偏差値帯:40.0〜55.0(Tier B)
就職率:歯科医師国試合格率77.2%(全国平均超)/歯科衛生士国試100%
藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」
「九州歯科大学 やばい」と検索してるってことは、自分の状況を冷静に見れてる証拠。俺も似たような偏差値帯の大学出身だから、この空気感はよくわかる。
でも、悩んでる時間がもったいない。今更変えられないことより、ここからどうするか。まずは九州歯科大学の現実をデータで確認していこう。
九州歯科大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。九州歯科大学は全国29の歯科大学・歯学部の中で唯一の公立大学だ。歯学科と口腔保健学科の2学科で構成されている。
学科別偏差値
| 学科 | 偏差値(河合塾) | 共テ得点率 |
|---|---|---|
| 歯学科 | 55.0 | 69% |
| 口腔保健学科 | 40.0 | 50% |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
歯学科は偏差値55.0、共テ得点率69%。国公立大学の歯学部として標準的な水準だ。一方、口腔保健学科は偏差値40.0と大きく開きがある。この学科間の偏差値差が15ポイントあるのが九州歯科大学の特徴で、「やばい」と検索される原因の一つでもある。ただ、歯学科と口腔保健学科はそもそも養成する人材が違う。歯科医師を目指す歯学科と、歯科衛生士を目指す口腔保健学科を同列に比較するのはナンセンスだ。
入試の実態も見てみよう。国公立大学だから共通テスト+二次試験が必要で、受験機会は基本的に前期1回のみ。
倍率推移(前期日程)
| 年度 | 歯学科 | 口腔保健学科 |
|---|---|---|
| 2025年度 | 4.0倍 | 1.6倍 |
| 2024年度 | 4.0倍 | 1.2倍 |
| 2023年度 | 3.5倍 | 1.9倍 |
出典:パスナビ / 九州歯科大学公式(各年度入試結果)
歯学科は毎年3.5〜4.0倍。国公立で前期一発勝負の中、4倍近い倍率が続いている。「誰でも入れる」ような大学では全くない。口腔保健学科は定員25名と少人数のため年度による変動が大きいが、2025年度は志願者65名に対し定員25名と、こちらも決して楽な入試ではない。
九州歯科大学の就職実績
歯科大学の就職実績は、一般の大学とは少し見方が違う。歯学科は歯科医師国家試験、口腔保健学科は歯科衛生士国家試験に合格することが、そのままキャリアの入口になる。だから国家試験合格率=就職力と考えていい。
国家試験合格率
| 学科 | 国家試験 | 合格率 | 全国平均 |
|---|---|---|---|
| 歯学科 | 歯科医師(第118回・2025年) | 77.2% | 70.3% |
| 口腔保健学科 | 歯科衛生士(2024年) | 100% | ― |
出典:厚生労働省 第118回歯科医師国家試験合格状況 / 九州歯科大学公式
歯科医師国家試験の合格率は77.2%で、全国平均70.3%を上回っている。私立歯学部には合格率50%を切る大学もある中で、この数字は安定した教育力の証拠だ。口腔保健学科の歯科衛生士国家試験は100%合格。全員が資格を取得して卒業している。
主要進路先
| 学科 | 主な進路 |
|---|---|
| 歯学科 | 歯科診療所(開業医勤務)/ 病院歯科・口腔外科 / 保健所・行政機関 / 大学院進学 |
| 口腔保健学科 | 病院・歯科診療所(歯科衛生士)/ 医療福祉施設 / 大学院進学 |
出典:九州歯科大学公式 進路データ(2024年度卒業生実績)
歯学科の2024年度卒業生は、歯科診療所18名、病院2名、公務員1名、大学院進学4名。九州圏内の歯科医療を支える人材を毎年送り出している。1914年の創立から110年以上の歴史があり、九州の歯科医療界における存在感は大きい。口腔保健学科も就職希望者19名全員が就職を決めており、就職率100%だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
九州歯科大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ九州エリアの歯科系大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 歯科医師国試合格率 | 学費(6年概算) |
|---|---|---|---|
| 九州歯科大学(公立) | 40.0〜55.0 | 77.2% | 約350万円 |
| 長崎大学歯学部(国立) | 57.5 | 約80% | 約350万円 |
| 福岡歯科大学(私立) | 46.0〜50.0 | 49.5% | 約2,725万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / 厚生労働省 第118回歯科医師国家試験合格状況
この比較表を見てほしい。九州歯科大学の6年間の学費は県内者で約350万円。同じ九州の福岡歯科大学(私立)は約2,725万円。その差は約2,375万円。しかも国試合格率は九州歯科大学の方が圧倒的に高い。
長崎大学歯学部は偏差値・合格率ともにやや上だが、学費は国立標準額でほぼ同じ。九州歯科大学は公立大学として、国立と同水準の学費で歯科医師を目指せる数少ない選択肢だ。コスパで言えば、全国の歯科大学の中でもトップクラスにある。
「九州歯科大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
九州歯科大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中堅帯に位置するため、上を見れば国立歯学部の壁があり、下を見れば私立歯学部の苦境が目に入る。その“はざま”にいること自体が不安を生みやすい構造がある。
最も大きいのは、歯学科55.0と口腔保健学科40.0の偏差値差だ。口腔保健学科の40.0という数字だけを見て「やばい」と感じる人がいる。でもこれは養成する職種が違うのだから、単純に比較してはいけない。歯学科の55.0は国公立歯学部として十分な水準だ。
もう一つは、歯科業界全体への不安。「歯科医師は過剰」「歯医者はコンビニより多い」という話を聞いたことがある人も多いと思う。ただ、九州歯科大学は公立で定員95名と少人数。国試合格率は全国平均を上回り、九州の歯科医療を支えるOB・OGネットワークも厚い。歯科業界の課題はあるにせよ、この大学の卒業生が食えなくなる状況とは全く別の話だ。
ただし、データを見ればわかる通り、九州歯科大学の実態は「やばい」という検索イメージとは異なる部分が多い。公立大学で学費が安く、国試合格率は全国平均超。冷静に見れば、むしろ堅実な選択肢だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値の数字だけ見て不安になる気持ちはわかる。でも国家試験合格率や学費のコスパを見ると、「使い方次第」の大学だとわかる。
全然どん底なんかじゃない。俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。
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