ノースアジア大学はFラン?やばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:BF(Tier A)

就職率:100%(就職希望者ベース・パスナビ)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:ノースアジア大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「ノースアジア大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、ノースアジア大学の現実をデータで確認していこう。

ノースアジア大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。ノースアジア大学の偏差値は河合塾の数値で全学部BF(ボーダーフリー)。秋田県秋田市に本部を置く私立大学で、経済学部と総合政策学部の2学部構成だ。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
経済学部 BF
総合政策学部 BF

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

両学部ともBF。共通テスト得点率は経済学部40%、総合政策学部44%。ベネッセの偏差値だと35〜42の範囲で表示される。河合塾のBFは「不合格者が少なく偏差値を算出できない」状態を指すだけで、大学の教育の質や就職支援の実力とは別の話だ。

「誰でも受かる」という声については、倍率データで確認しておきたいところだが、ノースアジア大学は近年の入試倍率を公開していない。

倍率推移

年度 倍率
2025年度 データ非公開
2024年度 データ非公開
2023年度 データ非公開

出典:パスナビ / マナビジョン(2026年4月確認時点)

パスナビ・マナビジョンいずれも志願者数・合格者数が非公表となっている。BF帯の大学で倍率を公開していないケースは珍しくない。ただし、入口の倍率と出口の就職実績は全くの別問題だ。ここから先のデータを見れば、その意味がわかる。

ノースアジア大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でもこの大学の真価は、卒業後のデータに表れている。就職実績を確認しよう。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
経済学部 98 95 95 100.0%
法学部(現 総合政策学部) 69 68 68 100.0%
全体 167 163 163 100.0%

出典:パスナビ(2024年4月〜2025年3月卒業生実績)

就職希望者163名全員が就職。就職率100.0%。全国平均(約97%前後)を大きく上回り、全学部で就職希望者の全員が内定を獲得している。「Fランだから就職できない」という声がいかに的外れか、この数字が証明している。

ノースアジア大学は6年連続で就職率全国1位を達成した実績も持つ。1年次からキャリア形成科目を開講し、2年次・3年次にはインターンシップを実施。キャリアセンターによる一人ひとりへの個別サポートが、この数字を支えている。

主要就職先

業界 主な就職先
公務員 厚生労働省 / 国土交通省 / 秋田市役所 / 横手市役所 / 秋田県警 / 自衛隊
金融 秋田銀行 / 北都銀行 / 東北銀行 / 秋田信用金庫 / かんぽ生命保険
運輸・旅行 日本航空 / JALスカイ / ANA新千歳空港 / JTB / 日本貨物鉄道
宿泊 星野リゾート / 東横イン
流通・小売 ヨドバシカメラ / イオン東北 / ツルハ
IT・通信 ANAシステムズ / NTT東日本-東北
製造 TDK

出典:マナビジョン / パスナビ(過去3年間の実績)

厚生労働省・国土交通省という中央省庁への就職実績がある。JAL・ANA系への就職、星野リゾート・JTBといった観光業界、TDKのような上場メーカーも名を連ねる。地元秋田の金融機関への就職も厚い。

BFの大学から中央省庁に入っている事実は、偏差値だけで大学を判断することの無意味さを物語っている。秋田県売上高ランキング上位50社のうち46%に就職実績があるというデータも、地域での存在感を裏付けている。

同偏差値帯の大学と比べると?

ノースアジア大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じBF〜35帯の東北の私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
ノースアジア大学 BF 100.0% 約412万円
東北文化学園大学 BF〜35.0 99.1% 約432万円
富士大学 BF〜35.0 95.7% 約453万円

出典:各大学公式 / パスナビ / スタディサプリ進路(2024年度実績)

就職率は3校中トップの100.0%。学費も4年間で約412万円と、東北の同偏差値帯の私大と比べて最も安い水準にある。初年度納入金は118万500円(入学金20万円・授業料66万8000円・施設費22万5000円等)で、私大としてはかなり抑えられている。

「BFの大学に高い学費を払う意味があるのか」と思う人もいるかもしれない。でも就職率100%と主要就職先リストを見れば、投資対効果は決して悪くないことがわかる。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。

「ノースアジア大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)という偏差値表示は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。ノースアジア大学も、全学部BFという数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、2007年に「秋田経済法科大学」から「ノースアジア大学」に改称した経緯もある。名称変更は大学の知名度やブランドイメージに影響を与えやすく、旧名を知る世代からは「聞いたことがない大学」として扱われることもある。加えて秋田県という地方に立地しているため、首都圏や関西圏の大学と比べて情報が少なく、実態が伝わりにくい面もある。

だが、データを見ればわかる通り、ノースアジア大学の就職実績は「Fラン」では片づけられない水準にある。就職率100%、中央省庁やJAL・ANAグループへの就職——これは偏差値という1つの指標だけでは測れない成果だ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率100%。厚生労働省・日本航空・秋田銀行・星野リゾート——ノースアジア大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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