健康科学大学はやばい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:BF(Tier A)

就職率:99.4%(就職希望者ベース・パスナビ)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:健康科学大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「健康科学大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、健康科学大学の現実をデータで確認していこう。

健康科学大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。健康科学大学は山梨県にある私立大学で、健康科学部と看護学部の2学部構成。河合塾の偏差値は全学部BF(ボーダーフリー)となっている。

学部別偏差値

学部・学科 偏差値(河合塾)
健康科学部 リハビリテーション学科(理学療法学) BF
健康科学部 リハビリテーション学科(作業療法学) BF
健康科学部 人間コミュニケーション学科 BF
看護学部 看護学科 BF

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

全学部BF。「Fランか?」と聞かれたら、偏差値の数字だけ見ればそう言われても仕方ない水準にある。これは正直に認めておく。ちなみにベネッセの偏差値だと41〜47の範囲で表示される。河合塾とベネッセで数値の出し方が違うから、どちらを見るかで印象は変わる。

ただ、この大学は医療系の資格取得を前提とした専門職養成大学だ。偏差値だけで測れない面がある。理学療法士・作業療法士・看護師——これらの国家資格を取得できるかどうかが、この大学の本質的な価値を決める。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。

「誰でも受かる」という声についても、入試データで確認しておこう。

倍率推移

年度 健康科学部 看護学部
2025年度 1.1倍(志願180/合格169) 1.0倍(志願151/合格146)
2024年度 1.0倍(志願177/合格170) 1.0倍(志願147/合格146)
2023年度 1.0倍(志願194/合格190) 1.0倍(志願161/合格157)

出典:パスナビ(全選抜合計・2023〜2025年度入試結果)

倍率は1.0〜1.1倍。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。ただ、倍率が低い=価値がないではない。医療系の大学は入学後のカリキュラムが厳しい。入口は広くても、国家試験に受からなければ意味がない。だからこそ「入った後にどうなるか」が重要になる。

富士山キャンパス(健康科学部)と桂川キャンパス(看護学部)の2キャンパス制で、少人数教育を強みとしている。学生一人ひとりに手厚い指導ができる環境が、この大学の見逃せないポイントだ。

健康科学大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも、医療系大学の真価は卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
健康科学部 124 110 109 99.1%
看護学部 48 48 48 100%
全体 172 158 157 99.4%

出典:パスナビ(2024年度卒業生実績)

就職希望者158名のうち157名が就職。就職率99.4%。看護学部は100%だ。全国平均(約97%前後)を大きく上回っている。「やばい」と検索される大学の実態としては、かなり優秀な部類に入る。

医療系の資格職は、資格を取得すれば就職先に困ることがほぼない。健康科学大学の場合、理学療法士・作業療法士・看護師・保健師といった国家資格の取得が卒業と直結しており、この高い就職率はその構造的な強みから来ている。

主要就職先

分野 主な就職先
大学病院 山梨大学医学部附属病院(10名) / 順天堂大学医学部附属病院 / 信州大学医学部附属病院
公立・中核病院 山梨県立中央病院(3名) / 富士吉田市立病院 / 市立甲府病院 / 大月市立中央病院
赤十字・国立病院 山梨赤十字病院 / 国立病院機構甲府病院
リハビリ・専門病院 甲州リハビリテーション病院(4名) / 湯村温泉病院 / 石和温泉病院
県外病院 静岡県立がんセンター / 上野原市立病院 / 都留市立病院
公務員(保健師) 山梨県庁 / 甲府市役所

出典:健康科学大学公式(2021〜2024年度卒業生実績)

山梨大学医学部附属病院に10名——これが最大の就職先だ。県立中央病院、赤十字病院、国立病院機構と、地域の中核医療機関にしっかり人材を送り込んでいる。順天堂大学病院や信州大学病院など、県外の大学病院への就職実績もある。

看護学部からは保健師として山梨県庁や甲府市役所に就職する卒業生もいる。年間約7,000件の求人が看護学部に届くという数字は、医療人材としての需要の高さを物語っている。偏差値BFの大学からこれだけの就職先が出てくる。これが医療系大学の強みだ。

同偏差値帯の大学と比べると?

健康科学大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ山梨県内の私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
健康科学大学(リハビリ) BF 99.4% 約527万円
山梨学院大学 BF〜35.0 89.1% 約500万円
山梨英和大学 35.0 94.4% 約445万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

偏差値帯はほぼ同水準。だが就職率に明確な差が出ている。山梨学院大学89.1%、山梨英和大学94.4%に対して、健康科学大学は99.4%。10ポイント近い差がある。

学費は4年間で約527万円(リハビリテーション学科)。医療系の私大としては平均的な水準だ。なお、人間コミュニケーション学科は約375万円、看護学科は約577万円と、学科によって差がある。学費だけ見ると安くはないが、国家資格を取得して就職率99.4%という出口を考えれば、投資対効果は悪くない。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。

「健康科学大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)という表示は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。健康科学大学も、全学部BFという数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、健康科学大学は2003年開学と比較的新しい大学で、知名度が高いとは言えない。山梨県内でも山梨大学や山梨学院大学と比べると名前が挙がりにくく、「聞いたことがない大学=やばい大学」という短絡的な見方をされやすい面がある。

でも、データを見ればわかる通り、実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率99.4%、山梨大学病院への就職実績10名——これは「やばい」では片づけられない成果だ。医療系の専門職養成大学として、入口の偏差値ではなく出口の実績で評価されるべき大学だと思う。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率99.4%。山梨大学病院・県立中央病院・赤十字病院——健康科学大学からでも、国家資格を武器にこれだけの就職先がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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