。歯学部も1.5〜1.6倍で安定している。BFだからといって、試験を受けずに入れるわけではない。

ちなみに2025年度の入試では、歯学部は募集80名に対し志願者133名・合格者83名、薬学部は募集100名に対し志願者126名・合格者78名。数字を見れば、一定の選抜は行われていることがわかる。

奥羽大学の就職実績

偏差値がBFだと「卒業しても就職できないんじゃないか」と思うかもしれない。でも奥羽大学は医療系の大学だ。卒業後の進路を見てみよう。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
薬学部 55 41 41 100%
歯学部 卒業後は臨床研修(1年以上)を経て歯科医師として勤務・開業

出典:パスナビ(2024年4月〜2025年3月卒業生実績)

薬学部の就職率は就職希望者41名全員が就職で100%。歯学部は一般的な「就職」とは異なり、卒業後に歯科医師臨床研修を経て、歯科医院への勤務や開業、大学病院・研究機関への進路をたどる。

ただし注意点がある。薬学部の卒業者55名のうち就職希望者は41名。残りの14名は薬剤師国家試験の再受験準備などが含まれる。奥羽大学の6年間でのストレート卒業・国試合格率は薬学部35.6%、歯学部45%。6年で卒業して国家試験に合格するハードルは高い。ここは正直に伝えておく。

逆に言えば、6年間しっかり学んで国家試験を突破できれば、就職には困らない。薬剤師も歯科医師も、資格があれば全国どこでも働ける。これがBF大学でも医療系が強い理由だ。

主要就職先

分野 主な就職先
病院 太田病院 / 坪井病院 / 福島赤十字病院
薬局 アインホールディングス / いまいメディカルグループ / クラフト
ドラッグストア ウエルシア薬局 / カワチ薬品 / クスリのアオキ
公務員・行政 会津若松福祉事務所 / 県中保健福祉事務所
歯学部(臨床研修先) 奥羽大学附属病院 / 東北大学病院 / 千葉大学医学部附属病院 / 京都大学医学部附属病院

出典:奥羽大学公式(令和5年3月卒業生実績)/ パスナビ

薬学部は病院・薬局・ドラッグストアと、薬剤師の王道ルートにしっかり就職している。アインホールディングスは調剤薬局業界最大手だ。行政職への進路もある。

歯学部の臨床研修先には東北大学病院や千葉大学、京都大学の附属病院も含まれている。BFの大学から国立大学の附属病院で研修できるのは、国家資格の力に他ならない。

同偏差値帯の大学と比べると?

奥羽大学だけを見ていても立ち位置がわからない。東北エリアの同偏差値帯の薬学部を持つ私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(6年概算)
奥羽大学(薬学部) BF 100% 約954万円
東北医科薬科大学(薬学科) BF〜35.0 94.2% 約1,190万円
岩手医科大学(薬学部) 37.5 72.0% 約1,200万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度卒業生実績)

注目すべきは学費だ。奥羽大学の薬学部は6年間で約954万円。東北医科薬科大学の約1,190万円、岩手医科大学の約1,200万円と比べると、200万円以上安い。私立薬学部としてはかなり良心的な学費設定だ。

就職率も100%で3校中トップ。もちろん母数が41名と少ないため単純比較は難しいが、就職希望者が全員就職できているという事実は評価に値する。「BFだから就職できない」というイメージとは真逆の結果だ。

「奥羽大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。奥羽大学の場合、河合塾でBFという数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

加えて、歯学部・薬学部ともにストレートでの国家試験合格率が高くないことも「やばい」と検索される一因だ。薬学部のストレート合格率35.6%、歯学部45%という数字は、6年間で卒業して国試に一発合格するのが簡単ではないことを示している。留年率の高さを含め、在学中の厳しさが「やばい」という検索に繋がっている部分はある。

ただし、データを見ればわかる通り、奥羽大学の実態は「やばい」という検索イメージとは異なる部分も多い。国家試験に合格さえすれば就職率100%、学費は私立薬学部の中でも低水準、臨床研修先には国立大学病院も含まれる。入口の偏差値ではなく、出口の国家資格で勝負できる大学だ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。奥羽大学には歯科医師・薬剤師という国家資格を取れる環境がある。薬学部の就職率100%、学費は私立薬学部の中でもかなり抑えめ。6年間しっかり学んで国家試験を突破すれば、全国どこでも働ける資格が手に入る。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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