偏差値帯:60.0(Tier D)
就職率:95.4%(就職希望者ベース・パスナビ)
藤原の一言:「俺から正直に言わせてもらうと十分すごい」
「岐阜薬科大学 Fラン」と検索してここに来たのか。早慶や旧帝と比べて「もう少し上に行きたかった」という気持ちがあるんだと思う。上を見ればキリがないから、その感覚は理解できる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から正直に言わせてもらうと、岐阜薬科大学は十分すごい。データで確認してみてほしい。
岐阜薬科大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。岐阜薬科大学は岐阜市が設置する公立の薬学単科大学で、1932年創立の歴史がある。河合塾の偏差値は60.0。共通テスト得点率は78%だ。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 薬学部 薬学科(6年制) | 60.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
薬学単科大学のため学部は薬学部のみ。偏差値60.0は全国の薬学部の中でもトップクラス。公立大学の薬学部は全国でも数えるほどしかなく、その中でも高い入試難易度を誇っている。共通テストの比重が非常に高く、配点の約64%を共通テストが占める。共通テストでの勝負がほぼ合否を決める構造だ。
俺の偏差値37の大学とは、正直もう別世界。これで「Fラン」は、本当にありえない。
倍率推移
| 年度 | 倍率(全選抜合計) |
|---|---|
| 2025年度 | 3.6倍 |
| 2024年度 | 5.2倍 |
| 2023年度 | 3.5倍 |
出典:パスナビ / PharmAssist(各年度入試結果)
倍率は3.5〜5.2倍。2025年度の一般選抜(中期日程)は志願者643名に対して合格者112名で倍率3.4倍、学校推薦型選抜は志願者210名に対して合格者51名で倍率4.1倍。年度によって波はあるが、安定して高倍率を維持している。公立大学で受験機会が限られる中でこの倍率だから、受かった時点で十分に実力がある。
岐阜薬科大学の就職実績
就職データも確認しておこう。ただ、Tier Dの大学のデータは良いに決まっている。だから長々と証明はしない。事実だけ並べる。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 卒業者数 | 121名 |
| 就職希望者数 | 108名 |
| 就職者数 | 103名 |
| 就職率(就職希望者ベース) | 95.4% |
| 進学者数 | 13名 |
出典:パスナビ(2024年度卒業生実績)
薬学部は6年制のため、卒業後に大学院進学する学生もいる。就職希望者ベースの就職率は95.4%。薬学部の場合、薬剤師国家試験の結果が就職に直結するため、国家試験に合格すればほぼ確実に就職できる構造になっている。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 薬局(39%) | ウェルシア薬局6名 / 中部薬品5名 / 日本調剤4名 / サンドラッグ3名 / アインホールディングス3名 |
| 病院・診療所(32%) | 病院薬剤師として各地の医療機関へ |
| 製薬・化学企業(18%) | 中外製薬4名 / 大塚製薬3名 / 研究開発・学術・営業職 |
| 官公庁(5%) | 国家公務員・地方公務員(薬事行政) |
出典:パスナビ / 岐阜薬科大学公式(2024年度卒業生実績)
中外製薬・大塚製薬といった大手製薬企業への就職実績がある。他の国公立・私立薬学部と比較しても、製薬企業の研究開発職や国の行政機関への輩出実績が多いのが岐阜薬科大学の特徴だ。1932年の創立以来、製薬業界に多くの卒業生を送り込んできたネットワークが今も生きている。
同偏差値帯の大学と比べると?
同じ偏差値帯の国公立薬学部と並べてみる。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(6年概算) |
|---|---|---|---|
| 岐阜薬科大学 | 60.0 | 95.4% | 約372万円 |
| 静岡県立大学(薬学部) | 55.0〜57.5 | 約98% | 約350〜372万円 |
| 富山大学(薬学部) | 59.0 | 約98% | 約350万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値は3校の中で岐阜薬科大学が最も高い。学費は6年間で約372万円(岐阜市内在住なら約350万円)。私立薬学部の6年間学費が1,000万円を超えることを考えると、コスパは圧倒的に上だ。国公立の薬学部というだけで、学費面では大きなアドバンテージがある。
就職率がやや低く見えるのは、薬剤師国家試験の合格率が年度によって変動するため。合格すれば就職先は確保できる構造だから、数字だけで判断するのは早計だ。
「岐阜薬科大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「Fラン」と検索される理由がわからないと感じた人も多いはず。偏差値60.0、倍率3〜5倍台の大学が「Fラン」と言われる背景には、大学固有の事情がある。
最大の原因は知名度の低さだ。岐阜薬科大学は薬学単科大学で、学生数も少ない小規模な大学。総合大学のように多くの学部を抱えていないため、全国的な知名度がどうしても低い。「岐阜」「薬科」という名前だけ聞いて、地方の小さな私大だと誤解する人がいる。実態は岐阜市が設置する公立大学で、1932年創立の歴史ある薬学教育機関なのだが、そこまで知っている人は少ない。
もう一つは、「薬科大学」という名称への誤解。全国には私立の薬科大学が多数あり、中には偏差値がBF(ボーダーフリー)に近い大学もある。「薬科大学=入りやすい」というイメージが先行して、岐阜薬科大学もその括りで語られてしまうことがある。だが実態はまるで逆で、偏差値60.0は全国の薬学部の中でもトップ層に位置する。公立大学として学費も安く、製薬企業への就職パイプも太い。
さらに言えば、岐阜薬科大学は全国の大学ランキングで全767大学中28位、国公立178大学中16位という評価を受けている。上位4%に入るトップ層の大学だ。これで「Fラン」は、完全な事実誤認でしかない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データが証明してる通り、岐阜薬科大学は偏差値・就職率・学費のコスパ、どこを切っても不安に思う要素がない。公立薬学部としての学費の安さ、製薬企業への就職パイプ、1932年からの歴史——この大学にしかない強みがいくつもある。
「Fラン」と検索される原因は、大学の質ではなく単科大学ゆえの知名度不足。中身は全く別物だ。
俺みたいなFラン出身者から見れば、あなたの環境はかなり恵まれてる。全然どん底なんかじゃない。その環境を活かして、大学生活を楽しんでほしい。
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